大和、青垣の峰を歩く 巻向山、穴師山、竜王山 2014/12/14 6人 |
コースタイム P10:06-登山口10:13-巻向山11:13-昼食場11:25〜12:05-巻向河13:00-13:43〜13:53-一本松14:30- 龍王山15:10〜15:30-車道15:50-道標車道16:14-笠荒神16:26 総時間6時間20分 |
大和、青垣の峰に弓月山が有るという。 万葉集にでる、あしひきの山川の瀬の鳴るなへに弓月が岳に雲立ちわたる 柿本人麻呂・万葉集巻七に詠まれていると言う弓月ヶ岳、歌にはでるが、その所在地が不明と言う弓月ケ岳、巻向山か、穴師山か、マタマタ竜王山か、それなら三山を登れば、どれかがそうだろうと、仲間5人の協力を得て青垣の峰縦走に挑んだ。 |
取り付きは桜井市白河の尾根先からだが、今回の登山道には地図上にルートは無い。 墨破線を登る予定だったが、選挙で駐車ができず移動していると偶然見つけた登山口から取り付いた 整備があり歩きよいルートで、してやったりだったが |
下山予定の笠山荒神社に一台をデポ、登山口を探しに車で白河に向かうが、選挙で車が多く移動に時間がかかる そんな中、巻向山と書かれた登山口を偶然見つけ、巻向山に取り付いた 駐車は登山口から少し下った凸地に二台を駐車した 登山口手前に石灯篭が有り、電柱に字の消えかかった案内、その上に巻向山の案内がある シッカリした小道を登ってゆく、少しはブッシュも覚悟したが、道は整備がありブッシュなどは無かった |
道なりに登れば尾根に出る。その手前に墨破線の尾根道と出合いがあり、大きなテープが巻かれていた。 ショウタンは拾ったヤカンを杭にかぶせて、ヤカン辻なんて、汗 右手に小ピークを見て登れば左手のピークが、三角点、巻向山ピークだ このピークが分からなければ、そのまま登り、林道に出て左手直ぐに、巻向山登山口の道標がある |
従走路入り口 私達は手前尾根から山頂に登った。風が強い、記念撮影で林道に下り、林道に出て北20mに目印が打たれた縦走路に入る。 ここからは、倒木が多い尾根だが、落ち葉は足に優しい 下りこんで直ぐに奈良大学ワンゲルの道標があったが、これを見逃す 小さく上り返せば、白山からの尾根と出会い、そこに写真の小さな道標がある ショウタンはこの道標から、弓月が岳を知ったのは前回の巻向山登山のときだ。 その先で、昼食を楽しんだが、見晴らしなどが無い風除け斜面でだ、50分ほどワイワイガヤガヤ |
食事も終わり、北西に一登りすれば小さなピークに巻向山の山名板が出た。 何処が、弓月山か巻向山か、万葉の峰は面白い その先で墨破線は分岐する。予定では左に(西)尾根を下るだ 読図から尾根分岐は難しいだろうと思っていたが、私達が呼んでいた、トラテープの主のテープに助けられその分岐をつかんだ よくよく地図を見れば、512ピークの鞍部が手に取るようにわかる植林帯のところだった 道跡は分かりよいところもハッキリしない所もあるが、トラテープの主のコースに従った。 下ると、ダートな、未舗装林道が出て後はルンルン |
纒向川沿いの車道に下り、右手30m程度上流の橋を渡りバリエーションで、穴師山に登る これが、ルートの失敗で、メチャメチャ倒木と矢竹ブッシュ 橋を渡って直ぐに尾根に登ったのが間違いで、小道を少し奥に入り斜面を登れば、ブッシュは避けられそうだ? とにかく登った 50m程度でブッシュがなくなるが、急斜面になり、ふー、今日のお若い女子どもは早い、山姥が化けているようだ |
山頂は見晴らしも歴史観も感じない只の四等三角点、穴師が鎮座する山頂だった マタマタ拾ったヤカンに山名を書いてぶら下げた。今日はヤカンによく出会う |
コンパスを取り、竜王山に向かう。 最初は良かった。直ぐに大きな多和に出て、正面の尾根を登らず、タワから緩やかに右手尾根から巻いた この先から、歩きよい尾根や、モーレツブッシュ、特に一本松手前の小さなピークから、背丈を越えるブッシュに突っ込んだ トラテープの主はありがたい、もう読図なんて嫌な気分だ。 上で猛烈ブッシュだ、右手を巻けと指示が飛ぶ、斜面を登ると、小さなトレイルが捨て置かれていた |
あと少しの急傾斜を登る。 山頂下からエーイと急斜面を登って山頂に突き上げた。 山頂周囲は空堀が幾つかあったようだ 山頂広場は見晴らしが最高だ。 大和三山(天香久山、畝傍山 耳成山)生駒、信貴山、二上山、葛城山、に金剛山、大和の西側、青垣の峰々、大和平野に古人が築いた景色が見えるようだ。素晴らしい 方向を変えれば、若草山の景色が美しい 山頂の三角点は、やや痛みが出ているが二等三角点だ 又、城跡で大和豪族、十市遠忠の古城跡と書かれていた 二等三角点 点名 竜王山 北緯 34°33′41″.3614 東経135°52′27″.8097 標高585.48 所在地天理市田町826 選点明治34年6月21日 埋表明治34年6月11日 平成23年1月14日観測 |
コンパスを取って、笠荒神に向かう クネクネと下ると堅牢な城の作りが見えてくる。幾つかの空堀を越え下ると、広い整備道だ 道はテープが誘う 車道に飛び出し、左手に道なりに歩けば、それはもうハイキング、途中の分岐で読図が出来ず、地図は尾根を通っていると、尾根側に入った。その先で自然林が美しい。この付近はマークは無い 途中で古い道標が出たが意味不明だ。突然登山口道標の有る車道に飛び出した さあ荒神社まで500mも無い 荒神社前の蕎麦屋は目茶美味しいと言うが、閉店に間にあわなかった 鳥居入り口横にある。葛岡山跡なんて見つけて、一山稼いだと四等三角点のある所に登る馬鹿なショウタンだ 弓月ヶ岳についての論争に加わる気は有りませんが、今回同行した鈴女から大和、青垣の山々 奈良山岳会編、昭和48年初版、の存在を知り、和歌山県立図書館に尋ねると、一冊があった そこに書かれている一ページをJPGで載せておきます ロマン多き弓月ヶ岳、時代と共にその名が変わって行ったのだろう |
帰りはまほろば湖、初瀬ダム経由で帰ると登山口は近かった モーレツブッシュをお付きあい下さって有難う。 次回は景色中心のコースを歩きたいものだが、満足度は高かった |
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