経塚1番 序品窟と観念窟 2020/10/18 葛城行者友ケ島入峰に参加して 全40名 |
ヤマレコリンク 総時間7時間40分 |
葛城修験道の経塚28宿とその関連行場が日本遺産と成った 縁あって葛城修験の行者、膾谷鉄山氏から、友ケ島入峰修験のお誘いがあり、 友人や縁あって繋がった和歌山の登山会や大峰奥駈道を活躍の道場にする新宮山彦ぐるーぷ、 そして私の所属会、炉端山友会の有志にと声をかけ、約20名が参加した 修験道関係20名と合わせて約40名の大人数での入峰です。 お世話に成った行者さん達 |
台風や秋雨前線と天気は二転三転として欠航が危ぶまれる中、天気予報は晴れマークが並ぶ 潮は大潮で中の瀬戸は巨大な流れだろうと思ったが、なななんと穏やかに流れるが、友ヶ島の虎島に渡る閼伽井の関はまだまだ潮が満ちている 観念窟も良く見え虎島周回に胸がわくわくのショウタンだ 野奈浦桟橋にスマートに接岸する友ヶ島丸、今日は二艘の連絡船がひっきりなしに往復体制で臨時便が出る 私たちは正規便の9時出港の1便に乗れた。 いかに行者とはいえ40人の虎島周回は難しい 二班に分かれ、行者さん組と登山者修験道体験組に分かれた ほら貝をふきながら閼伽井の関に向かうが、潮の関係で早くついても虎島への渡渉は難しい 今日は干潮でも60㎝の潮だという なーに、飛び石が出て渡れるさのんきなショウタンだ 神島の遥拝所で朽ちた看板の整備と、行者による神島劒池遥拝、葛城修験道、観音経と般若心経の真言での勤行だ |
ショウタンの歩きは遅い 最後尾をゆっくりと歩く 閼伽井の関に着けば、アララ勤行が始まっていた 虎島への渡りは潮が引かなければ無理だという事が分かった 今日の潮は13時、まだ飛び石も顔を出さす潮が囂々と流れる しばらく待てば潮が収まるだろうと閼伽井の関で昼食タイムとした |
所が 12時近くに成っても潮の流れは収まらない 大阪湾の水が太平洋側に出てゆくのが引き潮だが、大阪湾の水半分が由良瀬戸、中の瀬戸 加太瀬戸に流れる 後は淡路の鳴門水道だ 閼伽井の関は小さな2m程度の流れ、中の瀬戸の分水が流れ込む 一度潮が流れ出すと、慣性の法則のように干潮でぴったりと潮が止まらないのが中の瀬戸、加太の瀬戸、由良の瀬戸の特徴だと、聞き及んでいたがなるほどと感じた 加太の町の行所も回るため、臨時便の15時30分に乗船予定だ 行者は潮が引き切らない中、流されないようにロープをフィックスして渡ってゆく 腿まで漬かる中横切った 私たちは少し遅れて渡ることにするが大して潮はひかない 少し手前にフィックスを張って渡ったが、脛までの水だ 希望者は虎島に渡るが、渡らない人は虎島を遥拝する |
第一番経塚、序品窟に向かう 序品窟は法華経の第一巻目「序品」が祀られています ゴーロ石を渡り小岩を登り写真の小さな穴に入ります 岩が重なり上にチェックストーンが乗った洞窟です 中の石票が序品を祀った石柱 |
洞窟を出て、虎島の裾を廻る これが岩慣れしていないとなかなかのコースだが、特別難しいというわけではない 誰でも行けるとは言い難いが、足の悪い私でもなんとか通れた ショウタン、ここからが良いよと女子リーダーに従った |
観音窟で登り始める皆さんだが、ショウタンはユックリゆっくり 観念窟下はでこぼこ岩は登りよい ショウタン早く登れとの指示に、ヨッコラショと岩に取りつき、観念窟を覗いて、長いスラブを登った 行者さんが設置してくださったロープをお借りした 観念窟にて五所の額 |
時間が迫る中、急いでスバルを登り、行者像を見て野奈浦に向かう このスバル登りを虎が原の行所と言う 虎島の堡塁跡を見ながら下る モウ潮が引きルンルンだろうと閼伽井の関に向かえばアララ、まだまだ潮は引き潮で水位も変わらず急流だ 潮見表では潮はひき切っているはずだが、流はまだまだ引き潮だ 小さな急流を横切るようだ |
マタマタ濡れ、三時半の臨時便に乗ろうとしたが、時間は間に合ったが、乗船定員オーバーで私たち半数は乗れず、4時の最臨時便で加太港に帰った 加太の街中の行所巡りは出来ずで、阿字ヶ峰の行者堂に登った 乗船場から5分程度の登れるだろうが、階段が登れなショウタンは手すりにつかまって汗を流した 阿字ケ峰のお堂 |
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覚書 潮位について 下調べや経験から閼伽井の関は渡れたはず 行きは多少水は残るが濡れずに渡れたはずだが最大腰まで有った ?? これは加太の人が話したことを伝え聞いた 今日は潮が高いから閼伽井は渡れないと言ったらしい そうか、大潮とか小潮とかあるが、気圧による潮位の変化も大きいい 天気予報では高気圧が張り出すところ、気圧変化はなく前日の低気圧が残った そこで気圧による潮位の変化で潮が引かなかった事も影響した 漁村の方は毎日見ている潮の変化かと天気から、見なくても閼伽井の関の潮は分かるようだ |