マイナーな高見山ルート 2016/05/06 三人 |
国土地理院地図にリンク マピオン地図登山口 |
天気予報は雨、それでも山に行こうとお誘いがかかる。山姥二人は山が好きだ 予報では、3時までは大雨にならないだろうと、チョット気に成っていたルートで高見山登山道を歩いてみた 一般的には、東吉野から登るのがメーンだが、奈良県御杖村の桃俣(もものまた)からバリエーションで取り付いた 晴天なら高見山まで登るだろうが天狗山から雨が降り出し、天狗山から桃俣登山口までの周回をした |
山姥の一人は宝来の鈴さんで、桃俣からの登山道標識を新宮山彦ぐるーぷのマルコメさんとサークルKさんと三人で設置した人だ マイナーだった桃俣登山道も今は踏み跡も濃く、ツアー登山まで利用する道となっている そんな関係で付近の地理には詳しく、スイスイと桃俣の奥山まで車を乗り入れた。 この付近は別荘地も多く道の整備は良い |
車を奥山手前の桃俣川支川分岐地点に路駐して、少し引き返し登山適地を探る 小さな谷横から取り付くのが良さそうだと取り付いた 直登はいかにも傾斜があると、右手の尾根を目指して、斜に登る 右手尾根はソマ道が走り、結果尾根先から登ればよかったと一回目の反省だ。 舟峯山と天狗岩を見る 今日のバリエーション尾根には、堂谷山と御平山が有り、山頂特定と地図読み訓練を兼ねている 小さな尾根や尾根角度、地形、と小さなことも見逃さず、現在地特定は怠らない GPSが発達した現在でも、地形図で歩く楽しさはそれができる人達の楽しみの一つだ 堂谷山、696mは昭和61年発行の赤目、倶留尊高原、山と高原地図 60に乗っている山名だ 予想では、笹ブッシュの尾根だろうだったが、快適なソマ道が有った 山頂は直ぐに特定できた |
御平山までは少し馬酔木が邪魔をするがまるで問題は無い 面白いことに、小さなピークではなく、細長い尾根の盛り上がり点で見えないが小さな尾根が北に走っている 山としての定義が成り立つ所だ。 尾根は細く歩き良い 山姥二人は確実に小さなピークを乗り越えるが、これはしんどいと巻き巻きで歩くショウタンだ コースについては地図を見てくださいとしか言いようが無い |
御平山から、小さなピークごとにコンパスで角度を拾い現在地をピンポイントで言い当てる 地形図は嘘をつかない正確さだが、標高において最大9mの違いがある事を認識していないと、何故こんなに尾根が細いの、何故此処に小さなピークがあるの等と成る。 その意味を三人で勉強した。 小さくアップダウンの繰り返す尾根だが、緑が癒しを与える |
兎に角急傾斜が多い。 最後の高山への登りは胸突き八丁でふー。所が車も登れないだろうソマ道が出来(林道?)ソマ道で御杖村と東吉野村の境界尾根に突き上げた。東吉野村滝野から、地理院地図表記の差杉峠経由高見山登山コースだ 此処は、踏み跡も濃く、テープや山名が書かれ位置特定は用意だが、そんな中でも尾根分岐を見つけては此処は何処と位置を特定した 支尾根角度、行く方向、来た方向の角度が合う地点が現在地だ。 |
高山から歩き良い尾根は美しい 三等三角点、桃俣が乗る黒石山は丸い山頂だ 鈴さんは点の記を書いて挙げても直ぐに無くなると言う 多分、点の記を知らない人たちが多く登り外すのだろう 彼女は、三角点名の表記をする少ない登山者の1人だ この山域にブロックに山名を表記したものが多い。どこかの登山クラブが、歩荷トレで担ぎ上げたのかな、なんて想像は面白い彼女だ 少し点の記を書いておこう 等級種別 三等三角点 点名 桃俣 北緯34°27′31″.0558 東経136°05′12″.3732 標高915.17 造票 明治22年4月27日、 所在地 宇陀郡御杖村桃俣字オクヤマ、(番地不詳)俗称 黒石 |
美しい尾根を歩いてゆく。小さなチゴユリが美しい 黒石山から方向は間違いやすいが、地形図を見れば90度に曲がる意味が読み取れるし、コンパスで角度が取る 細い尾根が北に馳せ、その先に平野川沿いの集落が美しい 秋には、萱の穂が飛び美しいと宝来の鈴さん、そこから見る高見山はなだらかな山容だ この先から自然林が目茶綺麗で、高見山イコール樹氷の認識だが、春の新緑、秋の紅葉が綺麗なルートだ 舟峯山山頂を特定して 気がつけば天狗岩の上に出た。 切り立った岩先から見晴らしが有り、特筆はイワカガミ(岩鏡)が群生している事だ 見晴らし コースは岩北を巻く道が有るが、私は岩先を降りた ソウ難しいルートではないが油断は禁物だ 巻き道を歩く山姥 |
下りきった所で、昼食を楽しんだ。 いつも敷物を持たないショウタンに半分座れとビニールシートを敷いてくれるが、相手は山姥だ。パクリと食べられないか心配だ ご飯が咽を通らない |
天狗山を目指す 登り一遍とうな尾根はふー汗を流す。 天狗山山頂は丸い、マルコメさんの道標があり、コース取には間違いが無いだろう |
桃俣に下るが、一度下った経験があるはずだが、モウその記憶は消えてなかった ブナの新緑が美しい尾根で歩くに楽しい 地形図の破線道は谷に下る。その地点を特定するが、ショウタンは見事に間違えた 後で此処がそうだろうと山姥が言う 今は金網に囲われそちらに下ることは出来ない 下るに植林になり、道も雨裂のように掘れていたが、歩くに問題は無い 最後の道標をトラバースで尾根に出て下れば桃俣登山口は近い 小雨が振り出した。 雨もまた楽しいと三人は下る |
登山口上は高角神社、その下でダートな車道に飛び出す 少し雨が強くなったが、奥山集落は美しい ワイワイ、今日も楽しい周回は、思い出の一ページになるだろう |
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