金山遺跡探索とみなべ町の行者山
2012/02/03
ショウタン

1/12500の地図
大串09:15-包谷滝頭観音09:45-P430m12:08-行者山13:05
下山
13:21-大楠峠13:57-駐車点14:55
総時間5時間40分
みなべ町の行者山は登られる方は少ないようだが二等点の山で、登れば面白いルートが取れる山だ
前回、真妻山に登った時に印南町側とみなべ町側を探索してみた
すると、地図の大串入り口の位置に包谷滝頭観音、そして林道が分岐する@の位置に、金山遺跡の道標を見た
行きたい、見たいが先行して休みを待ちかねた
金山遺跡の事を、道標前の民家の方に尋ねておいたが、二つ目の林道を入れと教えてもらったが、要領を得ない
道標があるさ、軽く考えていた所に落とし穴があった
R424の龍神街道からR425と入り、旧真妻村の上洞(かぼら)の真妻郵便局100m先の県道に入り、佐田峠を越えて地図大串地点に路駐する
川が分岐する地点だ、位置特定は分かりよい
町道入り口に包谷滝頭観音の案内があり、安政四年の石道標があり古い道である事が伺われる
 
町道入り口で農家の方に20分程、金山跡の話を聞くが、これも余り要領を得ない
マッ何とか見つかるだろう
包谷滝頭観音は林道の終点に有る事が分かり、先ず包谷滝頭観音に向かう
林道分岐に、下調べ時の道標がある。ずいぶん前の物だと村人が教えてくださった
  
右手林道に入って行く              @の位置にある↑
右手林道の細い谷筋は、田や梅畑で耕作放棄がされていない。いなみ町は梅生産農家が多い
品質の高い梅が生産されるのだろう。本当に山中の田畑だ
金山跡には二つ目の林道分岐を入れと教わっていたが、包谷滝頭観音は右手の谷、先ず右に入る
コノ分岐点に新しいコンクリと煉瓦の炭焼き壺が有るが、もう放棄されたようだ
  
 地図Aの所↑                                          写真B↑
林道を奥に進むと、包谷観音の案内が出る
少し不安な林道分岐が出て??、右手に入ると??、左かなと感じて左手に入る
向こうに柵のある小道が山肌に見える。結果どちらも行けるが左手林道終点は駐車できる広場に出た
この間分岐から150m程度だ
  
写真C↑
観音堂が見えた。トタン張りのお堂だが中は立派だ。
お堂裏に、元の祠が有り最近お堂に建て替えたようだ。
お堂裏に小道が延びる。金山探索が無ければコノ小道登っただろう。たぶん、境界尾根に登れるだろう
引き返しは柵の小道を下ったが、モウ誰も利用していないようだ
写真Aの所から林道に入ると直ぐに、水道施設が出る
水神様が祀られているようだ
 写真D

水道設備の直ぐ奥に、金山遺跡の案内が出るが、古い物で今にも朽ちそうだ
案内に従って山肌の小道に入る。直ぐに小道は右手に曲がり、山裾を巻いて行くが、ごく最近整備された様子
少し進と、上で間伐作業のチェンソーの音が聞こえる。木が落ちてこないか慎重に歩いた
  
コノ谷は放棄の田畑に植林されている
木の橋を渡る。この橋が落ちていると前出の農家の方に聞いていたが、新しく掛けられていた
田の中の整備小道を進が等々それが分からなくなった
左の谷に入るがこれではない、右か、分からない、どこかで道標を見落としたか、マタマタ斜面にあるのか
道標まで引き返し、再度探すがやはり道標はない
伐採作業の方に尋ねようと、山肌を登ったが、傾斜がきつく倒木で登りにくい
滑って5m程落ちてしまった
マッイイカ、探そうと、今度は右谷に入る。炭焼き壺を左に取った
道整備跡が無くなるが、谷筋に石積みを見つけこれだと思いこんでしまった
  
又炭焼きの跡、モウ道はないが谷筋を登ると、小さな滝に出くわした
谷が小さく分岐する。右手も左手も小さな滝、その下に石積みが残っている
滝上か、

左手の小さな5m程度の滝下に行くが、登れそうにない
右手の滝は7m程度か、小さく氷柱が出来ていた
これは何とか登れそうだ、よく見ると左手、右岸に道が有ったように見える
ロープ確保しようか迷ったが、登っちゃえ、慎重に登った
  

