黒滝村から扇形山、旧小南峠周回 2019/09/12 4人 |
ヤマレコにリンク 総時間約7時間50分 距離、14.3㎞ |
扇形山は山頂に二等三角点、笠木が鎮座するが、見晴らしがなく山頂より少し東下の鉄塔からの見晴らしが人気だ 今は弘法トレイルと名付けたトレランコースが通り吉野、大天井山、扇形山と武士ヶ峰、天辻峠、大日岳、出屋敷峠、スナダラリ峠、天狗木峠と高野山までのロングコースがある 私は完歩しているが、大峰古道の黒滝村川戸から天川村への古道は知らなかった 今回、初めてのTaramiさんとシルバーボーイさん、読図のSko さんと四人で周回した |
コースは黒滝村の商工会館に車を置かせていただきスタートだ ここは近隣の職場の方たちも駐車しているようで平日なら満車の時があるようです 8時ごろまでに着けばと感じた 信号を南に歩けば川戸の村中は古い参道の匂いがする 地蔵堂や古い役場跡、河分神社と見どころが有り、黒滝川を渡ればすぐに片透、扇形山の案内が擁壁にある 道なりに歩けば道は終わりポストが付けられたフェンスが出る そこから小道に登り墓地が出て案内に従うが、この奥にあった民家は廃屋です 道なりにクネット、コンクリ舗装路を終点まで登れば写真の民家が出る この民家出てしまえば、分岐を通り過ごしたことになる 100mほど下に畦道がありそこを奥に入れば下の民家前に出る 下の民家は舗装路から見えないが森林テープが見えるだろう 分岐には、立派な道標があるが今回も羊歯に隠れて見えず分岐に自信がなく一応記憶にある上の家を確認に登った 分岐は下の写真の感じで入る 写真の民家が出ればコースはOKだ 分岐に道標を立て直したが、いつまで立っているかわからない |
家の間を奥に入れば古道が常態よく残っているが、これは大峰古道ではなく生活道だったのだろう この古道も天川村まで繋がっている 道はハッキリとあるが登山者は少ないようだが、私は好きなコースだ 沢沿いを登るが、山林作業者がまだ使っているのだろうホンダスーパーカブがシートで守られ置かれていた 危険を感じる橋がいくつか出るが、完全にアウトな橋もあった そこは橋を通らず沢を越えた 現在地は高圧線下がランドマークで、標識があるが見逃す確率が高いだろう 尾根への分岐は、作業小屋先50mに道標がある。もちろん谷沿いから登っても山頂に出る 道標に従って沢を超えるが、橋は朽ち飛び石で渡渉した コースにはマークも多く斜面に刻みを入れて滑りを抑える工夫があった。 また朽ちた階段跡もあるが、コースは一目瞭然にわかるだろう 巻き込んでクネット登れば、電線下は見晴らしが出た 尾根にの乗ればさわやかに風が吹き初秋を感じた 道標が吹き飛ばされ逆方向を指していた。仲間が針金で固定する 鉄塔下から扇形山が姿を現すが、ここからは扇の形ではない 自然林、自然林と植林の境界、急坂と登れば、植林になり山頂は近い |
弘法トレイルのマークがにぎやかだ 山頂は見晴らしがない 二等三角点、笠木が鎮座するが見晴らしはない 少し下った鉄塔下でお昼を楽しんだ 見晴らしもよく、遠くは宇陀市の山々、音羽三山に吉野の山々、金剛山、二上山と最高の見晴らしがあった |
ヒルちゃんに血を吸われて貧血気味の仲間は(^v^)足にミントの葉で防護している 私は胸にダニ除けミントの葉をすりつぶし入れていた^-^ 歩くに香りが良い |
食後、小南峠に向かうが最後のピークは鉄塔管理道でまいた 鉄塔が出てその先すぐだ ↑右端の写真のところから巻き道に入る 道状態は悪くないが、谷抜け地点には横梯子が架けられているが、横板はコケで滑りおまけに雨が板を濡らしていた 安全のために梯子と斜面の間を渡った 小南トンネル西口に飛び出す フジウツギ |
小南トンネルは手彫りでごく最近まで崩落が出て通行止めだったが、モルタルが吹き付けられて、通常トンネルに成っていたが、Taramiちゃんは怖いと私の後ろにぴったりだ。^+^ ゆえに県道48号は通行可能だ トンネルが出れば、絶滅危惧種の草が満開で、ハガクレツリブネソウが満開だった トンネル出口からトンネル上に登り返す ピーク越えが優しいか巻き道が優しいかは不明だが、私はトンネル内を歩きたかったが、もう手彫りの跡はない。ガッカリ😞 尾根に登れば石灰岩がゴロゴロにょきにょき、ここを走るのかとあきれる私だが、それが面白いのだろう 旧、小南峠に登り歩く なだらかなピークを越えて下りこめば広い垰が出る。ここが旧小南峠跡だ オオ天井側に向かって歩けば小岩に隠れ祠を見落とすかもしれないが、広い垰だ気づくだろう もう峠の形はないが、巨木の杉が風雪に耐えた姿でこちら側が黒滝村だよと呼んでいる 巨木の杉の間を通りクネット下れば古道跡が出るが、石がゴロゴロと踏み跡はない 少し下れば下に林道が見える。古道跡を忠実に下った 林道との出会いにマークを残した。 登りにはここにとりつくには難しいポイントだろう 出会った林道を道なりに下る。途中で四寸岩山が見張らせる 林道は状態が良い 新しく林道が分岐しているが、尾根中央を通るも左に下るも県道に出る 読図から、県道が曲がる尾根先に入る |
道下を覗けば薄い踏み跡があり尾根上を下れば道跡が出る 傷みかけ小枝が落ちた道だが時には人が通るようだ くねくねと下れば、古道の証、地蔵が出て行き先を書いている。明らかに天川村からくる方のものだ 字が読みづらい 水でぬらせば字が浮かび上がるが、崩し文字は読みにくく、左、かわど は読み取れたが右は読めない 各地図で現在集落に似た名が無いか調べたがなかった 延享二年秋月信如とあり1742年277年前のものだ 目標のかわどに下る。すぐ下の鉄塔からは見晴らしがある 道なりに下った 一旦県道に出て読図から尾根を覗くと道跡が出て再度古道に入るが、古道は分かれるが広いほうが正当だろうと下った 結果どちらも同じで、また県道に出る 其の県道出口に朽ちた道標が有ったが、字が完全に消えていた 県道を下れば朽ちた建物が出る ここが松ヶ茶屋跡だ。お墓もあり行者堂跡の碑もある。墓裏には靡きが書かれている 松ヶ茶屋跡裏下に古道が走っていたがもう県道を下った くねくね、思ったより長い 舗装路はそう感じるものだろう |
川谷川はきれいな沢だ 道横には古道を拡張したものだろう。地蔵や祠が出る 信仰を集めるものや道しるべ、石柱には大峰の字が読める 後少し、片透は何と読むのだろうかと興味を持つ文学少女???、街並みに興味があるショウタン、花先生は貴重種の花の名を教えてくれるが それなりに14㎞の周回は面白かった 膝も持ちこたえてくれたことに感謝した 後少し時間があると花好きさんは花を求めてさらに奥地に向かった |
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