厳冬期の大天井ヶ岳から岩屋峰、大原山縦走

大天井ヶ岳、1438.7m、岩屋峰1334m、大原山1000m
ショウタン、タマちゃん、シマヤン
コースタイム
母公堂07.45ー毛股谷分岐08.05−五番関トンネル登山口09.32−五番関10.12〜1031ー大天井ヶ岳12.12
下山
大天井ケ岳13.19ー岩屋峰14.47ー大原山16.05ー母校堂17.31
積算距離
11.2km

2006年、山歩隊初登山は大天井ヶ岳から岩屋峰、大原山縦走と決定、ノブヤンの参加は無いが三人で決行、朝五時タマちゃん家を出発
母公堂に七時過ぎに着く、気温は−4度今日も低温が予想される。
去年12月30日タマちゃんと大峰山敗退の巻き時よりは雪が多い気がした。
母公堂からは、少し除雪がなされていたが、雪はずいぶんと多い。毛又谷林道は積雪は40〜50cm積雪があるが車が乗り入れられた轍があり、アイゼン、スノーシューの必要はない、轍を踏み歩いてゆくがやはり積雪が1mも有ろうかと思われる地点で(ミステリ−登山口付近)車は引き返していた。
ここでシマヤンのスノーシューデビューだ、感想は私と同じく違和感が無く歩きよいとの事、ここから、全コーススノーシューでの歩行となる。
ここでスノーシューの話しだがシマヤンのスノーシューは傾斜に強い、かがとがUP出来るタイプこれまた感想は非常に歩きよいとの事、トンネルから五番関までの急登も夏道より楽だなんて言っていた。
五番関から大天井ヶ岳
五番関で20分ばかし休憩、大天井ヶ岳に向かう
この冬は非常に寒く雪が多い、五番関付近は1m近い積雪、冬に10回以上はここに来たがこれだけの雪は知らない。
これからが本格的積雪期、想像すると.................大天井ヶ岳に取付いて直ぐ雪は1mを超えていた。
夏道階段付近は雪に倒された木が道を塞ぎ、又雪が木の上に積もり歩きにくい事歩きにくい事、一歩一歩登るが、三歩進んで二歩下がる状態、アイゼン歩行なら腰まで埋もれるだろう
通常の倍以上の時間が係った
雪は降ったり止んだり状態、大雪ではないが青空は望めない状態
山頂で写真など楽しんで、いつものごとく風裏で温かいうどんなど食べ、暖を取った
シマヤン、タマちゃんビールを飲んで乾杯をしていた。−7度の雪の中で、
大天井ヶ岳から岩屋峰
十分な休息、岩屋峰に向かう、
山頂から北西に馳せる峰に向かう、標識やテープがまかれルートは分かりよい、ただこの北西の尾根付近で雪と風が強くなり、気温もヤヤ下がり、−8度、ショウタンは目出し帽子とフードで顔を覆うがたまらなく痛かった。
又いきなり傾斜が有り慎重に下った。積雪は1m位
岩屋峰の登りは傾斜と雪、雪に倒された木などが峰をふさぎ又、笹の上に雪が積もり突然、股まで足が入った。場所によってはコチコチの氷状態の所もあった。おそらくアイゼン歩行なら私たちの倍以上の時間が係っただろう。
場所によってははい上がる状態でした
先に登ったタマちゃん、私が行くと腰まで沈み、今日はタマだーとわめいていた。(大峰山で私が雪に沈んだ)
しばらく休息して大原山に向かう
岩屋峰から直ぐにすごい傾斜の下りだ、尻制動で下ると一気だろうが、間伐材や切り株が時々顔を出している。尻制動は使えない、又失敗すると左手には垂直の崖があった。
横向きに、スノーシューのエッジを使い慎重に下るが、4〜50cm下が氷っている。そのまま滑る事数回、下でタマちゃん、上でシマヤンが同じような事をやっていた。大原山に向かう尾根は1000mソコソコ、雑木が多く、少し歩きづらい、
途中ルート確認に手間取った事もあったがほとんどテープ標識が有る
奉仕して下さった方にお礼を言いたい。今回は地図やコンパスで位置確認しながらだと時間が足らなかったかもしれない
大原山から洞川
尾根を進んでゆくと植林の中の広尾根に出る
この上が大原山だ、大原山は山頂がこれと決められていない。洞川財産区で確認すると尾根全体との事、高度は1000mですとのことです
大原山山頂からは洞川の町が綺麗に見えた。又この付近で少し雲が開け、観音峰が目の前に綺麗だ
洞川の町までは洞川の町目指してジグザグとハイキング道下った。積雪は4〜50cm位でした
洞川の登山口に降りてから母公堂までの道は川を渡る橋を探すのに手間取った
暗くなった道を母公堂まで引き返した
以下写真です。

07.45母公堂前出発


毛股谷林道口、車が乗り入れた後があり轍を踏むとアイゼンやスノーシューが要らなかったが、雪下は氷のように固かった慎重に歩く


ミステリー登山口付近で積雪1m
シマヤンはスノーシューデビュー。
09.10
 

五番関登山口
09.32
 
五番関
10.12〜10.31
 

途中の階段付近、登りにくく手間取った
11.00
 

山頂にて
12.12〜13.19
 


13.25
縦走開始北西の尾根

標識は有りがたい、今日は何の目標物も見えない

岩屋峰
14.47
岩屋峰にて腰まで雪に沈みもがくタマちゃんとシマヤン
ショウタンは経験済み、注意、注意



岩屋峰から大原山への下り傾斜は厳しかった
15.35


大原山から見た景色
16.05
 
振り返ると岩屋峰が


大原山からは洞川に向かってハイキング道をジグザグと下る
 

日が沈み暗くなった道を母公堂に向かって歩いた
岩屋峰が暗闇に浮かんで綺麗だ


17.31
母公堂に着いた。車は雪真っ白け、ドアが凍り付き、開けるのに力が要った

今回の山行には落ちがある
シマヤン、買ったばかりのスノーシュー、疲労か寒さのせいか知らないが母公堂前にお供えして帰った
何故か明くる日に洞川から電話があった
お供え物のスノーシュー頂きに行ったらしい
のべ30時間の山行きでした。