曽爾村 住塚山、国見山バリエーション 2018/04/23 二人 |
山名地名は昭和61年山と高原地図、高田栄氏、調査執筆 地形平面図は此処をリンク |
何度予定しても登るチャンスが無かった曽爾村の住塚山、国見山だが今回天気にも恵まれ、其の周辺の山、銚子ヶ口山、黒石山をバリエーションを取り入れて周回してみた。地形図より読み取りにくい地形も有ったが、想像よりも厳しい傾斜は無かった ただ、今回も体調が悪くオマケに登山靴を車に積み忘れアプローチシューズで歩くというチョンボを犯した。 |
炉端山友会の住塚山、国見山山行に参加できず悔しい思いをしていたが、同じ炉端の山行に参加できなかった仲間と歩ける機会を得た 二人は、読図からバリエーションでの登山が好きで今回も古いエアリアマップからコースを組んで、地形図にそれを写した 我が住まいから120kmも有る曽爾村の屏風岩公苑は、京奈和道が出来て時間的には近くなった 桜の時期がおわり、公苑は静かだが葉桜は綺麗でこれに花が咲くとそれはメチャ綺麗だろう 公苑には道標が案内してくれるが、桜の時期は大変な事になる所だろう 私達は貸しきり状態だった |
若宮神社の150m程度上の最奥の駐車場に車を止め公園内を歩き住塚山に向かう 公園内は登山道案内は無い 地図を見ながら住塚山に向かう 桜帯も終わり雑木の中の道を登れば道標が出て、登山道で有る事を確認した 道標付近から見晴らしの山は山座同定が出来ず、20万分の一地図の購入が必要だと思うがいまだ無い私だ |
濃い踏み跡の登山道は間違いの無い小道だが、屏風岩上に出るまで植林内をジグザグに登るが、これが急傾斜だ 睡眠不足が祟り、胸が悪く足が重い。登りきるまでに三度も休んでしまう体調だ 登りきれば道標が出て、帰路に予定していた一の峰方向にルートが有る事が確認できた 住塚山方面に登れば、ミツバツツジとヤマツツジが出る。 ヤマツツジは咲き初めで三つ葉ツツジは青葉と花が混じる |
住塚山は大パノラマで帰路に登る国見山、下山に通る一の峰や鎧岳、兜岳、遠くには山座同定が出来ない山々が見張らせる大パノラマだった 山頂には二等三角点、点名、黒岩山が有る。大理石の美しい二等三角点だ 標高は1009.17、北緯34°30′34″.7072 東経136°05′10″.6400 選点、明治21年9月 観測、昭和60年8月27日 所在地 奈良県宇陀郡曽爾村大字ミヤシロスミ塚182番 昭和60年7月16日、柱石交換、石長0.79m 点の記から黒岩山の名を持つことが分かる。 |
住塚山からコンパスを取って銚子ヶ口山に向かう。 先ず写真の道標裏から踏み跡に入り目視で尾根を確認する 直接尾根に入るには雑木が邪魔だ 直ぐにテープが巻かれているのを見て、好き者たちは銚子ヶ口山に登っている事を確信した |
下りよい尾根だが左は危険な傾斜で途中の間伐帯を見て、地形図から其の傾斜の角度を記憶する 少しギャップ気味の細い尾根を登り尾根を伝うと其の先が目標の銚子ヶ口山への分岐だ 地形から、コンパスで方向を探るが、何処でどう間違ったのか目標尾根角度を間違っていた 其の先は切り立ち、手持ちの25mロープでは懸垂はできない 地図を眺めて、下巻きで尾根に登り返す方法を提案した。 下りよい所まで尾根を下り谷に降り登り返す。 少し登り返すと状態の良いソマ道が有り目標尾根までソマ道を歩いた 谷まで下り登り返す 尾根は歩き良くテープも巻かれ登られる方たちも多そうだ 山頂は単純ピークで山名板は古いものが有った |
