榛原、室生 大平山から榛原荷坂と竜鎮渓谷 2016/04/05 二人 |
地図のページにリンク コースタイム、唐尾峠8:20-光明岳8:28-△点桃木谷09:15-大平山10:05-△点四つ辻11:45-食事11:55〜12:22- 深谷川13:20-唐見ヶ峠14:50-西光寺15:15-唐尾峠16:21 適所で立ち休憩程度 総時間約八時間 |
2016/03/16日に同じ仏隆寺から、飯森塚山、三鈷ヶ岳、土山、高峰山、大平山と周回した時の記事をお読み下さった方から、仏隆寺北側の光明岳登山口(魔尼山)をアドバイスしてくださるメールを頂いた 天気も良いだろうし、桜が満開とみたショウタンは、ご近所のKさんを誘って、光明岳(魔尼山)をトップにKさんが希望の山を取り入れながら、現場で読図して周回を組んだ。 山名やコースアドバイスは、炉端山友会の宝来の鈴さんから写メを頂いた(各種地図) |
仏隆寺は古刹で桜の古木が有名なお寺だ。 桜の時期はその賑わいを増す事は有名だ。そんなことから仏隆寺への駐車は遠慮して、室生古道を歩かず、車で唐戸峠に登った 唐戸峠の広場に車を止め、室生古道を仏隆寺側に下り、地図の谷から光明岳(魔尼山)に登った 唐戸峠から山頂までの時間は20分程度、途中まで良く踏まれているが、山頂付近は踏み跡は薄い 山名板は字の消えたものが一つ有るだけで賑わいはなさそうだ 唐戸峠 谷から入り小道を登り、峠から左へ尾根を登れば山頂へ 仏隆寺上の光明岳(魔尼山)と仏隆寺全景 |
ただ登っただけの山頂だが、その下には垂直の崖があることは下からしか見えない 引き返し、尾根を伝って四等三角点桃木谷に登る。 峠を越え、植林内を登る。傾斜は有るが歩き良い。所が、正面に笹と岩が立ちふさがる 本日の最難所かとKさんと正面を眺める 笹の密集は10m程度で問題はなさそうだが、動物道が見当たらない 動物も登れない岩かと、岩装備を覚悟した。 とりあえず10m程度登り様子を見た。笹ブッシュにはなれた二人だ。岩下に出ると立ち木はシッカリとしている リュックを絞めなおし、岩に一歩を掛けたが登りよさそうだ 落石も心配なさそうで、大岩はシッカリと重なり全体重を掛けたが安心だ 続くKさんにOKを出し、思い思いのコースを登った 岩部分は高さ10m以下程度、その上は岩の間を上手く登れ斜面と変わる 斜面は、笹が生えるが、動物道があり、大きなショウタンも難なく通れる 主尾根に突き上げ、四等点桃木谷に向かって、宝来の鈴さんがピンク板に残した点名を探したがそれは無かった |
主尾根は歩いて記憶が深い 高峰山から大平山にと尾根を伝うが、Kさんはコンパスで尾根角度を取り現在地を探っていた この付近はタムシバやクロモジが多く花は美しい 小さなアップダウンは傾斜があり一汗流すだろう この尾根の注意点は、一箇所急に下り尾根が見えないところがある マークがシッカリと打たれているが、話し込んで歩いたり注意を怠ると尾根を外すだろう その場所は地図に記した マークが打たれているが、尾根の続きが見えないところ 此処から急激に下り、尾根の状態がコロット変わる、倒木が増え歩きにくくなるがたいした問題ではない タムシバが白く咲き美しい白い花を見せる |
大平山は、小さな山頂だが、マダマダ冬枯れの樹間から赤埴の村や高城山、三郎岳方面が望め美しい 山頂は三等三角点大平山(たいへいざん)が鎮座する 標高711.20m 北緯34°31′17″.1103 東経136°00′11″.7397 点名はたいへいざんと読む(大平山) |
前回は、谷まで下ったが谷上の尾根を荷坂(みのさか)に下った 尾根先に林道が出て少し読図がややこしかったが、谷道との出会いでコンパス角が合い現在地を掴む 林道はコンクリ舗装があり歩き良い、途中の破線道などを特定しながら、荷坂への車道に突き当たる タムシバが多く咲きクロモジは香りを楽しませてくれる 荷坂の村入り口に新道開通の記念碑が有り、その手前50m程度の車道の坂を登って行く 左手に廃屋がでたるが道の桜は美しい、右手にも廃屋、途中の家マークや、破線道を確定しながら、地形や道角度から現在地を探る 峠の上に墓が有り、釈何がしの墓標、浄土真宗のお墓だ。 読図から、三角点、四つ辻を特定しようとこのコースを選んでいた どうやら、三角点を尋ねる宝来の鈴さんも登ったようで、写メには四角いマークが有った 三角点は簡単に見つかったが、奈良の三角点には、上田倖弘先生のマークが多く残っているが、此処はテープの一巻きも無かった 点で昼食も良いが、モウ、ダニ君の暗躍時期、林道の日当たり場所で昼食にしたが、アララ、ショウタンのパンツに一匹ノソノソと、一発パンチを食らわすとどこかに落ちた |
