奥高野古道 的場山、陣ヶ嶺、曽和山 2016/08/13 単独 |
コースタイム 清川橋09:35-曽和宅10:35〜10:47-廃屋10:53小休止-テレビアンテナ11:29-林道11:37-四等点上垣内11:44-的場山12:08-陣ヶ嶺12:41 昼食場12:50 下山 昼食場13:20-林道入り口13:34-鐘割峠13:57-樫原14:59-清川橋P15:20 総時間、5時間45分、休憩含む |
2016/06/12日に廃校に成った杖ヶ薮小中学校の有る清川橋から東又、城本山、樫原と周回したが一般的コースではなかった 今回、同じR371の清川橋横に路駐して、樫原の子安地区から、的場山、陣ヶ峰、曽和山、と登り、下山を東又、清川とした 前回は、東又の住人に話を聞いたが、今回は子安(明治地図は小安と表記)の曽和宅で話を聞いた。 曽和の奥様とは二度目の出合いだ。 そもそも、前回の古地図道探索のリベンジと言った所だが、当時の間路は状態よく残り、今もハイキング道として十分使える道だった 今回は廃版に成ったエアリアマップと古地図を参照にして、現在地図と照らし合わせた |
廃校になった清川の杖ヶ薮小中学校側の、R371の凸地に路駐して、今回は樫原に向かう左回りだ 道は良いが薄暗いコンクリ舗装の道をテクテクと歩く。 沢の流れがあり、気温は低そうだが、汗は流れた 住人の数より多いだろう地蔵は花が添えられ信仰の深さが見える古道だ ドンドン登れば道が分岐し、左が前回下った樫原地区、右が今回取り付く子安地区だ。 子安地区の現在地名は樫原で、子安は地区の子安地蔵からそう呼ばれていると、住民の曽和家の奥様 分岐には水が湧き出し取水できる 分岐写真 熊注意の看板は古いところを見ると、以前から熊が出ているのだろうが、曽和さんはそう書いていると気にかけてはいない 私は、一応大峰鈴を用意した。 道成りに舗装路を登って行けば、桜峠に出る 地図を眺めながら集落に向かう。谷を渡るところに地図に出ない道が分岐する 地図軌跡は、道を外しているから少し分かりにくいかも 直ぐ上の車道が行き止まる所に寺が有る。 その横にコンクリ舗装の小道が有りそこが、間路の名残道だ。 曽和の奥様に聞いたが、この寺が子安地蔵で、少し前まで地蔵日の祭りには、店が出て遠くは大阪や奈良、近隣の人で賑わった 店が出てそれは賑やかだったとか、今は家は管理されているが住民は曽和家の方たちだけらしい こんな奥地に住む事は無いと諦めた話を聞く 田の話になり、曽和さんの田はなんと宿にあったとか、今の宿り温泉癒しの湯の所だ。 今なら車で10分か20分だろうが、道の無い明治、大正、それ以前を考えるとすごい話だ。 道の話しに成り、人は通らないから道は荒れるが、せめて自分の山の道ぐらいは持ち主が管理したらと、良人は嘆くという 貴方達のような山登りの方が、沢山登ってくれれば道は残るだろう 又来て下さいと歓迎の言葉を戴いた 舗装路を上に登ればやや大きな杉が出て、その上の廃屋が最上の家だとか、その上に祠が有ると聞いたが、分からなかった 廃屋下は道が分岐している。 家は多分東向きだろうと左手に入ったが、家前で行き止まり、最度右手に取り付きなおした そのまま未舗装路を登ってゆく |
道成りに登ればいい 植林から自然林になり、クネクネと曲がりながら登る この付近の山は、曽和家のものらしい。 曽和の奥様も言われたが、この道は野迫川村の立理荒神のお参り道として開けたそうだ 今も状態は良い テレビアンテナが出て道は分岐するが地形図から右手に取った |
アンテナからは尾根は近い 尾根道は林道に成っている。 林道はトレイルランコースに成っているが、完全古道は弘法大使が高野山を発見した道という 四等点 林道に飛び出した所を振り返る↑ ここから四等三角点上垣内↑へ尾根を登る その直ぐ前の尾根に乗り四等三角点上垣内を探索した 再び林道に出て、車道までひたすら歩くが、途中に大峰山から釈迦ヶ岳まで見張らせるポイントが有る 車道に出た前から尾根に入りピークに出ればそこが的場山だ。 尾根伝いで天狗木峠に下って行くが、方向取りを間違うと大変だ 少し戻って写真の所から尾根に入ろう。又はピストンをするほうが良いだろう 天狗木峠の位置は車道によって変わったのだろう 地蔵の案内が少しオカシイ、 新しい石表が出来ている |
現在の天狗木峠には休憩所があるが、使うことは出来ないほど傷みがある トイレは封鎖されていた 野迫川側に30mも歩けば、陣ヶ峰への取り付きがあり、道成りに登ろう 最初は良いが、舗装部分は急坂で大汗を流した 金比羅宮の祠が出るが痛みは激しい 金比羅宮から高野山方面の古道は祠の裏に有る。今日は行かない その少し先に一等三角点、陣ヶ嶺が出る そこが、陣ヶ峰山頂だ。未だ少しだが高野の街が見張らせる所がある 陣ヶ峰から見た高野の町と一等三角点、陣ヶ嶺、1106.2m |
兎に角無風だ。風道を探りながら下山するが、モウ13時、我慢強い私もお腹がすいた 少し下ったところに小枝が揺れる風道が出た。ヤレヤレ昼食だ 天狗木峠まで下り登った林道へと入ってゆく 林道から曽和さんの山のピークを訪ねた。 少し笹が生えこんでいたが、ピークには測量杭があった |
鐘割峠は、東又、樫原、野迫川の野川への分岐だ ここに車が捨てられている 車の下が樫原へ 車の上が東又へと下る 小道は良い。秋は立ち入り禁止の古い看板が出た 今日は尾塚には行かない 尾塚への分岐には小さなテープが巻かれていた。 尾根を巻く格好で小道は下る 途中に道は分岐した。地図を良く見よう 808mピーク西下付近は広いタオで、小道はやや不鮮明だが、道測量の杭が有る 前回は、ここで楽々コースに入り、結果大きく間違った 右端の写真は振り返った写真 |
後は道なりだが、あと少しのところで道跡が薄くなり、古い石垣に惑わされるが、ここまで来れば強引に下ろう。それらしい物が有る シザで道の隠れたところや道だろうかと思うところがあるが、石垣の下道を下ってゆけばよい フミマロと書かれた木が出ればそこをそのまま下ればよい 民家が見えるとそこが樫原だ 取り水は川ではなく山からの湧き水だ。 広い道に出れば道成りに下れば、清川に出る。 右端の写真は樫原の登山口を見たものだ |
一汗流すリベンジだったが、なにやらすっきりとした このコースを、エアリアマップが紹介したころは登山者も多かったのだろうが、今は無い 古道好きな方には、一度はお勧めのコースだった 廃校の杖ヶ薮小中学校と清川橋、 |
戻る |