台高山脈縦走
川上辻から大台辻、山ノ神の頭から馬の鞍峰、三ノ公出会縦走

2007/10/21〜22日

天気晴れ


シマヤン、ショウタン

長年の願いだった大台山脈縦走の最深部川上辻から馬の鞍峰まで一泊二日で縦走しました。
20kgを超えるリュックを背負い、総歩行時間20時間47分久しぶりの縦走に大満足、
迷いもしたし、すごい忘れ物もした。シマヤンと凸凹コンビで歩きましたがお互いよく頑張り励まし合って成功する事ができました。
 

歩行時間
休息は含まない
川上辻-52分-安心橋-60分-大台辻-75分-添谷山-25分-御座ー-10分-引水迫-40分-P1118m-90分-振子辻-60分-杉又高下の分岐-20-テンバ
この間の総時間8時間30分、食事50分、他の時間は地図確認と迷いに時間がかかった

御座ーにて


@
大台ヶ原駐車場からドライブウェイを20分
西に戻ると川上辻がある。ここから縦走に取り付く
今、大台辻から筏場まで通行不能、ここに通行
止めの看板があるつまり筏場道が通行止めだ
又、この北にある三津河落山にもここからのとりつきができない。
A

B
道標に沿って筏場道を大台辻にと向かう
最初は良い道だが途中で道が落ち、橋が砕けて
荒れた所もあるがおおむね歩きよいなだらかな下りです
C
D
安心橋か名前はハッキリしないが最近賭けられたであろう吊り橋
E
直ぐに橋が落ち沢をわたらなければ行けない
この付近は運動靴でハイキングとは行かない程度の荒れ方でした
F
金明水と呼ばれる水場は岩から湧き出ている
よくこんな所から出るモノだ
G
おおむね道はよいが所々道が飛び、山をヘツル、
油断はできない
道通りに下って行くと写真のような分岐が出るがここは
大台辻ではない。
ここから尾根にと入って行く感じだ
H
この分岐から、馬の鞍峰まで三重県と奈良県の境界を歩く事になる。つまりこの境界杭が無い尾根にはいると尾根間違いです。この付近はテープや道標があり分かりよい

少し行くと大台辻に出る。
核心部はこの大台辻からです

大台辻に着いた 09時50分
                                     

 
I
大台辻からはいきなり急登、山地図ではここからブッシュと
有るが、ブッシュは無くなり踏み跡が完全にある
上から一人の登山者?が下ってきた
私たちを見てこの道はどこに行くかと尋ねる
高見山までとこたえる、
高見山に行けるのですか
ではここを下るとどこですか、
筏場です。
行けますか、
通行止めです
オイオイ、地図はないのかよ
そこに土砂崩壊と書いているだろう
こんな登山者?が遭難騒ぎを起こすのだろう
おまけに景色の良い所はどこですか
馬鹿、いい加減にしろ

ここまでの地図 25000/1にリンク

大台辻からの登り
J
リュックは22kg久しぶりの縦走と、○危道迷いが多い所
食料は3.5日分用意したが水は4Lと少ない
山地図には水場があるが、実際汲みに行くのは大変だろう
大台辻からテンバまでの地図25000/1にリンク
K
大台辻からアップダウンを繰り返し添谷山に着く
ここまでは尾根が広く歩きよい
踏み跡もハッキリと有り迷う事はないだろう
又天理大WVの看板があり安心できた

ところが、あまりにも簡単に着いたため添谷山から北西に下る
ところ東に向かってしまった
実際山では道が尾根上にまっすぐな感じで付いている
山頂から左に下るのだが、
ここにも多くのテープが打たれていたが何故か気づかな
かった
添谷山 山までの登りにすばらしいブナ林があった

添谷山は三等三角点


点名 添谷
等級 三等
高度 1250.08 m
緯度 34°12′55.6873 
東経 136°07′07.7953
位置 三重県多気郡大台町

L
写真のようにまっすぐ伸びる踏み跡を行ってしまった
途中1000年檜か巨大木が有り写真を撮ったり、して5分ほど
行くとテープが打たれている。
だが太陽は右手に見える、ウン、添谷山からは北に向くはず
マダ先に下り尾根があるのかな
それにしても下りすぎる
地図で確認するとどうやら林道から来るコースらしい
迷いテープか、林道を示すのか
とにかく添谷山に引き返した