やはり滝横に小道が有ったのだろうと感じたが、その上にはモウその感じがなかった
さらに少し登ると、滝が出た。今度の滝は少し高く直ぐ横を巻きのぼれない
斜面登りだ。
左右の斜面を目視する。地図からは左がなだらかそうだが、万が一滑ると木が少ない
右手は傾斜があるが、雑木がヤヤ多い、右手と決めた
登りはじめるが、やはり雪の溶けかけた斜面は滑る
引き返そう。
ロープを取り出してみると、アラー10mロープだ
これじゃ残置しなければ下れない。貧乏なショウタンは、モッタイナイと斜面に取付いた
怖さが走るが、何とか成るさで何とか尾根まで登りきった 大汗


尾根に登りきると雑木が沢山生えている。木を掴みながら這い登った
浮き石が多く一歩一歩慎重だ
単独コースとしては大失敗だが、仲間達と登るとそれなりに面白いだろう
境界尾根に登りきり、測量点430mを特定して高度計を合わせた

  
這い登る尾根                    430m地点                 コンパスは慎重に取った

金鉱探しは見事に失敗したが、次回こそ探してやろう。行者山に登るルンルンコースは、観音様から登れるだろうと、もう次のチャレンジが頭をよぎった
境界尾根は整備が良く美しい
下山後聞くが、今も毎年整備しているとか、
地図に載る小道は全て生きているが、地図とは少し位置が違うように感じたが、ショウタンの読図が甘いからかも
とにかくコンパスを合わせながら行者山に向かった

  
小道から二等点ピーク尾根に乗る所は少し地図とは違うと感じたが、登れば山頂と山頂に向かう
  
山頂に登り、右にはいると二等三角点、行者山が鎮座する
北緯33°51′55″.1903 東経135°19′19″.2841 標高422.61
所在地、和歌山県日高郡南部川村大字熊瀬川字古田715番地
付近に行者堂があると聞いたが、山頂にはない
小さな岩場の下にでもと探したが見あたらない、???実線林道側に有るのだろうか

岩下で風を避け、行動食並に早飯で昼食として、予定尾根を下る
岩下からも尾根が伸びるが、三角点から少し東に歩き、コンパスで尾根を探る
やさしい綺麗な尾根が広尾根から下って行く
少し下ると、踏み跡が濃くなる小道が表れ、少し急だがルンルン
途中のピークも、小道は巻いている。少し細い所もあるが、ルンルン小道
  

 
途中で大串の谷が見え、通るであろう尾根が見晴らせる
一つ目のピーク下だったのだろうか、記憶から外れたが、実線林道に向かうであろう整備の小道があった
私は大楠峠に拘った
小道を進んで行くと、大楠峠上は梅畑、入らないようにか、木が横に並べられている
左手の山林内を下り、少し畑内を通って、大楠峠に出た

峠から小道が下るはずだが、生け垣があり分からない
少し農道を歩くが見あたらない、引き返し尾根を下ると下に小道が見えた
下から見ると生け垣まで道が有るようだが、少し羊歯に隠れていた
 
尾根はネット沿いを下った           小道
小道は残っているがこの小道は整備がない、少し雑木が生えている所もあったが通るに問題はない
クネクネと下る
尾根先で、雑草が5mばかし、これが種が引付くイヤなヤツ、用心しながら通るが、やはり避けられない
  
尾根先↑                     林道から尾根先を見る↑          林道↑
後は林道をルンルンと下るが、急傾斜の斜面で、梅畑の作業が成されている
農家の方達の足腰が強いのだろう
途中で煙が立ち上る畑が有った。少し畑道を登ると、老夫婦が梅の木の手入れをなさっていた
金山の話を再度聞く、
高田区(大字だろう)の皆さんが金山跡の整備をずいぶん昔にしたとか
炭焼き釜の所から右に右に取れと教えてくれた
地図で、ここだろうと示したが、農家の方は地図は読めない
帰ってこの付近と推測してみた
又機会が有ればもう一度金山跡と、誰でも登れるルートで行者山に登ってみたい
今、これを書きながら頭でルートを描いている
農家の方が下さったミカンは最高に美味しかった
 路駐点
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第二回探索に続く

第三回に続く
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」