三本栂と高塚山
2015/05/17
10人

総時間、ゆっくり歩いて食べてしゃべって7時間50分
  
弥山、八経ヶ岳

本当に久しぶりの仲間から毎度おなじみの仲間まで、10人がワイワイガヤガヤと新緑の、大峰の支尾根に有る三本栂と高塚山にトレッキングに行ってきました。赤ヤシオとシロヤシオを見る予定でしたが、花は裏年でおまけに時期を外しましたが、新緑と自然林に、大満足の山行でした
   


炉端山友会越後屋山歩隊同行ツァーと名をうって快晴の天気の中、行者環トンネル東口上北山村登山口から一の垰に登り、一つ目のピークから上北山村、大栂山から三本栂、弥山コースを逆に、三本栂と高塚山に歩いた。
行者環トンネル東口は上北山村で、ここから弥山、行者環岳登山口がある。
整備は無いが、トンネル出口右手に道標があり、痛んだ林道を歩くと、道標も倒れた登山口が出る
 
尾根をトラバース状に踏み跡道を登れば、見事な自然林の中を登る
直ぐに出る巨大なトチの木は見事だ
 
尾根中央に出るところに道標があり、そこからはひたすら尾根を登る
天ヶ瀬から登山道があったが、今はコノ尾根にそのあとを残す。最近は整備が無いが登山者も有り、踏み跡や階段が残るが痛みは激しい
  
ひと汗流せば、一のタワの大峰奥駈道に出る。
快晴で風はさわやか、最高の登山日和だ。
一の垰には道標がある。
弥山に向かって歩くと直ぐに右手に弥山や鉄山、観音平等が美しく見張らせる
 鉄山
小さなピークから小谷林道に下る尾根に入る。
  
小さなピークから振り返れば、大普賢岳を中心に小普賢岳、日本岳と美しい
 
小さなピークから小谷林道の道標にしたがって尾根に下るが、そこは別世界の新緑で、宮崎駿映画の世界のような風景が広がる
 
巨大なミズナラやブナの自然林はただ見とれるばかりだ。
 
そんな中でも今日のリーダーは地図を読む
ショウタンここは1380mピークかなと声がかかり、オヨヨ、慌てて地図を出すショウタン。
尾根に登り角度を合わし地形から多分1380mピークだろうと言うまもなく、ピンポーン、当たりとGPSで答えを出す仲間
地図読みは面白いものだ。
とにかく美しい森だ。
三本栂から大栂山分岐の1418mピークには小谷林道の道標が出る
ここから下りこんでゆくが、去年の同じ時期に来たはずが、シロヤシオはまるで開花が無い。
  
少しがっかりだが、去年がよすぎたのだろう
小さく登り返せば広いピークが三本栂の広場だ。今は栂の木は無いが、代りに三本ブナの木が美しい
 
行動食を取り、高塚山に向かう。
今日強力パクオ君は27kgを背負いポッカトレを兼ねている。
27kgを少し経験させていただいた。
  
少し傾斜が出れば、フーフーヒーヒー、衰えは隠せない。
それにしてもパクオ君強力だ。
1480mピークからは小さな岩が出るが、越えたり巻いたりとコースは危険など無いが、慎重に歩くことが必要なルートとなる
  
シロヤシオ、赤ヤシオを期待したがまるで駄目だったが、山ツツジが満開で美しかった
 
高塚山ピークには三角点高塚が鎮座する
細い尾根に状態良く点は有る
三等三角点、点名 高塚 
緯度 34°10′29″.2506 経度135°57′54″.1216 標高1363.67
所在地 吉野郡上北山村西原字和泉谷日浦718.俗称 高塚
点名は俗称から取られ、山名も俗称から呼ばれたものだろう
申し訳程度に咲いた赤ヤシオ(アケボノツツジ)、残念だが又来年来ようとあきらめ。遅い昼食を楽しんだ
  
復路は、ワイワイ、ああだこうだとワイワイ、とにかく美しい森は元気が出る
小さな岩に登ってみると、大普賢岳が美しい
 
妖精が出そうな森だがこうも姦しいと木の上から見ているだけだろう
  
最後の登り返しはトラバースをしたが、特に早く奥駈道に出るわけではない
  
一のタワで小休止、尾根を一気に下りトンネル東口に帰った。
ゆっくり景色を楽しみ、おしゃべりをして、総行動時間は7時間50分だった
  
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