巨大檜があると尾根間違い
添谷山に戻ると三角点の真横に下るテープが打たれていた
山頂からの尾根ではなく50m程度下った所から尾根状になる
この状態の尾根がよく見逃す。
M

O
N
尾根が痩せだし、岩稜が現れるとそこが御座ーです

P
御座ーからは見晴しは最高、西風が吹き気温も低かったが
ここで昼食、40分ばかし休息した
モウ見晴しは最高ですが、尖った岩の上二人で座るくらいの
広さだ トップの記念写真が御座ーで写したモノ
Qこの岩稜の上を下る
R
立木の中をリュックを引っかけながら痩せ尾根岩稜の上を下って行くと、ロープが張られていた
私は木の根を持ちながら下りきるとそこが引水迫です
S
引水迫は源流部だが水量は豊富にある
先ず水涸れは無いだろう
沢に沿って少し行くと又急登の登り返し
P1116mへの登りだ
登り切ると檜の植林、その中にテープが打たれ西にふって行く
ここにテープが打たれていないとこの小さな尾根に取り付く自
信はない。先人に感謝したい所だ
ここから西に、北に、東にと尾根はふるが踏み跡が有り分かり
よいが、立木が通行を妨げる所が多い。又崖っぷちを通る
注意がいる
私は1120mの手前のガレ場まで位置を確認する事ができた
が、気が付くと振り子辻に出ていた
この付近はナカナカ地図が読みにくかった
@
1116mの分岐
植林の広尾根上にある

A

C
痩せ尾根



B
ガレ場を登るシマヤン


この付近まで位置が確認できた
緩やかに東にふって行くため方位が変る事に気ずきにくかった
D
振子辻から東に下って行くと左手が開け景色がよいが
突然倒木が道をふさぎ踏み跡やテープが消える
おかしい、
尾根間違いか
もう一度振子辻で確認するが尾根は間違いない
磁石の狂いか、振子辻の上にある境界石の頭の×の方位に
合わすが間違いない(三角点や境界石の頭に×が有る場合
それは東西南北を示す)
シマヤンは倒木を乗り越え、私は少し下に東にはせる小さな
尾根の踏み跡を下ると北向きにトラバースしている
これかな、シマヤンと先ほどの地点で出会った
ここだろう、少し行くと境界石とテープがあった
左手が開けた尾根で分かりよいが少し迷ってしまった
E
振り子辻から見える北側尾根
F
尾根をふさぐ倒木
G
振り子辻下尾根からの景色はよい
H
やがて、植林と雑木が入り交じり、尾根がハッキリしなくなる
まっすぐ行くと杉又高に出る
この手前にこれまた分かりにくい分岐がある
境界石の上に杉又高に行くなと書いた板
そろそろ分岐だろうと注意して進むが分岐がない
とうとう杉又高に登ってしまった
下りに尾根を注しながら戻り下るが分岐がない
先ほどの板の置いた境界石まで戻ったが無い
ウーン、
頭を上げるとそこが分岐だった(^_^;)
道標やテープ、がこれでもかと打たれていた
荷物が重い、下向きで歩く、立木で見通せない

これで同じような間違いを2回もしてしまった
二人が同時に見逃すという事はやはり下を向くのと見通し
ができないが原因だろう
I
杉又高下の分岐
J
ブッシュの中の踏み跡を下って行く
K
この下直ぐのキャンプ適地にはテントを張らず少しでも進もうと少し行った所に風が避けられる窪地がありここに野営する事にした。
下は腐葉土でフカフカ、木と木の間にテントを張り、小さなたき火で暖を取った。(たき火知識がないととっても危険)
今日はショウタン、メッチャつま先や小指側が痛く、どうも調子が出なかった。おかしい、マッ良いか
シマヤンと小さな宴会で今日の反省、明日のルート、検討しながら宴会は続く
続く

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