高見山、サイメ谷山、天狗山 旧伊勢街道
2019/07/24
単独

距離 8.5km
総時間5時間45分
炉端山友会の下見登山の助っ人で高見峠で下山を待つことに成った
下見組みは、キバラ不動滝から、アカゾレ山、台高縦走路、高見峠と歩く
六時間近く時間が有ると、6時間以内の高見山ルートを組んで、高見峠(大峠)、サイメ谷山、天狗山、ピストンで高見山、小峠、旧伊勢街道、高見峠の周回で歩いた。
少し頑張って歩いてもショウタンは六時間を切るのがやっとのコースだった。
高見トンネル東出口の駐車場から旧道を通り、木梶林道に入り、引き返して高見峠(大峠)に登る
梅雨明け近い道は水が流れ、オヨヨ、注意注意で大峠に着いたのが8時45分ごろ、準備をして登山道に取り付く
  
夏の高見山は始めてだが、二次林だろうか大木の無い斜面は緑が綺麗で、状態も良い
山容からも登山道の傾斜は想像できるが、クネクネと厳しい近畿自然歩道だ
途中に休憩所があり、見晴らしも良い、山頂まで何箇所かの見晴らし地点が有る
  
梅雨が明けきらず天気だが蒸し暑さを感じながら汗がポタポタ
山頂下30m程度から、台高縦走尾根へと下ってゆく、
随分開けた台高縦走尾根だ。サイメ谷山までは尾根は細く、転べば危険な細尾根だ
足が完璧に治らないショウタンはWストックで、三点確保を充分に取り、慎重に下るが、小さなアップダウンはモー汗がポタポタ
  

振り返れば高見神社が山頂に鎮座する
これを登り返すのかと引き返しが辛いだろう
ただ、樹氷の山、北風を受ければ汗は直ぐに乾き、むしろ冷たさを感じる
途中の大崩れはだんだんと進んでいるようだ
いつかはギャップが生まれるだろう。
崩れた縁は1m程度はせり出している
余り縁まで近づくのは危険を感じた
台高縦走路、三峰山方面との分岐は、サイメ谷山と言うが、古いマップにはカヤノ山の名も記している
  
三峯山分岐を見逃して尾根を間違った経験から、慎重に地形図を見る
台高縦走の尾根が見える所から、少し先だろうと慎重だ
  
サイメ谷山ピークには道標が有り、桃俣と三峰山分岐道標が有る
近く桃俣、高角神社から請取り峠までの下見にも参加できればと、その気も有りコースを入念に記憶した

天狗山下を桃俣に巻き道が有る
直登で天狗山に登り山頂の道標から桃俣方向に下り、巻き道から登り口に帰る
桃俣方面はやや倒木が有りそうだったが、登山者はソコソコ有りそうで、今日も登山者が山頂に登っていった
  
山頂の標識、巻き道の標識
  
来た道を引き返す
緑がこれほど綺麗とは思わなかった
新緑が綺麗だろう
引き返しは登りだが案外早く高見山に着いた
  
ヒメシャラの花が落ちている。
アセビの実にも毒が有るのだろうか
景色を楽しむ余裕など無く汗を流した
入道雲が湧き、鎧兜まで見張らせ山頂が見えれば元気が出るだろう
  
冬とは違い登山者は少なめ
山頂は独り占めだが、避難小屋内いで昼食だが、虫が多かった
森林香の線香を燃せば少しは虫は消え、ユックリと休憩した
  
三角点は神社の真裏に有る
点の記を少し書いてみよう
等級種別 二等三角点 点名 高見山
北緯34°25′43″.1726 東経136°05′18″.4865 標高1248.39
選点 明治21年9月
小屋内
  
小峠に向かって下山する
正面からの西風は涼しく歩き良い上に登山者は冬とは大違いだが、それでもポツポツと出合った
周回者やピストン組み、樹氷観賞以外も美しい山とは知らなかった
途中に信仰の山らしい謂れが次々に出た
     
姿の良い高見山は伝説が多い
小峠分岐に道標が出る
小峠への下りこみは、急傾斜の激下りで、いささかオーバーユースか痛みが目立った
下りこめば、小峠の鳥居が見える
  
林道ができるまで古道は少し上に有ったようで、地蔵と墓石状の物が祭られている
地蔵には通行人の字が読み取れた
小峠から、伊勢街道に取り付き、高見峠に向かう
しばらく林道風道を歩けば、左にソマ道風の取り付きがある
朽ちた道標が一枚有った
  
ソマ道のような旧伊勢街道、これで良いのかと地図を見直せば間違いが無い

歩いてゆけば、ゴロ石帯や小さな沢越え、橋等渡るが、進めば道は状態が良くなる
  
山抜け地点で、水準点が転がされ、その先へと道が続く
右手下には車道が見える
傾斜は有っても街道歩きは楽しい。アスファルト歩きは疲れるだろう
  
途中に盗人岩などと書かれ他看板が朽ちかけている 
300m位上に四畳半程度の岩穴が有るとか、300m上は尾根で距離的にも位置的にもオカシイ
多く昔話が残っているのは、旅人を楽しませた物だろう
高見峠からの登り口上に出た
階段が終わる所に出るが、地形図では記念碑マークだが、そこに標石が3個並んでいた
その真上にもなにやら石表があった
  
下見組みに電話するが、電波が届かないとの事
車に帰り、木陰に車を廻し涼んでいると、下見組みが縦走路から還ってきた
 
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