タチクラ尾と清名ノ尾90番ポスト登山口 2014/07/13 5人 |
登山口から弁天の森3時間10分 弁天の森から90番登山口2時間45分 休憩含む総時間6時間22分 |
タチクラ尾とは弥山の行者環トンネル西口登山口から登るルートの、三等三角点聖宝が鎮座する弁天の森から、尾根先を小坪谷と布引き谷の出合いに伸びる天川村所有の針広葉混合樹林の尾根で、尾根への取り付きルートは今回の一箇所だけと言っても過言ではないだろう 下山においては、モウ一箇所炉端山友会で経験したが、自然な尾根先がR309に有るのが今回のルートだけだ。 聖宝谷の谷斜面や、聖宝谷等でタチクラ尾経験したが、今回のルートは危険が少なく、バリエーションとしては歩きよいほうだった |
クリックで国土地理院地図にリンクします↑ 自然な斜面の先から 動物の踏み跡だろうか、尾根に登りよく踏み跡が有り取り付き良い 所が、斜面は30度を越す。木や根を持ちながら登る急傾斜、若い仲間は二足歩行で登ってゆくが、ロートルは、木を持ち、根を持ち、杖を持ちふーー 注意点は、頭大の石や50cm大の石が斜面に転がっている。これを落とせば石は道にまで達するだろう。落石は絶対に起こしてはならない 自身がなければ、取り付き南側の斜面を登れば、国道際にはネットが張られある程度その危険は防げるだろう。 コースの左右にチムニー状の谷があり、南側尾根に乗るには、一番最初に乗らなければ、尾根変更は難しい 50分程度で、主尾根に登り切った。健脚なら30分も有れば登れる斜面だろう |
主尾根のタチクラ尾まで標高差200m、健脚ならあっと言う間の時間だが、急げば落石が怖い 慎重に登った。主尾根から降る場合は注意がいる。マークなどはないが、古いワイヤーが切り株に巻かれていた タチクラ尾そのものは危険なところはない。小さな岩や石楠花ブッシュらしい所は有るが、大きなショウタンでも肩に石楠花が触れる程度 ただ、タチクラ尾根を下るときは慎重に下山ポイントを取らないと大変な事になるだろう 金網ネットや岩稜で尾根先のR309には下れない部分が99%、自然な状態は今回の取り付き部分だけだ。 タチクラ尾根の状態 |
尾根が広くなりトウヒの幼木が出だすと、弁天の森は近い 弁天の森で昼食を楽しみ、S子さんと美味しいビールを楽しんだが、睡眠不足のショウタン、オー酔っ払った 駐車場には沢山の車が有ったが登山者はホトンド出会わない 食後、奥駈出合いまで下山して、大峰縦走路の奥駈道に入る。 雨のために着るカッパではなく、ふく風が寒さを感じ着たままに縦走だが、暑いと着ない仲間達 奥駈け出合い 世界遺産道 一ノ多和廃小屋 一ノ垰 一ノ多和の廃小屋を見ていると、修験者の団体が通った。 ショウタンから見れば、修験者ツアーで本当の行者たちではないが、それでも法螺貝や装束を初めて見るJ子さんは感動している |
しなの木の出会いからピーク1458を目指す。近いが遠く感じたピークだ 1458mピークには、倒木と木につけられた道標、清名ノ尾に向かっての踏跡、倒れた木の根に赤いテープが打たれていた |
北風が強く、下界は35度なんて騒いでいるが涼しい。 S子ちゃんを先頭に清名ノ尾へと下る。最初は急坂だが直ぐに歩き良い尾根に成る 仲がいいのか悪いのか、ヒメシャラと檜がその勢力を競う姿は、大峰の奥深さを物語っている |
下ってゆくと、タイタントラックが大きな倒木に壊され、最後の姿を見せる 古いマツダのトラック、四駆ではなく二駆のダブルタイヤ、滑りながら登ったのか、タイヤの中央に回転傷が今も残る キーが差し込まれたままで、キーを回すとエンジンがかかりそうだと言うショウタンに、モンさん、まさかと笑う、楽しいタイタンだ |
タイタンから5m程度でテープにそって尾根を下る 下り点から見る大普賢岳、小普賢岳は厳しいが美しい 直ぐに整備の跡が出た |
90番道標登山口への下りは整備が有り、階段や道整備が見られるが、その尾根に出る巨木は、尾根の厳しかった名残を残す どちらが裏か表か根が絡み感動の枯木だ 整備道を下れば、下山の階段が出る。ポイントは整備道に忠実に下ることだ。 |
国道309号線が見える。 小さくトラバースで階段に下ってゆく、足にやさしい下山道、暑くもなくウッスラと薄日が指した 今日も楽しく、弥山界隈を楽しんだ 総時間6時間22分の楽しいトレッキングだった タイムと距離はガーミンの軌跡からのグラフ表示から |
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