2006/11/20
ゴーキョピークトレッキング ナムチェバザールで気圧順応
ナムチェバザール2日目
11月20日 ナムチェバザール2日目

今日は気圧順応のため二連泊する事になった。ゴーキョピークやカラパタールに行くには、このナムチェバザールでの気圧順応が大事だ。ルクラに飛行機で一気に高度を稼ぎ、さらにパグディンから800mの高度差、50%近くが軽い高山病にかかるとマンシンは言う。
朝からユックリと起きて、ナムチェバザールの展望台にエベレストを見に行く。ここは3500m、11月後半になると朝は相当寒い。外は霜で真っ白けだったが、太陽が顔を出すと直ぐに溶けて行く。

ホテルから見たナムチェバザールの町

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展望台は軍の施設の中にあるので、中に入るには記帳が必要だ。日本人には問題がない。チョット軍人さんと記念写真を撮らしてもらったが、めざとくそれを見つけた軍の上司が駄目だと言ってきた。

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展望台にはあと一登り、ホテルからは100m少々の登りだ。天気はまずまず。登ったときはガスがあったが、だんだんとガスが飛び、正面にタムセルクが・アマダブラムが、その向こうにタンボチェの町、最奥にエベレスト群が見える。後ろにはクンデが美しい。エベレスト(サガルマーター)ローチェLhotse ローチェシャーLhotse Shar、少し手前にアイスランドピークIsland peak、神々の山が見えた。亀さんは感動しきり。本当はもっとハッキリ見えなければいけないが、その向こうにMt.エベレストが雪煙あげていた。
少しハッキリと見えない事が、帰りに感動を与える事になる。

タムセルク

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アマダブラム

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クンデ

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エベレスト山群

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展望台の下のミュージアムで、テンジンシェルパ、ヒラリー卿の展示物、シェルパの生活道具、そして仏画、山の石1時間ばかし見学した。

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町の景色を楽しみながらチベット仏教寺を見学、中に丁度坊さんがいて寺の説明を聞く事が出来た。バターローソクをお供えしてブッダに手を合わせたが、この寺の主な仏様はグルロンボチェ・ブッダGuru Rongboche Buda、シッダールタ・ゴータマ・ブッダは小さく祀られている。グルロンボチェはゴータマ・ブッダの先生らしい。チベット仏教では信仰が厚い。両親のいない環境からブッダになったという方だと聞いた。

グルロンボチェ・ブッダ

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寺の中では、町の方達がマニ車を廻しながら何か話し合っている。マンシンが言うには、お金も出来、安定した生活が出来るようになると、次は命の心配、病気や怪我などしない事を願うようになるという。成るほど、人は必死で生きているときは食べ物の心配が第一だろう。

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寺を見学してマンシンと別れた。亀さんと絵はがきを日本に出したが、届いたのは私の帰国3日前だった。

ナムチェバザールの町

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ホテルに帰りシャワ−など浴びてユックリしたが、スイスの若者が高山病で苦しんでいる。何も食べられなく成って、ダイヤモックスを飲んだらしい。

ショウタンの高山病対策にリンク
続く