白鬚岳から赤倉山縦走尾根

大鯛山から登尾
2017/05/30

登山口900-大鯛山10:40〜10:51-高尾山11:26〜30-登り尾12:40
下山13:20-北又山14:19-北又林道-15:40-登山口16:01
総時間約7時間
総沿面距離約8.5km
カシミールの軌跡
(カシミールインソールの方のみ)
地理院地図閲覧にリンク
熱中症注意の五月としては30度越えの気温の中、ユックリと山に登ろうと、白鬚岳から赤倉山縦走尾根の内、大鯛山登尾間を変則周回してみた
この尾根を数度通ったが、その姿はほとんど変化は無く、台高の支尾根縦走では美しさは最高だ
今回は、体力の関係で、北股林道から登り大鯛山〜登尾までとして、引き返し気に成っていた尾根にモノレールが設置されていたのを見つけそれを下山した。
以前の取り付きや下山経験から廃道と成った尾根を大鯛山に目指して直登したが、デポ車の関係で少し北側の斜面から取り付いた
  
取り付き尾根は登るに険しい傾斜だが、コース取りに問題は無い
もし、下りに利用するなら地形図とは大きく様相が変わり小さな尾根分岐から尾根中央を捉えるのは難しいだろう
ランドマークは栂の巨木が倒れた物しかない。
558m測量点付近は下山不適で、少し北側の植林内を降りるが良いと思う。
登るに単純な尾根だ。コンパスを大鯛山に合わせてひたすら登ればいい。急傾斜の所処に棚状のフラット部があり一休みが楽しい

ここで友人達が熊に遭遇して、大慌てで植林斜面を下った話を思い出す
熊の糞らしいものがあった。多分そうだろう
大鯛山の奈目良氏のフクロウさんが迎えてくれるが、最後に登った8年前からすれば随分と風化した
ナメラ氏のグループ、紀州わらじの会の道標を見るとここにも有ると楽しい物だったが、最近の新しい物が見かけなくなった



大鯛山からは自然林の中の尾根が多くなるが、地図に書いた痩せ尾根付近は慎重に歩いた
風化が進み、だんだんと尾根が細くなってきている
一箇所、歩くに問題は無いが、完全に木の根が尾根を支えている所も有った。
今後が心配だ。
痩せ尾根途中で山ツツジに癒され、大台の縦走路見晴らしに癒される
痩せ尾根から見る
戸倉山 高塚山 赤倉山 霧降山 池小屋山などが山座同定できた。
北又谷はグリーンの美しい谷で、山抜けなどは少ない、マダマダ自然林が多いのがそのためだろうか
痩せ尾根から登れば高尾山1200m地点の小ピークに出る
立派な境界杭がある

一休みだ。いつまであるか、ナメラ氏の書かれたフクロウさんの風化した山名板、このような山名板は楽しいものだ
 
大汗だが、風があり蒸し暑さが無い。 一歩一歩の山行で熱中症を防ぐ。
今日の水は2L、コースとしては少ない
桧の特徴有る木がでる。ここが1179mの北又山だ


ここにモノレールが出来ていた。
下山目標をここから北又林道としていたため、目標の北又林道にある廃屋前にモノレール小屋が無い
多分、細尾谷だろうと読んだが、下ればピンポーンだった
この付近は間伐が始まっていたが、通るに問題は無いが尾根が広く中央を掴むのが難しい
少ないがマークが有る
植林内を歩き、突然開ける

池小屋山までの縦走尾根は美しい
更に尾根を進めば、大台ケ原山が見晴らせ、その先に大普賢岳の峰々が美しい
 

戸倉山 トペット、赤倉山、と縦走路の美しい姿が開けだした。
今日は体力の関係で行く気が無い。
中央に池小屋山がそびえ、北又川の源流部であることが見える。
大台縦走のホウキヶ峰、弥次平峰はしばらく登っていない。
ふと振り返れば大峰の大普賢岳、小普賢岳の特徴有る姿が美しい
何時もだが、縦走尾根分岐から登尾三角点までの距離は遠く感じるが、自然林は美しい
途中のプラスチック杭に赤ーと書かれていたが、地形図や一般山地図には赤倉山と記されている
倉をグラと訛る所から赤ーとエアリアマップに記された物がある。赤倉山方面の事だ
綺麗な自然林の向こうに三角点 登尾が鎮座する
  
三等三角点登尾

三角点の記
北緯34°19′12″.2541 東経136°03′35″.6684 標高1319.86
現在の所在地 吉野郡川上村」な家屋字登り尾367
通称 大タイのツキアゲ
チョット蘊蓄を傾ければ、ナメラ氏の登尾山はおかしい
三角点東の1220mピークが、山の定義にかなう所で、尾根が三峰以上に別れる

お昼を楽しみ、北又山に引き返す
1220mピークから、木の実矢塚、薊岳、穂高明神、千石山と見晴らせる


分岐先からは、戸倉山、高塚 赤倉山、池小屋山 弥次平峰付近が綺麗に見える
現在地も確かめず北又山に引き返し
北又山からモノレール沿いを下るが、下れば下るほど傾斜が出て、北山林道に直接出ず細尾谷の入り口に出る
モノレールは北山林道から見えない

 
慎重に下り、北又林道をテクテクと取り付きのデポ車まで歩くが、渓流沿いは思ったより涼しくい
  

手彫りのトンネルを歩いて抜けるには、コンクリート慣れした私にはいささか不安を覚える

荒れた林道を通るには不似合いなフィットで、ここまで入るには勇気が要った
 
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