蜻蛉の滝から青根ヶ峰と仏ヶ峰、白倉山
2014/09/28
炉端山友会にて
11人

あきつのスポーツ公園08:10-青根ヶ峰10:40
青根ヶ峰10:55-鉄塔昼食11:30〜12:07-王峠13:45-白倉山14:58〜15:15-もくもく館P16:29
総時間8時間19分休憩含む
炉端山友会にて、川上村のあきつのスポーツ公園から蜻蛉の滝(せいれいの滝)を見て、音無し川沿いをハイキングで青根ヶ峰に登り、下山は吉野古道を三角点大谷の有る昭文社仏ヶ峰から王峠、仏ヶ峰、白倉山と歩き、下山を土倉庄三郎氏の作った五社峠越えの土倉牛車道をくねくねと下った。吉野古道はその影は薄いが、蜻蛉の滝から青根ヶ峰のハイキングコースには江戸期の小さな石柱が一つ残り、仏ヶ峰の王峠南下には地蔵が吉野の文字を残している。五社峠には付近三村の村社、式内川上鹿塩神社が祭られ往時をしのぶ
土倉道は、国道169号線が整備されるまで、牛車が往来していたのだろう
今は荒れ果てその影は無いが、一度歩いてみる価値はあった。
五社トンネルを抜け、右手直ぐのもくもく館に一台をデポして、奥にあるあきつのスポーツ公園に11人が集合した
由緒有るこの付近は整備が行き届き綺麗だ。太鼓橋を渡り、整備された歩道階段を登ると、蜻蛉の滝が轟々と落ちている
途中の高さまで螺旋階段で下り見る展望台があり見事な50m滝が見える
  

  
蜻蛉の滝について書かれたいた
道標に沿って階段を登り、つり橋を渡って、紅葉の時期は見事に見えるであろう展望台で、再度蜻蛉の滝を眺め、さらに道標に沿って登ると、林道につきあがる。一歩きで道は古道になり、その雰囲気がいい植林内を登る。
道の整備状態は良い
 
青根ヶ峰まで道標の整備がよい
読図に関心を持っていただこうと、各自に地理院地図を持っていただき、現在地を当てていただいた
正解かは、GPSやスマホで確認して頂いた。読図は山の基本の第一歩で、GPSもいいが、読図を楽しむようになればそれは楽しい

読図練習をした位置
橋を渡った位置で、地形がおかしいと、地図を眺める仲間もいて、読図への関心が高まったようだ
さらに歩くと小さな石柱道標があり、江戸期のものと読み取れると言う仲間、ここでも分岐の道がおかしいと疑問を頂いた
地図を読むと事は難しいが、それを出来なければ危険が伴う。

新しい道標もある↑

ここから一汗流す傾斜で斜面のトラバース道になる。
植林を抜けると、ススキが足元を隠す所となるが、見晴らしがいい。地図も見ないでここが559m地点だと思い込むショウタンに、鉄塔が通っているから、559m地点は過ぎていると指摘され、ミステイク、ごめんなさい、現在地を読んだ
559m地点は江戸期道標の谷沿い上の斜面折れ目がそうなのだ
見えているピークは青根ヶ峰かとの質問にコンパスを取って、今は見えないとコンパスの威力を説明した
青根ヶ峰までは道標が誘導する。
林道に突き上げ少し登れば、アスファルト道下の階段は、青根ヶ峰への上り口だ
青根ヶ峰には三等三角点 西川が鎮座する。この山の別名は奥山と老山師に聞いたことが有るショウタン、今もそれを信じているし、所在地は
奈良県吉野郡川上町西河字奥山275番1だ
  
山頂で小休止で記念撮影を楽しんだ
山頂から吉野側に下り周回して、往路に入り途中から白倉山方面に林道を下る
吉野側に下りきった所に古い女人結界の石柱と、せいれいの滝、大峰山と彫られた地蔵がありる

西側の景色を楽しみ、青根ヶ峰を周回する
  
アスファルト林道を下って、往路から吉野古道にと入る。今は取り付きは林道になりその雰囲気は無い
標識が整備され、西河に下るには間違いは無いだろうが、途中の三角点、喜佐谷や三等三角点、大谷は尾根上に有り、古道は巻き道でその特定を地図から楽しんだ。
 
鉄塔下で、昼食を楽しんみ、山座同定をする
 
喜佐谷はピークには無く、現在地は三方に別れる尾根で現在地を読みむ
三等三角点大谷は、登りつらい山頂に有り、地形図をよく読まなければ通りすごすだろう
 三等三角点 大谷 所在地は奈良県吉野郡吉野町大字樫尾字オク山528番地

所在地からこの付近は奥山と呼ばれていたのだろう。小字は山名を表すから、ここはオク山が山名だろう
昭文社は仏ヶ峰としている
三角点大谷下に蜻蛉の滝への下り分岐があり、このルートも登るに楽しい
道標に従い道なりに下ろう。少し痛みがある古道だが、ルートは分かりよい。
五社峠と西河の分岐に地蔵があり古いものらしい
 
ここから100m強で王峠に登り返す
ごく短い部分だが、石畳のあとが残っていた。
王峠には地蔵跡があり、昭和44年地元の学生たちが登りここに地蔵跡があった事の証が今も残っている
道標もあり、白倉山に向かう
一登りで、本居宣長の菅笠日記に出る仏ヶ峰山頂だが、茶店はこの位置ではなかっただろう
  
踏み跡はしっかりとあるが、小さくアップダウンはなかなか苦しいルートだ
途中で、コンパスで方向を確かめるところも出たが、よく見るとテープがそれを誘う。
ただ、伐採目印のテープに注意だ
最後の道標で一休み、鹿塩神社まで下る。
社殿は20mほど上の斜面にある。
 

   
社殿横から踏み跡をたどって尾根に出るが、これが急傾斜、さらに後少しで更なる急傾斜にと汗を流す
登りきれば、四等三角点五社横に山頂道表が出るが展望台はその先だ
 

 
大峰方向から白屋岳、白鬚の山々が美しい
下山は急傾斜を慎重に下る
五社峠に下り、土倉道をクネクネト下るが、ゴロ石や雑木が生えこみやや痛みが激しい
この歴史の道も、世界遺産同様に整備していただけないものか
とにかく、傾斜を緩くするためにクネクネが距離を伸ばす

三人が東の川ルートで下り、時間を比べたが、20分ほど時間がかかった土倉道だが、やはり一度は歩きたい土倉道だ
西河に出て、もくもく館前で集合して解散したが、中には20kg足らずのリュックを背負い、ポッカした、女強力もいたことを記して置きたい
 
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