今井道から
セト山、白石岳、大日岳周回
2014/05/09
ショウタン

大きな地図にリンク
歩行距離 約13km 7時間 休息含む
自転車、4.1km23分
今回歩いたコースは昭文社の奥高野エアリアマップ、仲西政一郎、中庄谷直、両氏調査、執筆の地図を参考に地理院地図と比べルートを組んだ。地理院地図には今井峠や出屋敷峠の峠名は出るが山名は載らない。大日岳も三角点名は大日岳で山名は藤代峰や藤白峰とよばれていたと聞く。今回のコースのホトンドは経験済みだが、今井道を上筒香から今井峠まで通して歩いた経験が無く一度歩いてみたかった
奈良県野迫川村の今井から今井峠まで経験済みだが高野町側の今井道は半分しか経験がない

吉野から続くこの尾根は多くの山名があり、扇形山や武士ケ峰、乗鞍岳、大日岳、白石岳、セト山、城本山、高野町の陣ヶ峰、摩尼山、楊柳山と続く尾根で、弘法大師、空海が青年の頃吉野から歩き高野を発見した道と有る
今回の縦走でほぼ99%この尾根を歩いたことに成る。これど同行二人のトレッキングだ 汗
今回取り付いた今井道は、古道で五条から大塔村や野迫川村に物資を運んだ街道でも有り、今もその跡をくっきりと残す
多くの古道は、その名前すら忘れられるが、中筒香の住民はその道を尋ねると、詳しく教えてくださった。
中筒香に路駐して以前下調べしておいた所から取り付いた。そこをマピオンでリンクしておこう
橋横に路駐して、その先の坂を登ってゆく
 取り付き
登ってゆくと坂上の民家の奥様が、何方へ行くかと尋ねると、今井峠に向かうと話した
この道は険しいよ、右へはいらないと行けないよと教えてくださった。
右へ??聞き流したのがいけなかった。すぐ上の墓地から地図も見ないで尾根へと入った。
尾根には踏み跡の濃い道が有る。ここだろう、いい加減なショウタンだ。ルンルンだ
で、どうも様子がおかしいと、地図を眺めると、アララ、古道は西の下を通っている。
斜面を下り、古道に乗ったが、何処で間違ったか確かめたく、今井道を中筒香に向かって下り振り出しだ
墓地道だろうと思った墓地内を通る道が今井道だった。振り出しからアルバイトだ。
いつも何かが有るショウタンだ。
 
民家上から見た中筒香                   墓地内の今井道
気を取り直して古道を登る
古道は今も綺麗に残り荷車道だったことが伺える
  
この付近は、マッタケの山地で立ち入りを制限される山だが、道は通行が可能だ
なんやかんやで古道を登るが、杣道との分岐があり注意がいる
標高650m付近で、写真の分岐が有り少し迷ったが左の方が踏み跡が濃い
左に入った。ここで二度目のアルバイト、途中で間違いに気づくが、え〜い 行っちゃえ、地図を見ると一度通った経験の破線道に出るはずと進んだが、見事に道が抜け谷や斜面を這い登ることに成る。二度目の失敗だ。道間違いに気がつけば引き返せばいいものを、馬鹿なショウタンだ
この分岐で右に取ろう

  
間違いコースの様子
獣避けネットに悩まされながら今井道に戻った
四等三角点今井道を確定した。後は今井峠までルンルンだ
  
休息もなくセト山へと向かう。道間違いなど起こさない尾根だが慎重に歩こう。時々は杣道が有る
 
尾根は空海高野発見の道だという。高野山大学が調査した学術の道と聞いた。
吉野から高野三山まで尾根は見事に続いている。歩きがいのある道だ
一汗流してセト山に着いた。
山頂には三等三角点今井が鎮座する。
セト山で一人インスタントラーメンをすすった。
ルンルンと歩いていると真っ黒い棒が落ちている。ヨーク見るとアララ、ヤマカガシだがまだ寒いのか動けない
少しいたずらをしてやるが、いつもの威嚇の姿勢ができずわずかに体を潰しただけだ
樹の枝で持ち上げて陽だまりに移してやったが、お礼も言わずペロペロと舌を出すだけだ
今井道で出会ったアオダイショウはノロノロだが自分で道を譲ってくれた
ソロソロ、長いものが出る季節だ
 
セト山から白石岳に向かうが、小さなピーク超えが痛めた腰にきつい
案外長く感じるコースだ。今のところ目印が豊富にある
 
白石岳は単純ピークだが山名版が小さく有る。ここでコンパスを取らないと、マッタケ道に入り込むおそれがある
マア方向は大きく違うが地図は見よう
 
この先もマークが有るが、マークは高野山方向に向かう方のために打たれているようだ。
慎重にコースを読まないと尾根間違いが起こりそうなところが多い。少し踏み跡も薄くなる
出屋敷峠は車道でその横に残土捨場や壊れた小屋が有る
小屋の横手から踏跡にそって大日岳に向かうが、二箇所の斜面登りは大汗を書いた。
疲れた足は悲鳴をあげ出した
 
鉄塔が出る所で道にそって歩いたがこれが間違いだ
左右に道があるがこれは鉄塔管理道で踏み跡の薄い尾根に乗ろう
その先で踏み跡が出て大日岳に向かう
 
大日岳山頂には三角点大日岳が鎮座するが、古名に、藤白峰、藤代峰、水呑峰、石堂峰、小粒獄と多くの呼び名が有ったと聞く
行動食で英気を養い休憩した
山頂下には古いお社が有る。
 

お社前を通って天辻へと出るが、電波塔手前のピークから坂本辻へと県境尾根を下る
ここに古道があったようだがモウ通る人はいないだろう
少し雑木をかき分け下ってゆくと、古道の荷車道へと出る
電波塔手前のピーク

 荷車道
荷車道を下ってゆけば舗装の林道となり車道に出会う
 
この出合いに自転車をデポしておいた。前回車道歩きにヘロヘロになった。自転車は快適に下れた
ログハウス横の辻が坂本辻とエアリアマップには書かれている
高野山の道標にそって自転車を漕いだ
  


歩行距離 約13キロメートル、総時間7時間
自転車は4.1km23分だった
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