千早古道と肩衝山を訪ねて
2021/01/30
二人

西恩寺09:10-中津原分岐10:07-小深分岐10:59-千原大橋分岐11:37-肩衝山12:05~12:45-508丸山塞跡13:35-4号鉄塔13:51
林道十字路付近で15分ルーファイに時間をかける-さくらトンネル東口15:30-西恩寺16:08
総時間約7時間
距離約10㎞ 

ヤマレコ軌跡にリンク
本当に長らく温めていた千早古道、やや体調も戻りこのルートの熟達者シルバーボーイさんの協力を得てルートファンティングを楽しんだ
肩衝山までの登りルートは、1990年の山と高原地図に根来春樹氏書かれた千早古道ルートで、肩衝山からさくらトンネルまでは天誅組が行軍したルートと根来氏から聞及んだルートです
何方も千早古道と言う事でしょうが、近年歩かれる方が少なく、ルートは林道に成ったり、廃道に成ったり藪に成ったりと難路となりつつある
千早古道は、古くは南海電鉄千早駅から金剛山に登るルートとしてにぎわったことも有ったとか
そのルートに思いを寄せ、私の尊敬する大先輩のシルバーボーイ氏が単独守られてきた
手作業のため刈っても刈っても笹や草木の勢いには勝てず苦労なされている
それでも、人の手が入れば道が残り通れる状態だ

半面、下りに使った、天誅組が行軍したルートは手つかず部分は、矢竹や雑木、草と勢いが増し、ルートは残っているがもう廃道とかしたところが多かった。
多くの方が通られれば道が復活するだろうし、又近畿自然歩道の登録などが期待できるだろう
ヤマレコ、ヤマップにも地図が出る
GPSの発達した今、熟達者なら通れると信じる
そんな気持ちで記事を書きたい
表現力が無い私です
シルバーボーイ氏のヤマレコ、  私のヤマレコとリンクを張り、できうるだけ分かりよく書いてみたい
私の尊敬する二人の先輩
9時に千早赤阪村の西恩寺駐車場に集合するが、少し早く着いたので西恩寺に参詣した
大きな釣り鐘と、地蔵堂、本堂、大きな庭は古刹の雰囲気がプンプン
写真が無いが巨木の桜は見事だろう
 
準備してグリーン道路と言う車道を北東に歩けば、山ぶきの里の看板が出て坂を登る
登れば地蔵など出て、見事な石積みの家々、春など花が多そうだ
  
民家が終わるころ道は自然道に成るが状態は良い
右手上には墓地が有るのだろう。綺麗に整備されている
急に前が開ければその先へと小道が伸びる
  
細い道に入り直登すれば掘れ込んだ道横は綺麗に整備されている
??、鉄塔管理の為だろうか、この先何度も鉄塔が出る
木の根の下に小学生が作ったのだろうか、古い道標だ出る
倒木はごく最近の整備だ
  
天誅組が集結したという観心寺の道標が朽ちかけている
下りに対して作られたものだろう
次の分岐に千早大橋と中津原、などと小学生が作ったのだろう道標が残る
千早大橋に向かう

倒木が増えだした
切り取られるのだろうか、テープが巻かれた道標、整備の目印か
ルンルンと登る
  
正面に鉄塔が見える所は境界尾根に成り、境界通りに行かなくて道は右に続く
この付近から倒木は増えるが通行に問題はない
植林の間を抜け行けば、又小学生の?道標と鉄塔案内の道標が出て道は分岐する
地形図には乗らないが、R310の太井集落集落から登ってくる道分岐だ
千早駅からのルートは此処が本道だったとか、簡易に整備しているという
コショウノキ(胡椒の木ジンチョウゲ科)が多くあるルートだ
  
整備はされているが手作業でのこと多くはできないのだろう
ルート通り行けば、スズタケ?だろう笹が道を隠す
しいて杣道を通るルートにしている

小深へ30分との道標が出る
R310の小深に下るルートだが、一か所道が抜けている。
ロープ設置をするために下った
  

手に負えない笹を避け尾根を超すルートで開かれている
左て上に鉄塔が出る
日当たりのよい所だと言い、よくお弁当場に利用するとか、今日は肩衝山でのお昼とした

分岐注意

林道風の道に成り、そのままの登れば肩衝山だが、千早大橋分岐まで山裾を撒いた
山裾道に入るには分岐を見落としやすい。毛糸の目印が有った
トラバースで山裾を巻けば、千早大橋方向と、天誅組行軍の千早古道の分岐が出る
鉄塔道標に案内が有る
 さくらトンネル側に山裾道を下る
北山塞跡らしい所で肩衝山の取付きを探るが、シルバーボーイさんが、少し先にいい所が見つかったと探してくれた

   
お昼を済まして山頂下の林道最高部から鉄塔管理道尾根を下る事にした
鉄塔案内で尾根を下れば千早古道にでる
出た所は古道は林道に成り、落ち葉の下はコンクリ舗装だった
  
林道を下りP508の丸山塞跡を特定した
どうやら地形図道から外れるが、丸山塞跡越えが古道らしいが、引き返し林道下りとした
  
塞跡は感じない
ドンドン下り鉄塔4番で道が分かれるはずだが、道は感じず鉄塔に向かえば鉄塔下に道標が出た
  
所が、ジオグラフィカGPSに鉄塔上が丸山城跡と書かれている??
登ってみた。何やら工事中でポールが5m程度に立ち測量されていた
  
小さな出城が有ったのだろうか。南北朝の時代は多くの出城が有ったのだろう
千早赤阪村は楠木正成の地だ
4号鉄塔から目標の黒線まで地形図に道は書かれていない
推測以外は無いが、丸山城跡から下れば、林道が四つ辻に複雑に分かれる
地図やヤマレコ、と参考にコースを探すが分からない
コンパス通り林道を下るが、どれもコースは外れる
??、正面の小尾根を下ってみると、左手に道らしいものが見えた
これだと笹中を登り返すと一度見に来た林道の急カーブ地点
マサカと思うブッシュの中にテープが巻かれていた
私も、少し大きくテープを打った
⇐迷い林道

左手林道を下る急カーブの所から入る

踏み込めば道跡は有るが通れるようなものではない
道横を通る
どうやら先駆者は同じように歩いたようだ
もう廃道だが、古道が有った頃は五條には最短だった道だろう
そろそろ、黒実線道だろうとGPSをカンニングする。黒実線に入るがもう廃道状態だ
時々道は状態よく残っていたが
  

今日はさくらトンネルから下ろうとの計画でさくらトンネル越えを目指したが、道上は笹、もう通れないとトンネル東口に手前から下った
これが急傾斜でワイルド、身軽く下るシルバーボーイさん、私はヨタヨタ

下れば谷道が有り、炭焼きか焼き物釜が見えた
さくらトンネルを越え車道を西恩寺に向かう

地形図から、来た道の分岐を想像しながら、四号鉄塔で林道を下ればここに出るとか
中津原道標先は此処だろうとか地形を確かめながら歩いた

西恩寺までは直ぐだった
 
モウ天誅組が行軍した道は消えかかっていた
同じ会の仲間が、若かりし頃根来春樹氏と何度も歩き道を確定したという
その彼女の軌跡も参考にしたが上手く再現するに至らなかった
道らしい所は分かるが、地形図に載る破線道を歩く方が歩きよい
マタマタ、機会を見て千早古道を歩いたみたい

今回もシルバーボーイさんの助けを沢山借りた
単独ならもっと時間がかかっただろう
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