川上村大津古谷木馬道(きんばみち)から 四寸岩山と柏原山、薊岳 2015/10/08 越後屋隊にて |
取り付き位置を国土地理院地図にリンクします |
所要時間 原石山→奥駈道出会い 分 約1時間45分 出会いから四寸岩山頂 約20分程度 四寸岩山から柏原山 1時間10分程度 柏原山から原石山P約2時間15分 総時間約7時間、休息含む |
川上村が主催するハイキングで今回のコースを経験した越後屋隊のリーダーがこのコースを教えて下さった コースは、原石山と呼ばれる、大滝ダムの基礎石を切り出した山すそから取り付いた 道取り付きは、R169の大滝トンネル南出口に、新白屋集落入り口道路あるがまだその道が国土地理院には載っていない その入り口をマピオンにリンクします 広い道をクネクネと目標地点に登る。 |
原石山の石切り場跡までは車で乗り入れられる。 付近には、秋グミが植林され多くの実を実らせているが、よほど熟した実を食べないと、口が渋みで、オエッ、ショウタン、鳥も食べないよ アルコール漬けなら大丈夫と言う物知り隊長だ。 車をデポして道先からキンバ道にと入ってゆく 木馬道は今も林業者が利用する道で常態は良い。 川上村の国道付近まで続いていたのだろうが、今は原石山から先が残っているようだ ショウタン的に見れば、川上村と黒滝村を結ぶ生活道だったと想像する。奥駈道に嫁越峠が存在していたのだろうな |
大津古谷は一部が埋められ、谷川の水は山をくり貫いた巨大なトンネルで下流に流されている。 写真は無いが、人間が自然を潰す代表みたいなトンネルだ。 大津古谷は綺麗な谷で、小滝も多くコバルト色した淵も多く見受けられた 沢入門には理想的な沢のようだが、上流部は二級程度にと成るだろう 途中に、松八山と書かれた看板があり、ここから登ると言う看板まである。 いつか登ってみたい |
川上村がハイキングコースとしてイベントを開くコースだ。危険場所は無いが、道には小石が多く落ちている以外は快適な小道だ 左下の、大津古谷の沢は小さいが綺麗な水が豊富に流れる 小さな谷は橋が有るが、少し古いようだ |
簡単な道だと、S子ちゃんに読図を任せルンルンショウタン、お喋りな鈴さん、熊が怖いとベルを鳴らすと言うが、貴方のお喋りで熊は10kmも逃げ去ったと茶化すショウタンだ。 彼女達が、この道を歩いたときに、村の長老が話したと言う この道を人力で材を下ろしたと言う。一本下ろして何ぼの世界、林業は盛んだったのだろうが、厳しいものがあったようだ この橋は、モウわたれないと言う橋が出た。 読図から、エアリアマップが記すコースにある。信じて下ってくれば小さな谷越えで苦労するだろう 2015年3月のイベント時にこの橋は渡れないと林業関係者が言ったと言う。 この橋分岐を右に入る 付近の尾根は間伐が進み奥駈道からの尾根下りは大変な事になるかもしれない 又機会を見てこの橋奥に続くコースで、四寸岩山に登ってみたい気がした |
朽ちた橋の谷沿いを登る。 最近の間伐で、山肌は倒木だらけだが、道は状態もよく休憩の腰掛が所々に作られていた 谷は分岐するが、少々間違っても奥駈道に出ることは出来るだろうが、ピストンなら分岐を間違うと大変だ 要所に鈴さんがテープを打っているが、いつまであることやら 門前山改と書かれた木に一巻きのテープを打った。 この分岐が、一番ややこしいだろう やや道が細くなり、途中からクネクネと小尾根を登り、主尾根に登る 古道かソマ道か分からないが、道は主尾根を越えて奥駈道までトラバースだが、私達は尾根を直に奥駈道に出た 村の下見時に執った軌跡の写真を頂いた。 |
奥駈道に出会う前にモノレール終点が現れる。 吉野から四寸岩山に向かうときに出るモノレールの終点だ 奥駈道に出会い、次の目標の柏原山分岐を特定して、四寸岩山に向かう 見晴らしが出るとその先に四寸岩が出る 四寸岩山の名の起こりは、二つの岩の間が四寸しかなく、その間に道があると言う説の岩を知らないショウタン その岩はこれだと隊長に聞き納得だが隙間は十寸はあるだろう 十寸岩山 汗 |
山頂で三角点にタッチして何度登っても爽やかな山頂を楽しむ 三角点の記を少し書いてみよう 二等三角点、点名 心見の峠、 北緯34°19′15″.2484 東経135°54′35″.7640 標高1235.85 選点明治34年7月26日 埋表明治34年7月9日 観測 昭和52年9月13日 所在地 奈良県吉野郡川上村大字大滝字深山990番地の2 所有者 建設省国土地理院、3.3平方m、登記済み |
山は秋が始まっていた。 四寸岩付近の陽だまりでワイワイと昼食、奥駈道分岐から柏原山に下るが、エアリアマップに載る薊岳を特定したが1200mピークが二つある 小さなピークのどちらが薊岳のピークかは知らないが、看板を信じよう |
分岐から新道、新茶屋跡に下る 新茶屋への分岐 新茶屋跡は大峰奥駈道から外れるが、行者も訪れるのか?新しいシデがあった。 一度新道を歩いてみたい さらに下ると、笹とススキのブッシュが出迎える。足下注意で踏み跡を下る 柏原山が見える |
後は林道歩きで柏原山に向かう。 途中で作業者に話を聞くが、この付近は林道がドンドン出来ている 写真の所から中央の尾根に乗ったが、右手から林道を歩いても柏原山山頂まで林道が続いていた 中央尾根に乗り鉄塔下を越えて下り、登り返せば柏原山だ 鉄塔から、大天井ヶ岳や大所山が見張らせ綺麗だ |
見晴らしは無いが人気の柏原山、三等点はチョコット顔を出す 私の三角点探訪の機会を作ってくれた京谷氏の古い点名版が残っていた マダマダ、三角点の点の記に載る点名に認識が薄い登山者も多い 映画にまで成ったのだが、 柏原山に乗る三等三角点、中戸の点の記を書いてみよう 三等三角点 点名 中戸 北緯34°19′00″.4244 東経135°52′56″.0662 標高942.82 山名は小字から来ている。小字が山名の場所が多い 明治の資料そのままに載せた |
スタートの遅い越後屋隊、夕暮れが早い、急いで引き返す 林道から新茶屋跡、大峰奥駈道までの登り返しを一気に登る 舗装林道から標高差190m程度の登り返しだ 奥駈道から原石山道への分岐特定は難しいが、奥駈道ではなく尾根を通って行けば、モノレールが出てマークが有る ここから、石取り場跡まで一気に下った。 車終点の原石山下 |
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