果無山脈
虎ヶ峰から足立山周回
2012/10/29
ショウタン

登山口はマピオン地図をリンクします
 

ウォ地図にリンク
コースタイム
下栃谷橋8:30-虎ヶ峰11:10〜11:20-足立山12:15〜12:50-菖蒲の谷民家14:10-車14:50
総時間6時間20分
虎ヶ峰は干支の年の12年に一度賑わうが、普段は静かな山で、おまけに一山ならコースも簡単で魅力が少ない
そんな事もあるのか、この虎ヶ峰に登りそこなっていた。
所が、新宮山彦ぐるーぷの、玉岡憲明代表の、果無山脈とは、田辺の海から十津川の果無越え端までを言う。と言った言葉が頭に残り気に係っていた。タブン、尾根はブッシュだろうと、先ずは虎ヶ峰から足立山を周回してみようとコースを組んだ
秋の短い時間では5〜6時間で周回しなければ時間切れが起こると、地図を眺めた
下栃谷の奥に実線林道が有る。これなら上手くすれば尾根まで林道があるかもと、少し手抜きの考えで下栃谷口に走った
下栃谷橋の際に、上手く路駐点がありしてやったりだ
  
下栃橋際から林道に入ると谷は工事中だった。林道は整備されていたが、直ぐに荒れた林道になり地図通りに林道が無い??
ウン、良く眺めると道が流され右手の谷奥に、取り水パイプが見え荒れた林道が走る。コンパスで谷角度を見ると間違いが無さそうだ。渡渉して林道に入るが、林道跡と言った感じだ。間伐材がジャマをする
とにかく林道終点まで行こう。林道は右手の尾根に曲がり伸びる。しめしめ、と思ったのもつかの間、直ぐ林道は終わった。
谷を挟んで、尾根は左右にある。右手尾根がヤヤ傾斜が緩い、右手尾根に這い登る
このままだとイヤーな感じの倒木、シザ、ブッシュ、行くしかない。一歩一歩、小動物の道を伝った
  
渡渉点                     林道跡??                   取付き尾根先

  
50mも登ると、鎌の入った道が出た。ショウタン的にはしてやったりだが、木を持ちながら登るルート
左手は落ちたくない谷だ。慎重に登り主尾根に出た。主尾根に測量された小道が出た。
シマッタ、これなら主尾根に取付けば良かったと反省する。
下山時コノ尾根の取り付きを探してみた所、地図に書いた取付き可の地点が一ヶ所が有った
この山域にも熊がいるようだ>細い尾根に熊の寝屋があった。

猪なら木を敷かないし、鹿なら糞がある。アノ折れにくい石楠花の木が敷き詰めていた
ここはすでに放棄されているようだ
歩きよい小道の尾根の現在地を特定しながら登る。今日はシルバコンパスと高度計、地図はバッチリと持っている
右手に林道が出た。無視して尾根を登る。図根三角点が表れて、その横に明らかな熊の足跡、ショウタン、ブル
  
途中で見晴しが出る。タブン、矢筈山 清冷山だろうと山座同定だ

歩き良い道を登ると、尾根は林道に削られ、今日こそ懸垂下降かと道上から眺めたが、ヤレヤレ右も左も下れた
 
正面の尾根に右手から登り返す。ヤヤはえ込んだ尾根だが、測量のため木が切られ登りよいが、切られた木の先が怖い程尖っていた。
小さな花が綺麗だ
  
一汗流しながら山頂に出た。綺麗な山頂だが見晴しはない
一休みして、縦走尾根に下る。来た尾根を下り、小さく登り返した所が尾根分岐だ。
登山者がテープを巻いている。縦走者がいるようだ
  ←尾根分岐点
等級種別 三等三角点 三角点名 水上
北緯 33°51′19″.0059 東経135°28′10″.4830 標高 789.95
所在地 和歌山県田辺市龍神村柳瀬字上笹ノ川1695番9

面白い事に、近くに四等三角点 虎ヶ峰がある

分岐を下り降りると綺麗な小道が出る
その先で尾根は痩せ尾根になり、そこからの見晴しはよい
小さな岩稜横に、行者の杖忘れ と地名が書かれている

   
尾根は、思っていたブッシュはない、尾根の北下に林道が出て、尾根からの見晴しは良い
ルンルンと歩けた。予想外だ
  
熊が気に係る。時々は大きな声で人がいる事を熊に知らせた
各ピークや、現在地は地図から読みとりやすい、コノ尾根なら古道があったのだろうと想像できる
水上栃谷トンネル上のピーク付近は、南側を巻く道が有ったのだろう。ソノ跡が見えた
私は、尾根越えで頑張った
森の中で口笛を鳴らして熊に注意を与えながら歩いた。何せ単独だ
その口笛に合わせたように、木が擦れ合わせる音で応える。まるで私に話しかけるようだ
852ピークを越え下ると、林道延長工事で、木が切られている。

誰かがいてるのだろう。小さく登り返すと二人の方が休息中だ。話しかけると、地蔵様が倒れていたのを直した。
地蔵様に気が付いたかという。気が付かなかった。引き返し探すが無い、あれ??
すると作業の方が後から来て、その場所を教えてくれた

ピークを下りきった所だ。尾根道から見ると背を見る格好になるから、チョット見付けにくかった
     
左 おおのむら 右 みなべと 読みとれる

この小さな窪みを越える道が有ったのだろう。おおのむら、とは何処をさすかは前出の作業の方も知らないと言う
足立山に、後一がんばりだ
小さなピークを越えて、少し汗を流す傾斜のピーク上が、足立山だ
古道があったとすれば、北側を巻いていただろう
足立山山頂は、木が切られ、三角点がGPS測量が成されたようだが、チップは埋め込まれていない
三角点は、頭を出すだけの綺麗な点だ
  

等級種別 二等三角点 三角点名 足立山 
北緯 33°52′05″.4597 東経135°29′46″.5184 標高927.67
所在地 和歌山県日高郡龍神村大字安井字古久保谷1148番地
風が強い、北西の風をまともに受け、耳が痛いくらいの寒さだ
南国も、もう冬装備で登らないとと感じた。
   
食事も済ませた

下山は植林内だ。地図には波線道が載っている、ソノ後は薄いが、測量された杭が有った
P754から次の小さなピークで??と感じた以外は、ルンルン
下って行くと図根点が、周囲の木を切り払って測量されていた

  
ここから、小道はハッキリと表れた。それでも下りに間違いをおかす事が多い
コンパスは慎重に取ったが、下れば下る程小道はハッキリとする
この付近から小道を下ればいい。
それでも読図は疎かにせず、今日はシンケンに下った
   
地図では波線道は尾根先で東に下るが、西にも下り道が有るはずと、東道を無視して尾根を進と、やはり西に下る道が出た
すぐ下が民家だ。雑木を手で除けながら、下ると、民家の横に下山口があった
  

安の平の新宮側予告信号の20m程東だ
後は、県道29号線を車に向かって歩いた。
上栃谷の川沿いにも林道が有った。次回、足立山、持平山縦走はコノ谷から足立山に登るのが近そうだと地図を眺める

 
車にリュックを置いて、地図に取付き可と書いた所が登れるかと下見した
紀伊山地は、何処を見ても山山山の、山国だが、果無山脈とは魅力有る響きだ
今日も山は楽しいと初めての山域を楽しんだ
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