槇尾山側川右岸の山

カンザコ山、側川の頭、おっぱい山、高畑山
2018/04/02
5人

槇尾山と言えば、槇尾山施福寺が西国33ヶ所詣での札所だが、それを囲む山々は登山やハイカーの有名コースだ
今までは、クライミング入門の蔵岩や仏岩などが人気だったが、施福寺の磐座として立ち入りが禁止されて久しい
私も寺周辺のコースしか知らずここ二回歩いた側川を挟む峰の素晴らしさに目が覚めた。
R480が整備され鍋谷峠がトンネルで抜けR170から和歌山かつらぎ町との距離が飛躍的に短くなり、京奈和道と合わせれば、私も槇尾の山々が近くなった。今日も炉端山友会仲間と、ミツバツツジのトンネルを楽しむべく、側川の凸地に車を止めて先ずカンザコ山を目指した。
今日の凸地は車の回転にも利用されている。電信柱より上流側に駐車して置くことが条件です。(二台程度)

  

凸地から北に戻り、側川の入り口の集落から取り付く
  
路地を通らせていただき擁壁の階段を登れば小道が有り案内が木に縛られている
小道はシッカリと有り歩き良い
途中に見晴らしなどが出て、初めて見る景色に位置特定に??と首をかしげる
又、古い生活道だったのか、境界を示す石表に奥村と有り??意味が分からない
ルンルンと登れば、30m程の急傾斜にフー一汗を流す
  
登ってゆけば、小岩の見晴らしが有り、期待の桜とミツバツツジが山肌を染め目茶綺麗で、山座の同定よりも景色に見とれる
  
 
少し厳しい登りもでるが、高さは無い ふー
後一登りのカンザコ山、植林内を登ればカンザコ山だ
   
カンザコ山は、たわいないピークだ。
ここから道を歩くか、尾根を通すかの選択が可能だ。
私たちは尾根を通す。
コンパスで尾根を探り慎重に下れば、踏み跡はばっちりで下りこんだ所の植林は畑跡のようだ
  
この木の横を下る。↑ マーク有り 下りこめば植林で間伐中だった
踏み跡やマーク案内がばっちりで、側川の頭への急傾斜は汗を流すが、ロープ補助などが有る
先ず険しいが登りよいコースと書いておこう
  
この尾根から、ミツバツツジが次々に出て、女性は綺麗だ、こんなの見たことが無いなどと姦しいが、本当に綺麗だ
最後の側川の頭への登りはその反動か、姦しさが消える急傾斜だ
  
 
無骨者の私でもついついカメラを向けてしまう。
側川周辺の山々では、このコースより左岸上の山々はモット群生しているらしい。
昨日今日と連続で側川の山々を歩く仲間が同行している
又、この山域は各所に名前を付け其の位置を言葉で表せるようにしているが、初めてだと??となる案内が多い
それほどコースも多い。
私は、今日のコースを基本にお勧めしたい。後はこの山々をハントする事に楽しみを持てばマアコースはメチャ多い
側川の頭からも各所に下山できるようだ
 私たちは淀君なんて書かれた分岐から尾根縦走だ
  
  
時々見せる見晴らしやミツバツツジにポーズを決めながら歩けば疲れなど無いようだ

コース案内はバッチリだが、どの場所を指すのかはエアリアマップや地形図等に載らない所も多く書かれている
地形確認をシッカリしよう。尾根縦走なら地形図やエアリアマップに載る場所が多い。
高畑山手前の小ピークにおっぱい山と呼ぶ小ピークの双耳峰が有るが、地図拡大をしないと双耳峰であることが解りにくい
其の付近の地形図道は見えにくい部分が有る
又、倒木が出ている。
  
縦走路に戻り、高畑山を目指す
  
尾根縦走は地形図とエアリアマップが必要だろう
地形図に載らないコースへの案内も多く初めてなら??悩む所も有るだろう
高畑山は見晴らしが出る。
  
昼食は見晴らしを楽しみながら取った。
距離も無く、どこまで行くとコースも決めていない。
花鑑賞登山だ。
高畑山から見張らせる山々をエアリアマップから山座を同定する山姥。
同定すれば、思っていた山々が違ったりする。シルバコンパスの角度取は流石だ。
又、520mとしていた高畑山は、地理院地図閲覧の標高より割り出したのか、高さ表示は変わっていた
513mとしていた。


少し蘊蓄を書かせてください

この山域の整備はバッチリで綺麗ですが、見晴らしを中心に雑木や花木を切り倒している
見れば美しいが、切り取られ芽を出すことが出来ない、松の木や花木は痛々しい
高畑山も見晴らしは良いのですが、ミツバツツジの木まで切り取られ、知れば花好きは悲しい物だろう
木の切り取りは程々にお願いしたいと思った。
高畑山から船底と呼ばれる分岐を目指す
途中に道標が出る。先ず五つ辻、施福寺を目指し、船底を目指そう
  
  
小さな見晴らし岩に登れば、槇尾の山々が美しい、磐座は仏岩に前岩、蔵岩と見える
槇尾施福寺を囲む山々を蓮華として八葉蓮華の山として周回する登山者もいるようだ。
船底から側川林道に出て、人智開明の滝で遊んだ。

この滝の高巻さは左岸だったが痛みも激しく、今は右岸を巻くことも出来る
完全では無いが、ロープ補助が有り自己責任で巻くことが出来るが厳しい。

右岸巻きは側川を渡渉するが、飛び石で正面の山肌を登れば、簡易のロープが張られている
自己責任で登ればチョット楽しい高巻だ
  
ワイワイと時を過ごし、清水の滝を目指すのも止め、林道へと戻り今日の花登山を終了した

 
側川林道の出合い橋から林道で三国山へのハイキング道や、岩尾根直登で三国山古道に出るルートなどを話しながら歩く
側川林道右岸左岸の尾根尾根にも沢山の取り付きが有り、探索するには切がないほどのルートがあるようだ
又、先輩の力を借りながら探索してみたい、槇尾山側川付近の山々だ
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