小山から辞職峠経由麦粉森山
2011/12/07
単独


登山口08:56ー小山09:36−三角点清水10:53−辞職峠11:34ー麦粉森山11:48〜12:16
鉛山13:53ー小山14:13
麦粉森山、一般的にムギコモリヤマ、と呼ばれているそうだが、下山後登った衣笠山の麓の方は、私達は、ムギコムギヤマ、と教えられたと言う。又ムギコムギヤマ裾には、辞職峠と言う厳しい峠があり、三川村(旧大塔村三村)に赴任する先生が、あまりの厳しさにそこで引き返し、辞職願いを書いたと言う峠の位置や話を聞いた
今回登ったが、古道の踏み跡が残り、低山独特のシザブッシュは一部を除き比較的少なく、私的には良い道だった
時々は登山者も登るのか、古いテープが目立った
下山コースは、テープに誘われた。下山はGPS-SWを入れ忘れ、予想図と成ったが、ほぼ間違いのない図でしょう


  
麦粉森山と分領山↑                                            取り付き↑
いつも富田川沿いのR311から見る麦粉森山619.2mは低山だが姿がよい山だ
北側の尾根は、何やら宗教施設が開発をしていると聞き、小山から鉛山に下るルートを選んだ
駐車は市ノ瀬橋下付近に、河川公園があり駐車できるが、小山で取り付きを見ていると、地元民がここに駐車OKと言って下さり路駐となった。
丁度熊野古道との交差点だ
  

地図通り道が有り、舗装路を登ると梅畑、畑内の道を登るが、梅畑はネットで囲われ、次に行けない
剪定作業中の方に尋ねると、猪穴が有るからそれをくぐれと言う。
ネットを越えると植林で、動物道を尾根中央に向かうが、脛切りの羊歯、尾根中央で古道に出る
小さな峠に地蔵が倒れていた。立て直して見ると、何やら文字が書かれていたが読めない
この付近からテープが出る。
小山地区からはネットでて登れない。A登山口や国土地理院点の記コースの利用が良いようだ
古道は尾根中央と巻き道に分かれるが測量は尾根中央に有り、四等三角点小山208.83mは小山山頂中央にある

  
                        
                          小山三角点↑

  

  
                              白浜を見る↑
とにかく道成りに登る
植林との境界にネットが出る頃、羊歯が大きくなり測量道は歩きにくい
植林内にテープが誘う、ネットは古く何カ所も倒れ行き来は出来る
標高400mピークは参った羊歯、ここも少し左手北側を巻けば、上手く雑木内を抜けられる
この先から小岩が出だし、小岩の上に乗ると、田辺市や白浜町の海や町が綺麗だ
  
羊歯や雑木が出れば、植林内をトラバースすれば歩きよい
ほとんどは写真のように歩きよい道だが
途中の四等三角点清水544.72mを特定するが、ここは尾根を少し外れている
所在地も和歌山県西牟婁郡上富田町市ノ瀬字清水2618番地と上富田町だ
  
小さくアップダウンを繰り返す                                     巻き道↑
チョットコンパスを合わせる小さなピークから、急激に下ると、途中で少し開ける。槇山や大森山が綺麗だ
エッ、これ登るのと、583mピークが立ちはだかると、その裾から小道は北に巻いて行くが、踏み跡程度
巻き終わった所が、辞職峠と言う事を聞いた

   
ここから小道はハッキリと出る
小さな青石の壁手前から、麦粉森山の尾根に取付く
少し馬の背だが、踏み跡やテープが濃い
途中に登った尾根が綺麗に見晴らせる

道成りに登ると、丸い山頂に、二等三角点,鮎川が鎮座する

 

北緯33°42′35″.6937 東経135°30′13″.3660 標高619.56
所在地和歌山県田辺市鮎川字下津屋3475番
選点明治34年5月29日

  

下山は鉛山に直接下った
波線道の載る尾根にコンパスを合わせ、下るがテープが賑やかだ
麦粉森山北側を巻く道に出会うと、正面に尾根が伸びている
下る程に道が出て、パラグライダー鉛山スカイパークに出ると、後は林道下りだ
  
富田川が綺麗に見晴らせる
廃屋が多く出る集落上に、山ノ神が祀られていた
古い物だろう
村の景色を楽しみながら下ると、猿が檻に飼われていた。飼い主は女性には強いが男性には弱いと言う
私が近づくと、檻の金網越しに背中を見せ、背中を掻いてやると、おとなしい
途中でボーリング調査をしていた。先日の台風と大雨で、下り尾根にヒビが入り深さ40mで、尾根ごと滑り出しているという
マア、明日明後日に落ちる物ではないが、地震や大雨では注意が要るという
全ての方法で測量していた。今回の12号台風で至る所にヒビがあるという
  
途中に道祖神があり、石柱道標が古道跡と思わせる
富田川沿いに出る川横には、庚申さんが祀られ、そこに、左くまの、と書かれ熊野古道を現わしていた
途中の道沿いも雰囲気が良く、車道歩きも苦にならない
この冬はこの付近の山々を楽しみたい感じがした
  
車まで総時間5時間17分だった
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衣笠山に続く
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」