三角点から、竜鎮川まで、エアリアマップも地理院も黒線と破線で下れる 途中の破線道もほぼ確認できた。多分有るか、消えていても破線が有ったと言う事は、動物なら通れる程度と見ていた 破線に変わる付近まで、簡単に行けたが、尾根から竜鎮川に下る破線道はまるで見つからない スマホのGPSアプリで現在地を探ったが、間違いは無い エーイと羊歯の中を直下だ。 下ってゆくと、やはりそれらしいものは見えたが、トラバースは出来そうにない マタマタ、直下だ。Kさんもブッシュマン、私より上手く下ってゆく 最悪懸垂下降かと腹を決めたが、下に植林が見え、オッ下れると確信した 植林は、人が入った証拠、道は外していないと、マタマタ岩斜面を下り、下の植林が見えた その先に、竜鎮川が見える。 植林内に炭焼きの跡が出て、道らしいものが、上手く下れる所を目視して竜鎮川沿いの遊歩道に下れた ロープも使わず下れた。 ほんの少し左右にずれれば渡渉か、懸垂下降が必要だった Kさんにショウタンの山読みは素晴らしいとお褒め頂くが、内心はハラハラドキドキ、ロープ25m、120cmテープ1、60cmテープと、ブルージック一本、カラビナ一個、カンツキ一個と、Kさんはロープ以外ほぼ同じレベルでバリエーショングッズは持っている クライミングでは無い。一本のロープとカラビナカンツキ一個で懸垂下降は出来るが、その経験が必要だ |
竜鎮川をさかのぼる。竜鎮渓谷と道標には有ったが、コケの美しい川でナメが多く、和歌山の渓流とは大きく違う 途中で遊歩道が補修されていた ジムニーで来たものらしく作業車が止まり、ユンボがうなる 見とれて、話しながら歩き気がつくと、荷坂林道に入ってしまっていた アララと、引き返すが、エアリアマップに書く、遊歩道が生きている事を確認できたが、人が歩いた形跡は無く、道標のみが悲しく立っていた |
引き返し、分岐点でコンパスで角度を取ると、朽ちた道標と勝手道標が有り、ここで間違った事を確認したが、誰もが荷坂林道に入り込みやすいだろう。私達は深谷川と名が載る付近にある比布滝と上竜鎮滝を見たく、遊歩道に拘っていた 遊歩道は、大きくあれ歩きにくい部分もある。何度か渡渉するが、その先にはテープが有った 遊歩道が高巻きに成り、細い踏み跡程度と成る所でどうやら滝を巻き込んでしまったようだ 石柱と滝は見えず、目標は果たせなかった 高巻きが終わると又道が林道風に成り川沿いを歩く 川を見るとアマゴがウヨウヨ、釣り人が入らないのかなと、雨の魚に小石を投げ入れると、餌と間違った魚が我先にと寄ってきた スレテいない魚達、?? |
適当に立ち休憩を入れながら、林道に成った室生古道を目指す 休憩所風東屋が出ると、その先は唐見ヶ峠で室生古道だ。 此処で気がついたが、この竜鎮渓谷は付近は室生赤目青山国定公園内、釣りは禁止だ マナーは守られているようだ |
室生古道を室生側に下る。途中車道の真ん中に動物避けのゲートがあり、その手前に地蔵があった 石碑から、大日寺が小さなピークに有るようだ 二人は好きだねー 疲れも知らず、長らく誰も登らなかっただろう小道を寺に向かった 落ち葉をかぶったお堂がヒッソリと建ち、中には朽ち掛けた仏様が、何時供えたのか花が枯れ埃にまみれていた 兎に角手だけを合わせて下山した |
ゲート先に腰折れ地蔵がある。謂れの看板がある。写真を貼っておこう 腰折れ地蔵から、古道が残り下ると40丁の石碑が出る 古道の証だが、その先の西光寺のしだれ桜は最高の満開、地元の方に話せば、去年、樹木医が木の手当てをしたとか 400百年の古木は最高の見せ場を演出していた 老カメラマンが顔を隠すほどの大きなカメラを持って桜を写しているが、耕した田に入り我先にと写す姿は面白い この時期はライトアップもあるそうだ 綺麗な室生の村、水が流れ花が咲き、歩くに楽しい |
小さくパスをして、唐戸峠に引き返す 途中で、荷坂林道入り口や、唐戸池の林道、牛王何かし、見所の多い車道(室生古道)を唐戸峠に帰った 歩行時間は八時間、歩いた歩いたと、軽い疲れを楽しみながら帰路に着いた 仏隆寺前の駐車場は満杯で、少し早い古木桜は、モウ直ぐ花を咲かすだろう 荷坂林道入り口 唐戸峠、カーブミラー裏から唐戸山に登れる 仏隆寺全景 |
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