蜻蛉の滝から青根ヶ峰、下山は旧吉野街道
2011/06/19
Ateamにて

 日帰り 3人
 8:37 蜻蛉の滝駐車場
 8:42 蜻蛉の滝 ~8:53
10:46 青根ヶ峰
11:06 金峰神社 ~11:57
13:15 大谷3等三角点
(オク山)
14:19 蜻蛉の滝駐車場
蜻蛉の滝は2回目だが、ここから青根ヶ峰に登った事はない
もっと年を重ねた頃登ろうと暖めていたが、登れば面白いコースで、特に下りの旧吉野街道は面白く、オク山、仏ヶ峰、白倉山、三船山等の山名がある事を知った。
今回は、三角点大谷(オク山)下から、白倉山登山口のある遊歩道に下山する、西半分だが、もう頭ではこれらの山を廻ってみたいが、渦巻いている
R169の五社トンネルを川上村に出て直ぐの横断橋手前を右手に入り、最奥に公園の駐車場がある、
登山準備をして音無川を渡り遊歩道を滝に向かう
歴史を感じる所でもある
滝の音が囂々と聞こえ、ゴルジュに落ち込む滝は見事だ
観光施設が整い、滝壺まで降りる螺旋階段がある

音無川を渡り                                滝上にでる
 

上から見る滝                           梅雨時期は水量は豊かだ
 

螺旋階段を下と                                         小さな滝が左手を落ちる、これも又綺麗だ
  
滝に感動して、遊歩道を登って行く、石畳の濡れた遊歩道は滑り注意だ
直ぐに、白倉山分岐の道標が出る
何も下調べがない、三角点大谷が白倉山かな??、勝手な想像だ
国土地理院地図を切り抜いた地図を持っているのみ、山名は分からない
吊り橋が出て、遊歩道を標識に従い登って行くと林道に出た
林道までも雰囲気がよい
林道終点から細い登山道に入って行くが、右手の音無川は美しく、梅雨の最中にも濁りなど無い
夏の涼みの沢歩きにうってつけだろう。いかにも涼しそうだ
山紫陽花は薄紫の花を咲かせていた
 

 
道標通り登れば良い
危険な箇所など無く、ルンルンコースだが、少し薄が足下を濡らすころ、道が登りに成り一汗流すだろうが、足下にはイナモリソウが美しい。今日のコースには、イナモリソウが多かった
 
一汗流し終える頃、林道に飛びだし、正面の階段を登り切ると、青根ヶ峰への古道が出る
良く踏まれた小道は急坂だが歩きよい
 

 
山頂に三角点西川が鎮座する
等級種別 三等三角点
基準点名 西川
標高 858.04
設置 明治36年6月7日
所在地 奈良県吉野郡川上町大字西河字奥山275番1
大峰参詣道を金峰神社に下る
西行庵の有る奥の千本分岐付近は古い時代を感じる所だった

 

 
金峰神社前の休憩所で食事をして、下山に係るが、流石この梅雨時期、一人の方が参詣に訪れたのみ
静かな山は深山のようだ
霧雨が雨になり、合羽山行だ
青根ヶ峰を西から巻き、往路に入り直ぐに尾根道に入って行く
尾根道は鉄塔管理道らしく、今も旧吉野街道は綺麗だ

往路に入り                              鉄塔道標から尾根に入る
 

古道は尾根を通らず、小さなピークは山肌を巻く
ルンルンで下って行くと、四等三角点喜佐谷を通り過ぎた
少し戻って、ピークに斜面を這い上がる。

山頂に三角点はなく、少し喜佐谷側に下った所に点は有った
設置者は臍曲がりか、
級種別 四等三角点
基準点名 喜佐谷
北緯 34°20′58″.0623
東経 135°53′45″.0641
標高 759.27
埋設 昭和57年7月3日
所在地 奈良県吉野郡吉野町大字喜佐谷字ヨウノギ迫226番地
旧吉野街道に出て下って行く、マークがありラミネートされた案内に仏ヶ峰と出る
アレ、次の三等点が仏ヶ峰だろうか、下調べがない
これもピークを巻いている。ここだと気が付き、これ又山肌を直登で登るが、倒木が多く尾根を歩けない
山肌からピークに飛び出すが、点名板が有るのみで、山名版がない
ウン??、ここは仏ヶ峰では無いだろうと感じた

点の記から見てこの山頂はオク山と呼ばれているのだろう


等級種別
基準点名
北緯
東経
標高(m)
選点 明治36年5月29日
所在地 奈良県吉野郡吉野町大字樫尾字ヲク山528番地

地元、河西の元山林労働していた方にオク山で有る事を確認しました
この方曰く仏ヶ峰はこの西、吉野道付近だと言ったが、?? 今ショウタン的探索中だ 2011/06/25
下山は一つ東のピークを越えた所から、直下で下る
傾斜は一級だ
今日もバリ下りかと思ったが、出くわした古道を右手に取り標識から下り始めた

コノ尾根のバリエーション下りは、装備がいるだろう

古道をクネクネと下って行く、小さな細いキレット道は少しは危険を感じたが、ルンルン
 

 
途中で役の行者の修行したと言う聖天岩屋が出る。
岩屋の少し下で倒木が道をふさぐ、何とかくぐり抜け下ると階段が出た。
道は細いが整備跡のある道を下って行くと、遊歩道の白倉山道標に飛びだした
  
滝の下の四阿で若者達が宴会中だ
梅雨と言えども人気の公園なんだろう
音無川を越える頃、雨が止んでいた
家に帰り、昭文社地図を調べると、三角点大谷668.4mが仏ヶ峰になっていた(カシミールも同じ)
ときたま間違いもある昭文社地図、川上村にメールで確認を取った所、
新・分県登山ガイド〔改訂版〕 奈良県の山 山と渓谷社の案内が正しいとの回答が出た
所が、実際、白倉山、オク山間の尾根縦走をすると疑問が出た
ショウタン的、佛ヶ峰を推測してみた
その記事にリンクしておきますが、断定は各自の判断で行って下さい

本居宣長の菅笠日記から推測するショウタン的仏ヶ峰550mにリンク



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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」