福井県大野市のよろぐろ谷遡行と桧谷下降 2015/09/12〜13 炉端山友会にて |
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炉端山友会で福井県大野市のよろぐろ谷沢登に参加してきました。下山は桧谷を下ります 初級の沢と言う事でしたが、滝はほぼ直登して巻き道を登らずでルートを取ると、よろぐろ谷は3級沢となる厳しいものでした 三人の沢リーダーと、総合リーダーを決めて、下調べで8時間程度としたコースでしたが、12時間の遡行、沢下りと成りました 安全を最優先しながら、支点構築やハーケンの打ち方、ビレー方法、等中身の濃い沢登りでした 総合リーダーには気が気でない時間となりましたが、楽しい沢登りでした |
12日小池キャンプ場に前泊、持ち寄り鍋でワイワイ、小雨が降るがたいした問題ではなさそうだ 明日のために、沢リーダーに注意点や山談義、ワイワイと山は楽しい 13日4時に起床して準備、キャンプ場上の駐車場に移動、6時行動開始 上の道を少し登れば白滝の道標があり、一般的ではない白滝への踏み跡道を歩く 雨上がりでもあり、沢靴は滑る。 沢の音が聞こえ沢を横切り直ぐ右手正面から右岸側に登り、小屋下を通ってその先で再度沢に入る そのまま、右岸上の道を登れば白滝の上に高巻ける。 幅の広い白滝攻めは、右手を攻めるのが登りよさそうだ 記念撮影をして、リーダーLさんが攻めるが後2m程度にすべりが有るようだ。 ナイロンタワシでゴシゴシ垢を落としハーケンを二本打った。 確保はR子でセカンドで登る |
8人の人数は沢としては多い LさんとR子二人の二本のトップロープで順次登った。 あと少しは、すべりもあるのでゴボウ登りのロープをもらった 中には超初心者もいるが、リーダーは適切に指導する 滝上は見事な滑だが天気が悪い、晴れていればモット美しいだろうと思ったが、美しい |
全員が登り直ぐ先の左手分岐のよろぐろ谷に入る 沢口は細く、本流の桧谷に入りそうなショウタンだ よろぐろ谷に入る 谷幅は狭いが小滝の滑滝は美しい 見た目よりは滑りが少ないが、おっとっと、フリクションを上手くかけないと大きく口をあけた、ポットホールにドボンだ コノ谷はポットホールが多い谷だ。 泳ぎはないが淵は深いと腰を越える 綺麗な滑滝が次々と美しい |
滑滝が少なくなる頃、小滝も多く直登は面白い 流石に白山が近い、名前の知らない花が美しい谷だ。 待ち時間で花を楽しむ 小さなゴルジュの滝で膝を借りて第一歩を登る LリーダーとMサブリーダーはバックキックでヒョイヒョイト登る |
水量が少ない滝だが正面に溶岩が溶け出したような見た目二段の滝が出た。 登ってみると3段で上部は小さな2m程度の滝だ ショウタンは6、5、2、mと読んだ 普通は右岸を高巻くだろうが左手隅を登り、二段目はゴボウで三段目は巻いた 先ず確保支点のハーケン打ち、上級者ならフリーで登れるだろうが、私達は初心者が多い R子がトップで登りLリーダーが確保してサードをMサブリーダーが登って二箇所に支点を取って二本のロープを使って時間短縮だ 二段目は50度程度の滑滝、時間が迫る。 この時点で遅れが目立ち始めた Lリーダーは、私の6mmダイニーマロープをビレーループに結んで、滑滝をスイスイト登る それを見ていた他のグループ、あんな滝を登れるなんて、名のある方だろうと見とれいた 他のグループは左岸の雑木の中を巻き登っていった フリーで登るLリーダー ダイニーマロープで下ってくるなり、8ミリロープを持ってゴボウですいすい登る 続いてMサブリーダー、スイスイだが力が要りそうだ 支点を確保して マルチロープで確保して、各自ゴボウ登りだ 私の力は限界だったが皆頑張って ふー ショウタン |
マダマダ小滝や滑が続く 時間が迫る 5m?二段の滝が出たが、これは巻いたが、巻きは滑る滑る 4m程度の小滝でフト見ると右手を巻いた跡が有った。 Lリーダーは巻きを許可して私一人が登ってみた 見た目より厳しい巻きで、滝を登るのがよかったと反省、後にJ子が続いていた 同じように反省の弁 小滝が多い、一滝一人1分でも八人は多い 時間が迫るが、リーダーは安全を優先した |
遡行図の5mの滝だろうか、溶岩がせり出したような、私が顎を突き出したような滝が出た 先ず、右手から巻こうとしたが、斜面がすべり登れない リードで登ったサブのR子が行き詰まった。 Lリーダーが救出に登る 待っているうちに、左手に巻き跡が見えたので、Mサブに見ていただくと、登れると判断して登った 三人で支点を構築するが、細い潅木に取っている その要領を、二人のサブリーダーに教えているようだった どちらが本流か判断が難しい分岐で左に取った 小滝が次々と出る モウ良いだろうと尾根に逃げた 雑木の尾根は登りにくいが、隙間が有り手も使えた 縦走道の境界尾根に突き上げた |
尾根で行動食を取り、赤兎山から三の峯、白山へと続く縦走路を小杉峠に向かう 整備された道だが、アップダウンが汗を流す 小杉峠から道標が示さない踏み跡道に下ってゆく、ソマ道というより古道だろう 踏み跡は濃いが時々は分かりにくい、キャンプ場の方達が赤い目印を打ってくださっている 途中に出る1000年桧は巨大で、根の間に人が立てるだろう 桧谷に下った |
最初はゴーローで歩きにくい 下調べで出た遡行図に、3mクライムダウンと有る。 上から見ると高そうな滝が出て、LリーダーとR子が状況を判断する ここがクライムダウンの滝だった 二本のハーケンで支点を構築して安全を確保、トップで下ったショウタンは、小さな棚に尻で滑り落ちようとしたが、ショウタンクライムダウンだよと、正対した姿勢で下れと指示が出た クライムダウンが出来ない初心者は、ロアーダウンで小さな棚に降りていた |
ゴーローの沢を下る。途中で一人が足を痛めた。 たいした問題ではないが、歩調を合わすと全員がより危険なヘッデン沢下りに成るだろう リーダーは、R子サブを中心に5名を先発さした 滑が数百メートルつずく桧谷、滑は美しいが時々ポットホールが有り、足を入れてしまうと危険だ 注意が要る。四人に遅れながら歩いたショウタン、小さなナメリは滑り降りた 白滝上 白滝上で右岸に上り踏み跡をたどれば、入渓地点に出る。 巨木の杉林横からキャンプ場に向かうが、ヘッデンが足下を照らす 足を痛めた3人GPは少し遅れてキャンプ場Pに着いた Lリーダーは的確な判断で事故を防いだ 早く歩こうとすれば、痛めた足はさらに痛む、LリーダーとMサブの判断は正しい 予定時間は大きく越えたが、安全第一の行動は基本の基本だが、下山報告のズレが今回の最大の失敗だった 無事白滝案内の道路に出た 滑が美しいが日暮れだ |
ポットホール 甌穴、又はかめ穴と言い、川底に水の浸食で穴が開いたところう言う。詳しくはリンクのウッキペディアをお読み下さい 渦を巻きながらポットホールが出来始まる所と大きなポットホール。 桧谷滑床付近に多く見られた |
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