九度山町東郷から健脚コース

雪池山、楊柳山
2019/01/18


地形図にリンク

距離約10.5km
時間 東郷児童会館8:30-豆腐屋敷跡10:30-雪池山11:25-楊柳山11:53
12:30-子継峠13:00-雪池辻13:30-東郷丹生神社15:01-児童会館15:20
小休憩含む
標高差+1160 マイナス1150
総時間約6時間50分
高野山には九度山から登る古道が多々ある
世界遺産道は良く知られているが、私は忘れられたような廃道ま近な古道を登るのが好きだ。
今回は九度山町東郷の東郷児童会館(閉館)から雪池山、楊柳山と登り、下山を子継峠、雪池峠、玉ノ尾、東郷丹生神社、児童会館と下った
登りコースは地形図に載る古道の生活道で、下山は最近のエアリアマップや廃版エアリアマップに載っている
上り下りとも、健脚コースで安易に取り組むコースでは無いだろうと感じたが、健脚者には面白いコースだろう。
東郷の児童会館そばの方に駐車許可を取り、其の家の方の庭先から取りついた

ご主人は、モウ整備の無い道だ通れるだろうかと、道が有った事をあんに言った。
取り付きのグーグルマップ  
児童会館に車を置き、取り付き道に入る
道奥は墓と廃田が有り、今では考えにくい耕作地だ
廃田を通り過ぎるのにやや道が不明瞭だ。
  
地形図では尾根に真っ直ぐに破線が書かれている。多少のジグザグは有るが、ほぼ直に尾根に道が有る
道といっても今は雨裂のようで、松枯れの倒木が多い
  
倒木は多いが小枝が無いから通行はそれほど厄介では無い
現在地は下山目的の尾根の鉄塔にコンパスを取ってクロスペアリングのシングルのみで地形から現在地を探ってみた
これは読図の遊びだが、GPSなどが壊れたりしたときに大いに役立つ読図法だが正確度は低い
それにしても急傾斜だ
  
真新しいコーヒー缶が落ちていた
少し登ると付近の間伐が進んでいた。
言い訳はしたくないが、そんな理由で道を外したが、尾根中央を登った

尾根を横切るように古道らしい測量道が出た。
黒河道のぼりの経験から、名知らずの多和上にある作業小屋下にある道に出るだろうと直登をやめてチョット探索だ

大きく迂回することになる

  
                              思ったとおりの作業小屋下に出た↑
快感だ。
少し黒河道を登り、これも見知っている鉄塔管理道から高野豆腐製造所跡に尾根を伝う
途中の鉄塔からは最高の見晴らしが有る
マア、バリエーション好きなら黒河道は面白みが無い
  

少し古い地形図には尾根道が載り黒河道は記されていなかった所を見ると元来は尾根道が主流だったかも
  
尾根は人工的に削られている。
豆腐を氷らす干し場跡か、其の先で巨大な石臼が一組と、礎石らしい物がある

其の上100mばかし歩けば、こんな所にどうして砂を運んだのかと思う水溜がある
其の付近に、墓石か又は灯篭か30cm各の石が置かれている
多分、豆腐製造の搾り器の重石だろう
  
少し急傾斜に成った尾根を登れば黒河道に出る
一人の方が登られた跡が有り、私達には靴に雪玉がつかないが、先駆者には玉がついて登っている
多分流行の、チェンアイゼン装着だろうと、自分も買って持ってきたが、失敗品かなと思った。

最近発売のエアリアマップに記された雪池峠から直登で雪池山を目指す
  
尾根中ほどに四等三角点、雪池山があり、宝来の鈴さんが点名を記していた。
雪池山は見晴らしも無い
気温も低くそそくさと楊柳山を目指す
  
途中の黒川峠には面白いことが書かれていた
マチガイナイヨ 調べてね だって
間違いは有りませんです
女人道に突上げ楊柳山に向かう
楊柳山手前で、階段が氷りアイゼン装着をしない私はユックリと慎重に登った
  
楊柳観音様の祠前には真新しい花木が添えられていた
いつぞや出合った玉川峡を守る会の皆様だろうか
山頂の三角点 点名は 楊柳山で、所在地は和歌山県伊都郡九度山町北又67番地ですから、高野山の最高山と言うよりも、私は高野三山の最高山と言ってほしい
此処は紛れも無く、九度山町最高所でもある
気温は低いが風は無い
少しユックリ目の食事だ
引き返し子継峠に下る
  
階段の氷を用心しながら下る
斜面なら大怪我は無いが、階段転倒は怖い

子継峠への下り階段も氷っていた

子継峠から雪池峠までの黒河道はワイルドだ
 
雪池峠から尾根に入る。道標は×印だ

道はルンルンだと読図をおろそかにして、テープが有るあると捨てテープに釣り込まれて、アララアルバイトだ
途中の尾根を越えるところで注意が要る。
下りより登りの雪池山の道標が設置されている
分岐注意箇所だ。

 

コノ道標分岐が注意箇所だ。捨てテープは外したが用心用心。

写真の道標箇所からワイルドに平地を越えて下ってゆく
倒木帯のなかだ、雪が積もれば踏み跡は見えない用心箇所だろう
  
尾根に成りだすと道跡はわかりよいが、登りたくない急傾斜も有り、これは健脚向きだろうの道だ
クネクネ下り箇所は滑り用心だった
どうやらコノ尾根は玉ノ尾と言うらしい
途中の三角点の点名は玉ノ尾だ
又、林道下山中見た間伐展示林と書かれてた看板の所在地に
九度山町大字東郷字玉ノ尾364番地と有り、小字は山名を現すの意味からすれば、尾根は玉ノ尾だろう



  

四等三角点玉ノ尾は道上の傾斜地にあった
点までは傾斜地に小道が作られていたが先ず気がつかないだろう
私は傾斜地を登って道に気がついた
点からは見晴らしが最高だ
点上から林道に成っている
クネクネ、舗装もある
直で下る事は出来ない
ブツブツ、林道をくだった
下ってゆけば正面に宮らしい森が出る

道に沿って登ればそこが、東郷丹生神社だ

歴史のある立派な神社だ
  
後少しだ
駐車時に、ここに下るだろうと見つけていた道を下った
途中で倒木があったが、車道を下るより随分早かったような気がした
  
                                   ↑カガミの所に下った。
玉ノ尾ルートは上級者又は健脚向きだろう
又、下りには地図に示した所の分岐には注意してください
体力不足の私には、思った以上に険路でした
戻る