大台ケ原
滝見尾根
2018/06/04
5人

大台ケ原の滝見尾根は昭和の時代は登山道が整備されていた
中の滝、西の滝の滝見コースだ

今は整備も無く、ちょっと運動靴で滝見物とは行かないコースに成っている
シオカラ谷沢の入渓ルートとして歩かれる方が多く、今も踏み跡は有りますが、コース的には険路と成り経験者のリードがいるコースに成っている
今回は、シオカラ谷の吊り橋横から、旧滝見コース跡を通り、東の滝上、滝見台、シオカラ谷沢までを下り
登り返し、大蛇ーから千石ヶ原、尾鷲辻、中道を周回した
体調が思わしくないショウタンに合わせて下さり、下り時間8:10〜11:30の超ユックリタイムで大台ケ原の滝 中の滝、西の滝ツアーを楽しんだ
入梅前の晴天に恵まれ、大台ケ原駐車場を8時10分に発つ
シオカラ谷釣り橋に向かって西大台上を下ってゆく。
身軽なハイカーはヒルマラソンのように駆け下るが、ショウタンはマイペースのビスタリーと歩く
若葉がメチャ綺麗なコースだ
   
少し急な整備階段を下るが、コースは大雨に耐えかねるのか石がゴロゴロ部分もあり足下注意の下りだ
つり橋を渡り10m程度でシオカラ谷沢左岸上に入る
早速、ヨッコイショと足を伸ばす。
 
取り付き↑

私的にはコースはハッキリと有るが、整備登山道歩きの方たちには見分けるのには少し難しいかも
一人の方がテープを巻き補助してくださっている
一箇所のみ道が抜けやや難路になっていたが、私達には何の問題も無い
  
東の滝全容
東の滝落ち口上には鎖が張られ安全を確保しているが、滝の姿は見えない
沢登りでもこの滝は巻き上がるルートだ。シオカラ谷沢登のときに写した物ですが貼り付けておきます↑
東の滝からは道が有るの?と思う感覚だが、私的には立派に残っている
途中に、西大台の部分を書いた保護区域の看板が今も残っている。此処は区域外だがハイキング道から外れている
  
シオカラ谷左岸コースは地形図を見れば直ぐにわかるが、コース的には距離も短くアップダウンも少なく、体力温存コースで景色も良い
滝見尾根には1375m測量点手前120m程度に出る。
私達は安全対策として、ヘルメットとテープシュリンゲ120cm、カンツキとカラビナ各一と8mmロープ20m1本を持っている
  
途中に沢上に出た岩に登り東の滝が見えないか探ったが、どの地点も見えなかった
小さな岩ピークが出るが、行けるところを行こう。と書くのが最適かもしれない
滝見台の岩上までは幾つかの岩ピークを巻いたり越えたりと各自思い思いのコースで下る
こっちが良かった。越えるがよかった。などと会話は面白い
  

  
一つの岩越えの写真、巻きコース、岩を越えるコース、旧コースは岩中央にルートに有ったようだ

小さな割れ目を越えるショウタンに上から挟まれるのを覗く仲間にスイスイト通り抜けるショウタン

兎に角、今日はマークが多くあり通行に悩む事はなかった。
左右に巻かれていても左右とも通れるコースだった
  
1375m先からは樹間に中の滝が見え出す
落葉時なら綺麗に見えるだろうが、落葉時期は氷が有ることが予想される険路だろう
間違いそうな尾根分岐にはロープが張られていた。
マア、地形図が読めれば尾根を外す事は先ず無いだろう
    
コースは慎重に歩くことで、特別な技術はいらないが、一ヶ所3m程度の垂直岩下りはチョット力が要るだろう
小さな岩をヘツル所が出れば、滝見台は近い、慎重に下りたい所だ

滝見台は小さな岩陵の上だが、滝を見るには最高の場所だ
  

 
滝見台から先の下りが核心部分だろう
決して慌てず慎重に下りたい。
難しい部分は3m程度の岩下りだが足運びを間違うと、アララ、ゴボウ下りになるだろう
  
  
滝の音が轟々と響き、正面に見える滝は圧巻だ
  
細い岩間を下りきればそこは入渓地点で、沢屋さんコースと成って行く
先に進むには、鎖が設置されているが、私達はここを目標点とした

ユックリ休憩と食事、時間が余り、好き者は沢から滝下に行く。
ショウタンは体力切れで、後の登り返しが怖い
 
  
サア登り返しだ。
標高差約600mの尾根の半分は四輪駆動の這い這い登り。
滝見尾根整備時代の階段固定のU字金具が役に立つ
  
3m垂直岩は足掛けを間違わなければ登りよいが、ショウタンは間違い、ショウタン足が反対と指摘を受ける 汗
  
滝見台までも大汗のショウタン、ヘモグロビンが少ないのか呼吸が荒くなり直ぐに足が重くなるショウタンの心臓はパクパク
適当に休みながら登り返すが、落石は最大の敵だ。急がず確実にと登った

  

  


私は下りはここは右を巻いたから登りは中央突破だ。
この岩は何処だったかなと読図は怠らない
ワイワイと楽しいが、呼吸はハーはーのショウタンは最後尾を、少しでも緩やかにとコースを読む
下りの滝見尾根出合いでひと休み
ハイキング道まで標高差は100m足らずだが、尾根中心を登る仲間を見上げながら少しでも緩やか傾斜を巻くショウタンだ
  
今年はシロヤシオの当たり年か、登れば上るほどシロヤシオが満開の所も有った
シロヤシオも、早咲きと遅咲きがあるようだ
ハイキング道に出てもうフラットだろうと思い込むショウタンだが、アララ石楠花帯はゴロゴロの急傾斜階段だ
  
大蛇ー分岐でもう歩けないとダダをこね、リュックデポの監視役を引き受けてぐったりのショウタンだ
今日の大蛇ーはっメチャ綺麗で良かった良かったと言う仲間、ショウタンはカラスに驚かされながら、ヤタガラスかと足を見るが二本足だった
  
牛石ヶ原の神武天皇像は痛みも無く綺麗に建つ
はじめて見たのはもう50年も前だろう
  
尾鷲辻、中道と帰るが、秋に紅葉時期にもう一度来たいという仲間に、ショウタンは汗を流して歩いた。

コースは険路だが、慎重に歩き、コースハンティングを確実に取れば安全だろうが、落石が危険なコースだ
ヘルメットは着用したい。
残置ロープは、朽ちる寸前だ自前ロープは持ってゆきたいものだ
登り開始12:20で駐車場には17:15だった
総時間8:10〜17:15の約9時間のユックリ登山だが10倍楽しめたコースだった
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