草木尾坂から黒の森山と太尾ノ嶺(ふどんとのみね) 2011/12/19 単独 |
コースタイム 鮎川08:25-三角点三川09:33-黒ノ森山11:12-太尾の嶺12:10〜12:30-竹ノ又13:33 5時間8分 県道はヒッチハイク |
気にかかっていた黒ノ森山と太尾の嶺(ふどんとのみね)、この山も高畑山にお登った時に見た案内板に載っていた それから行く気がました 水呑隧道付近から周回すれば簡単だが、これ又気になる草木尾坂を登ってみたかった 今回このコースを歩いて、旧大塔村の大塔の宮伝説の多さに驚いたが、この道も大塔の宮が歩いたかも 聞きかじりだが、ある村で、宮様が美味しそうに食べている餅を分けてくれと言ったそうな 宮様とも知らずに、服の汚れた武将を見て、お前に分ける餅は無いと断った集落は、その反省から、今も餅をつかないとか、宮様の馬を繋いだバベの木があり、馬繋ぎのバベとか 谷の奥で、米をといだ水を流した一行、その川の汚れを見られ敵に見つかったとか 旧和歌山の大塔村は宮様伝説が多そうだ |
草木尾坂の取り付きは、又マピオンの力をお借りしてリンクしますが、先日登った分領の滝の谷コース入り口近くだ 取り付きは陸橋に成っているが県道から陸橋に登る小道がある 陸橋際に、古い地蔵があり、ここが古道だった事を伺わせる 路駐点から見る陸橋↑ 陸橋を渡って登ると広い畑があり、古道はハッキリしない おまけにメガネを忘れた遠視の目は1/20000に拡大はしたが地図は見にくい エーイ、ままよと畑内の小道を登り、猪囲いの入り口を二ツ程通らして頂き、植林内に出て、上に登ると測量道が出た これかな、そのままクネクネと登ったが、地図に載る道とは違ったが、マア新しい時代の道だろう 尾根近くまで登ると、古道らしい道が有ったが、現在地確認のため少し尾根を歩いたが、道より歩きよい 現在地を掴む、古道に入ると直ぐに地蔵様が出た やはり古道だ、この道も三川村に向かう道だったのだろう 古道横の三等三角点は、三川の名前が付いている チョット、コースから離れるが、三等三角点三川を特定してみた 地形から、三川は簡単に見つかった 三角点三川横からの見晴しは最高で、先日登った分領山や登りたいなの政城山?が見晴らせた 北緯 33°43′50″.4446 東経135°31′03″.8883 標高482.90 所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村大字鮎川字愛賀会3518番地3 (現田辺市) 選点日明治36年5月23日 |
少し羊歯の生え込む場所もあるが、測量された小道は残っている 地形も分かりよく、小道をルンルンと歩くが、極一部は羊歯がジャマをした 伐採された所から、黒嶽や野竹、ゴンニャクが頭を覗かす最高の見晴しだ 電波塔が出ると突然林道が飛びだし、後は林道歩き、 地形からコノピークが黒ノ森山とピークに踏み込む。三角点が無いピークは2ヶ所に分かれて山名道標があった 四等三角点黒ノ森を特定しようとそのまま尾根を越すと、アララ林道だ、先ほどの林道の続き、降りられるかドキドキ、引き返すには、チト傾斜がきつい。 右手から下る事が出来た。 四等三角点黒ノ森にも山名版があったが、ここは三角点ピークで山頂はやはり30m以上高い北側のピークが正しいだろう 北緯33°44′07″.7931 東経135°33′11″.2613 標高599.34 点名 三川 所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村大字下川下字小谷2086 現田辺市 選点日平成12年7月12日 |
三角点黒ノ森横からは見晴しは最高だ 次の目標、太尾の嶺が正面に見えるし、黒嶽付近が美しい 太尾の嶺↓ 黒嶽付近↓ |
黒ノ峠は林道で、正面の掘割り横の階段から尾根に取付く 地図よりも傾斜はきつく感じる 何やら目の調子がおかしく、焦点が合いにくく、足下がぼやける マア、こんな事もあるだろう。睡眠不足かな、なんて考えていると山頂に出た 山頂には電波塔の小屋があり、その横に三等三角点愛賀合が鎮座する 北緯33°43′39″.5849 東経35°33′32″.6769 標高724.99 点名 愛賀合(あいがごう) 所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村大字深谷字本谷382番地 現田辺市 選点日 明治36年5月23日 |
食事を20分で済ませ、下山は太尾を下る事にした。 太尾は名前の通り広尾根で傾斜も緩く、現在地の特定が難しい 途中にある四等点太尾を特定して竹の又に下山する。 地図で下山口は川になっているが、マア何とかナルだろう 尾根は美しく傾斜も緩い 尾根先だけが急傾斜だろうと思いながら下山すると、送電柱が出た これに沿って下るが、コノ尾根は地形から現在地特定が難しい 今日は高度計を持っていない、尾根角度と地形から現在地を予測した 途中で古い道らしい物が出るが、地図波線道では無いらしい 間違っても何とかなる山、これだろう程度で下ったが、三角点が直ぐに見つかり、位置特定が出来た 北緯 33°44′15″.7347 東経135°34′03″.9644 標高438.07 点名 太尾(ふどんと) 所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村大字下川下字西黒蔵1533−3番地 現 田辺市 選点日 平成7年6月3日 三角点から小道らしい物があったが、尾根先が予想以上に厳しい 途中で新しい鎌跡が出て、誰かが登ったのだろうと、おそるおそる下ると、本当に細い尾根先に出た 細いだけに踏み跡は濃いほうだ 尾根先で、心配した渡渉も無く、地図にない林道に出て、立派な橋が架かっていた |
シャクレ林道なんて面白い名前の林道だ 後は車道を6km歩くと思えば気も重かったが、途中で山情報仕入れた方が、車で追いかけてくださり、私の路駐点まで送って下さった マタマタ人の親切をありがたく頂き、今日の山もまたまた楽しい |
戻る |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図 画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23業使、第2号)」 |