次の黒石山(大丸)へのコース取りだが、尾根からピーク越えか谷を下るかと思案するが、兎に角谷に下りよい尾根を下った 谷に下り、尾根を見上げると、たった30m程度の登り返しがつらそうだ 林道が出そうな谷を下ろうと決め谷を下れば、荒れた林道が出た |
黒実線林道に出て鍋割峠を目指す。 ピーク越えならスズタケで通れないかもと右手の斜面を見上げる 林道際は5〜10mの削られた岩だ 鍋割峠までは状態の良い林道で、轍の跡も有り状態が良い 鍋割峠付近は地形図と道が合わず??頭を悩ますが、地形から黒石山に登る尾根を選び登るが、伐採材が邪魔をした |
鍋割峠から黒石山へ |
黒石山先でお昼を楽しみ、倒木も有った事から周回で最短に東海自然歩道に出ようとしたが、これが見事に失敗だ ピストンで引き返すほうが安全で確実だ 途中で道下に小屋が出て谷越えの道が有るだろうと読んだがこれも失敗で、結局鍋割峠に帰るのが正解だ |
鍋割峠や登り尾根が見えるところに引き返した 林道を谷や尾根先を確認しながら下ると、東海自然歩道の道標が出る 踏み跡も有ったが、ほとんど利用されない荒れ道に成っていた 左岸から右岸に渡るところの右岸に道標が出たが、この付近は完全に道が飛んでいる 石積みを見つけ道であることに気が付き、右岸に渡れば道だった |
大汗を流す。 水は1.5L と少なめだ。 沢で取水しようか悩んだが、人の多い国見山周回は水は綺麗でも少し不安を覚え取水はあきらめた 登りきり、クマタワが見えた。小屋らしいものが見えたので、行けばそれはトイレ跡だった 少し上で休憩したが、目の前の階段を見れば、もう国見山への登りは止めようかと思い出す 最初は、これなら階段もやむ得ないと思い頑張ったが、必要としない傾斜も有りがっかりだ 松の山を越えても階段は続く 足が、筋肉がフー 階段はやめて まだ階段がと今日の相棒も汗を流し、愚痴など言わない人だが愚痴る階段、フー ヤット国見山だ 見晴らしも良い 予定時間は遅れているが、ユックリと休憩した クロソ山や曽爾高原が見えれば、山座同定も少しは出来た。 最遠は多分、尼ヶ岳だろう 山頂の地蔵は古いものだろうし、階段を避ける人達は東に直接尾根で下っているような濃い踏み跡が有った |
住塚山の松の木は特徴的で山頂は分かりよい 下って登り返す痩せ尾根は、少し小岩や小さな岩ピークなどが楽しめそうな細い尾根ルートだ この間は階段が無い。慎重に足を運べば楽しいコースだ |
ゼニタワを越え登り返すが、大汗を流すが歩き良い道はアット言うまに山頂に出た 休憩もソコソコに下山にかかる。 下りは早いが慎重に下る。 一の峰分岐から柱状節理の上に道が続く 最初は急傾斜だが、一の峰ピークまでは一汗だった 桜のころは上から見る景色は最高だろう 炉端山友会の仲間が写した花見の写真を拝借してみた 尾根上を歩き若宮峠を目指す 崖の上にイワカガミが咲くが、イワカガミの花ばかし葉上から写しても美しさは無い のり出して写そうとしたが、同行者に止められた |
若宮峠には祠が有ったのだろうが見当たらない 小さなギャップ状のコルを下ってゆく。急傾斜だが下りよい 植林内をクネクネ下れば下に下ろされたことが想像できる若宮神社の祠が有った 東上には大きな神社が見えたが名は知らない |
一歩きで駐車場だ 7時間もあれば余裕だと思って読んだバリエーションだったが、総時間は8時20分から17時と8時間40分を要してしまった |
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