大峰奥駈道 行仙宿から笠捨山、地蔵岳、四阿岳 2020/03/15 新宮山彦グループにて |
コースタイム 林道登山口 行仙宿 笠捨山 地蔵岳 四阿岳 R425各所作業 総時間08:40~16:25 ヤマレココース図 |
雪が少なかった2019年冬だが、大峰奥駈道は雪害や風害で冬期にコースの痛みが出る この奥駈道を毎年春の連休まで整備と点検を行っている新宮山彦グループ 今年も多くの仲間が集合してその点検を行った |
四の川林道の赤い階段から行仙宿小屋を目指す 資材と小屋準備用品はモノレールに乗せ浦向道分岐まで上げる 小屋は冬季も点検や整備が有り今年は痛みが少ない 初めて参加する方は小屋の綺麗さは無人小屋を感じないと言う 小屋は無人だが、宿泊者や利用者に一泊2000円以上の志納金で運営がなされているが、私金の持ち出しも多い小屋管理だ 各自笠捨山に向かって行動を開始する 途中で、明治、大正、昭和初期と十津川村から下北山村に郵便を配達した逓信道をも整備して、非常時の巻き道として整備を続ける仲間 逓信道分岐 ルート整備は二班で逓信道整備と奥駈道に分かれる 逓信道はここ最近の台風被害が激しく整備しても整備しても追い付かない状態だが、通行は確保されている マサカと雪が積もった笠捨山、アイゼン準備が無く注意のいる斜面だ |
登ってゆけば雪もそこそこあるが、見晴らしは良く大峰の主尾根や付近の山々は見晴らしがよい 予想通り倒木は少ないが、チェンソーを担ぐ会員は重量も有り大変だった 最後の登りはやはりしんどい コース的には道標やマークが有り分かりよいが、霧や雨、夜間通行は最大の準備がいるのが奥駈道だ 踏跡は有っても動物や雨ですぐに消えることが多い それでも近年はずいぶんと分かりよくなった 山頂手前の蛇崩山や茶臼山分岐には注意がいる 山頂で仲間がそろう 二等三角点、笠捨山が乗る |
下りにも積雪が有り、急傾斜の斜面は注意深く下る 下り切って逓信道出会いだ その先でくず川辻に出会う 葛川辻から上葛川に巻けるが、安心できるコースでもない 点検が怠れば道抜けなどが起こる 又、水場にも行けるが簡単に行ける水場ではない 大峰で水補給の事故は多い |
小ピークを越えれば鉄塔が出る 鉄塔下で昼食と休憩だ ここからが南奥駈道の核心部で危険個所が続く 倒木も多くなり少し時間がかかった コースは険路となり〇危の連続で少し白い雪に注意がいる状態だ 地蔵岳への取りつきまでに小ピークをトラバースして、槍ヶ岳下を巻き、地蔵岳と槍ヶ岳のギャップを超え地蔵に立つ |
クライミング未経験者が汗を流すのが、地蔵岳越えの鎖場で、地蔵岳の地蔵様は山頂では無く、山頂下に有り巻き込んで見に行くが、その先は垂直鎖場、おちつけばホールドが多く鎖もあり、頑張れば案外簡単に下れる 二回目に出る鎖場もそこそこの難所だ |
地蔵岳と次の鎖場を超えればチョット険路な縦走路 四阿岳の山頂を見のがさず注意する 今日は、時間的都合で四阿岳からR425に下るエスケープルート、登山道ではないが新宮山彦グループは利用するルートだ 地形図が読め補助的にGPSが有ることをお勧めするクートだが、特別な険路ではない 四阿岳からは全植林内ルートだ 杣道を下る事になるが、踏み跡は薄い マークは、コースが曲がる所に下写真の杭が、後はテープや切株に目印としての小石が置かれています ケルン状の小さな石積みです コースは杣道です。尾根をまっすぐ下るものではありません あわてずじっくりとコースを見てください 大きな地形図も書けません ヤマレコの軌跡をリンクしておきます |
下山場所に山彦代表の沖崎氏が待っていてくださった 下山予定は大きく遅れていたが、笑顔で迎えて下さる 初参加の方たちも自然と笑顔が出る |
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