請取峠から奥船山、大滝山、水無野山ピストン
2019/04/20
二人+3人




約8.5km
時間 8:35〜15:00
炉端山友会で請取峠から新道峠の縦走例会を計画している
其の登山口情報の下調べに同行した

請取峠は御杖村側からと飯高町側とどちらからでも取り付けるが、時間的理由から御杖村県道783号線から下山は御杖村青少年旅行村としている
今日は、取り付き状況の下調べだ
県道783号線の終点奥は天理教の私有林道で、破線道で登るなら谷の廃道だ
管理人さんの許可を得て林道から取り付いた
管理人さんの家は県道最奥の家です
 
請取峠は一度高見山から縦走したが、手痛い失敗から其の記憶は薄く、今回私の膝痛介護者に宝来の鈴氏が同行してくれた
彼女はこの付近に詳しく、今回の疑問の二箇所の請取峠の意味解きのヒントも下さった
 
林道は状態も良く二駆の私の車でも天理教ゲートまで乗り入れることができた
足の悪い私には朗報だ
ゲートから終点まで約1.5km歩き良い
途中で請取峠の尾根位置をコンパスで取ってみる。
炉端山友会の今日の請取峠経験者は、谷から登った記憶を話してくださるが、谷道は廃道のようで林道を登る
 
林道終点左手にソマ道風の小道が尾根に向かうが、宝来の鈴女は右手のガレ場付近の斜面に道が有り峠まで登った記憶が有る
往路の話だが、そこに確かに道だった事を現す、奈良県の道標があった
下から見れば石積みも残る
さて左手ソマ道は尾根まで突き上げ、ガレ場から登った二人を待てば、切通しに道標が賑やかで??と思って、コンパスが差す請取峠方向に小ピークを越えてきた。?? 地形図位置と大きく違う請取峠位置の看板、地図が読めれば、コンパスを取れば、マタマタGPSを使いこなせれば其の違いに頭はパニックだろう
丁度縦走者が来たので、請取峠の道標が有りましたかと聞けば無かったとの事、間違いが連鎖を呼んだものだろうと早合点だ
私の記憶位置は地形図位置だろうとコレマタ勝手に思い込む
地形図位置に行き地形やGPSから位置を確認するも請取峠位置は間違いが無い
地理院の記載間違いでもなさそうで、破線道はソマ道程度飯高町側に残り、御杖村側は廃道だろうが、其の跡が見受けられる
又、尾根上に炭焼き窯の跡が有り、人の往来が見受けられる
 
兎に角この地点は私が経験した請取峠では無い
記憶では道が状態良く残っていたことだ

此処が地形図に載る請取峠で有る事は間違いは無い。一巻きの印を残したが、間違いだと明記するヤマレコも有る事は悲しい

疑問を残し取り付き状態を確認できた
此処で、トクマ山からセンジカ山、長尾山、八幡神社と周回バリエーション組みと、私の介護登山組みに分かれた
直ぐに急傾斜の一本松への登りだが、地名のみで松は無い
 
一本松地点で現在地を間違い、コンパスが合わないと言う私に、バカタレ、現在地は此処とお叱りを受ける
今日も久々に鈴女とワイワイ登山だ。
現在地読みにうるさい宝来の鈴女だが、地形読みは間違いは少ない
ワイワイ
 
奥船山は丸いピークだ

山名板が無い、現在エアリアマップには山名は載らない
一巻きの名を残した
 
小さな丸いピークから飯高町方面の村や山々が見え、山座の同定だ
アレが木梶山?梅尾、向こうが国見、ジャアレが明神岳、アノ付近は迷いから池小屋山かなー
エアリアマップから同定する

山頂三角点手前の登り左手に面白いヒメチャラが有る

 
山頂は見逃すことが無い
山頂で久々の記念撮影と何時もは新宮山彦ぐるーぷで言いたい事を言い合うが、今日の体調を気遣ってくれる
嬉ねー
 
大滝山には三角点波瀬が載る
点の記は、三等三角点 波瀬 北緯34°26′31″.0952東経136°09′05″.4992標高979.69

大滝山は方向取りが間違いやすい注意点だ
現在方向尾根に倒木が有、方向を隠す
 
次の水無野山への下り登りは今日の最急傾斜
ユックリ登れと言ってはくれるが、ユックリしか登れない

50mは直ぐ登るが、山頂は本当に小さなピーク
水筒やオムスビを転がせば跡の祭りの急傾斜だ
 
水無野山は又の名をタコラ山と言う
樹間から、学能堂山や三峰山が見える。
 
ユックリと休息して無線を入れれば、東トクマ山で昼食中の別働隊、時間計測をしてみれば、やや別働隊の方が下山が早そうだ
行く先を決めていない。ここから引き返す気まぐれ登山だ

下り傾斜が有る。痛めた脚は慎重に下った

大滝山への登り返しは足が痛いと、ソマ道を見つけて巻き巻き
 
往路を巻き巻き忠実に請取峠に下る
 
最後の小ピークを越えるが、正面から下れず左手の雑木の間に下って行く
木を持ちながらの下りはやや○危の下りだ

下りこめば、此処が以前来た請取峠だった
地形図から離れ、確かに切り通しで六尺道は飯高町に続いている
 
切り通しを林道側に向かえば、道跡は感じるが、完全に抜け落ち、道が有った頃に作った道標が残っている
その道を下った経験の有る宝来の鈴氏
此処は、近代に荷車道が開かれたのだろう
 

こうして思えば、二つは請取峠なのかもしれない
地形図請取峠も登山者は認識してもらいたい物だ。

ヤマレコかヤマップかにニセ峠などと書いている知識不足の方も入る
私の手持ちのエアリアマップから、新峠と地形図峠の表記違いをJPGで載せてみます
皆様で踏査みてして下さい

昭和61年度版下二つ
赤目、倶留尊高原地図は切り通し側を請取峠とし、高見山、香肌峡地図は地理院位置を請取峠としている




1961年度版のエアリアマップも地理院地図位置が請取峠だ


軌跡から地形図 

軌跡は外れているが測量点744mが踏査の位置になるだろう
ズズズzと林道に下り、無線を入れれば、ほぼ同時に目標地点で合えそうだ
 
林道を下り、ゲートのひのきしんセンターから車で八幡神社に下れば、ぴったりと出合った
30秒の時間差だ

中前氏にはお礼のメモを残し帰路に付いた

別働隊の登った山の図

奥野山の位置はエアリアマップにって違いが有る

オマケ
この付近には美しい色のスミレが多く有った
品種はわからないが何か違いそうな美しい色だった
  
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