古道から二つの焼山と白屋岳
2015/07/15
ショウタン

総時間
8:00〜15:06
7時間6分休憩含む
今は集団移転した白屋地区、 大滝ダム建設で村ごと地すべりが起こり村が引っ越した
長らく立ち入れ無かった旧白屋地区から古道を通り、ゼンリン地図が書く焼山昭文社が書く焼山の2山から白屋岳に登り、通常登山道を下った。
頑張って読図したが、旧道は廃道で、軌跡から旧道を大きく外しているが多分地図道は無いだろう。
標高は違ったが、谷や尾根は間違いが無かった。
水が有る沢先50m先付近から林道になり、地形から目標を探った。
白屋橋から目標の電波塔下に向かうが途中で動物進入止めゲートがある。手で開けられる
電波塔下に車を止め、上のゲートを開け地図どおり不動明王の地点に歩く。
  
不動明王は綺麗に祀られていた
その先10m程度に小さな梯子と登山口道標が出る
梯子を上がり細いトラバース道を歩き、美林の植林内へと入ってゆく
道なりに進めば、小屋が出て横に道標がある。ここが通常登山道だ
ショウタンはそのまま旧道(古道)には入る
 
古道は状態が良いが軌跡から、古道破線道と標高で4〜50mの違いがあるようだ。
各谷で現在地を探ったが、標高が大きく違ったようだ。(1がイの位置と思い2がハ、沢水の位置が二と思っていた)

途中に北塩谷に下る分岐に古い道標があった。機会を見て北塩谷にも下ってみたい
 
北塩谷分岐先で素晴らしい見晴らしが出る。地形からその位置を読んだ。
吉野の仏ヶ峰と金剛山が美しい。
写真には見え無いが、水越峠も見える

地図1の見晴らし↑
道がヤヤ狭くなり、動物の踏跡程度になると、なだらかな谷に水が流れる沢が出る。
この付近で道は消える。
多分この位置だろうと、コンパスで古道を探ったが、その跡はわからなかった
一番道に見える所を50mばかし行くと林道が出た。
モウ完全に古道跡は無かった
 祠?跡
祠でも有ったのか石積みが出た。
標高は不明だが、地形と道方向角度から略その位置を掴んだ

 ←峠手前
途中で古道らしいものを見つけコンパスを取ってみると、古道の角度とぴったりと合ったが通れる状態ではない
この時は完全に現在地を略付かんだ
峠まで出る手前で、西に入り、ゼンリン山地図が記す焼山に登ってみた
小さな札が繋っていたが山名は記されていなかった。
 山頂
取り付き尾根
峠に下り峠から昭文社の記す焼山に向かうが、途中の急登は半端じゃない。30mばかしだがふー、大汗をかいた

峠から尾根の状態↑三枚

直ぐに自然林だ。少し雑然としたピークに、写真の山名板があった

三角点ピークに三角点名を書く、宝来の鈴さんが来ていた

ここから傾斜を下り細尾根の馬酔木のブッシュをかき分け、急傾斜を下り進むと、山抜け地点が出る
 
そこからの見晴らしは最高だ


尾根が斜面になり登ると通常の登山道踏み跡が出る。

ここまでは目印は無かった

幻想的な尾根になりその先で三角点、白矢岳が鎮座する

 二等三角点、白矢岳
山名は、白屋岳、三角点名は白矢岳の字が違う
点名を知らないと、山名の字が間違って書いたと思う方がいるだろう

点名を記す宝来の鈴さん。
白屋岳の展望台は、三角点から4m左手の写真の木下5mにあり見晴らしは最高だ
 
この木の下に展望台が有る↑             展望台↑
    
吉野から、四寸岩山、大天井岳、大峰山山上ヶ岳、手前に大所山、頭だけ出す大日山、勝負塚山、ぐるっと南を見渡せば、白髭岳から大台の三津河落山、最高の景色だ



マウスを当てればロールオーバー効果あり↑
ユックリと泡茶を飲んで、通常登山道を下る。
途中の大平からの見晴らしはこれまた最高だ
 大滝ダムと葛城山、金剛の峰

 大所山と四寸岩山
下ってゆく、ドイワ」平が出ないと思っていると道標がトラバースに道を誘う??
オカシイ、コンパスを取ってみると、アララ、直下しているつもりが尾根が違うのだ
地形図を見ないでルンルンと下ればこんな事が起こるのだと納得
マッ、テープや踏み跡で間違いなどは無いだろうが

小屋まで下り、後は往路を帰れば良い
車のデポ地点から、今は一軒の民家専用のような橋になってしまった白屋橋は美しい
一つのダムが、民家を消した、数千億円かかったと聞く大滝ダム、何時までも大切にその役割を果たしてほしい
なんて、思いながら一枚写したのが下の写真だ
戻る