下多古川遡上して奥駈道に下山は大所山尾根 2010/10/1 |
大きな地図にリンクしています コースタイム 大所山登山口07:00-枇杷の滝展望台07:32-滝口07:53-中の滝下08:16-滝口08:36-角千本渕08:58-コノハイラズの淵10:10-ルート探す時間30分-フングリイタダキピーク11:12-長尾八丁12:06-奥駈道12:50-小岩稜下15:22- 大所山16:00-下山17:22 |
今日は下多古川を遡上して、長尾八丁尾根を登り大峰奥駈道に出て、大峰奥駈道から大所山に縦走、大所山登山口に下山する大周回を団塊の世代の老人がいどんだ コースは厳しかったのか年のせいか、平均速度は1.3kmといつも遅い、まあ体調も相当悪くヨロヨロな山行だった まあそんな訳で、同行者名は伏せておこう (^_^;) 目的は、角千本淵と木の葉入らずの淵、フングリイタダキの地を特定したかった コノ、下多古川沿いは、上多古の阿古滝同様に大峰参りの道があって栄えた時期があったとか、でも現実にこのコースを歩いてみると古道跡はほとんど見つからず、当時の大峰参りの厳しさが伺える 沢登りとしては、一級の初心者コースらしいが登山で登ると面白い物がある。小さな滝を巻いたり、倒木を越えたり、川沿いをヘツッタリ、とにかく濡れないで歩くにはコース読みが面白い 今回少し水量が多く、数回繰り返す渡渉の飛び石が滑り オヨヨと頑張りました |
R169から下多古に向かい林道を進み、後少し地点で岩が崩壊していた。スコップで小石を取り、大石を除け一汗流した ヘリポート手前に路駐して、枇杷の滝遊歩道に入る。右手が下山予定の大所山登山口だ |
遊歩道は整備が良い、いつもより水量が多いようだ、この遊歩道は今日で確か5回目のはずだ 枇杷の滝手前で少し山肌を捲き上がる所があるが、それ以外はルンルン道、枇杷の滝下の四阿はまだ紅葉が早かったが、水量は過去最高、見応えがあった。 ここから先は、捜索費100万200万貴方持ちの看板通り、遊歩道ではない 沢登りや古道探索ルートでしょうか??過去の記事をリンクしておきます http://www.syotann.com/biwanotaki-syoubuduka.html http://www.syotann.com/oodokoroyama0903.html |
銚子口はいつもより前に水が飛びだしている。 綺麗だが時間がない、遡上を急ぐ 中の滝もやはり見事だ、中の滝は左手、右岸を高巻くが水量で渡渉位置が前回二回と違い少し手前を渡った 少し滑り、オットット だ |
角千本渕は綺麗だ、日が差す少し前、落ち口の水しぶきが光るが私のコンデジはそこまでとらえられないのが残念だ |
渡渉を繰り返しながらなだらかな沢横を登って行くが、滝の淵をヘツッタリ高巻いたり、小さな岩を登ったりとコースは面白い 沢は明るく美しい 主立った滝の様子を乗せておこう 倒木が引っ掛かった滝 ヤヤ大きめの淵を持つ滝、ここは左手を登る 小さな淵の滝、手前に倒木が↓ 倒木が引っ掛かった滝、倒木を手前に持つ滝、大きくはないが淵は美しい 小滝の数は多くあったが名など無いようだ、やはり印象に残ったのは倒木が引っ掛かった倒木の滝だろうか だがみな美しい |
倒木が積み重なった小さなナメ滝をヘツリ登ると、正面に岩稜が立ちはだかり、4mの滝が落ちている 昭文社の案内でこの滝の渕を木の葉入らずの淵と言われる事を知る 前回は7mに見えたが、ナルホド低い、4mとかその上に6m滝が有りさらに上に4mが有るという 右手ガレ場に上がれば二の滝まで見る事が出来た 前回はここで行き詰まり、左手、右岸のチムニーやらトラバースやらで左手尾根に登ったが、今回は右手が古道ルートで有る事を知った。コース取りは右手のガリーを直登したとの記事があり、これを探すが巧く見つからない 今思うと淵の真横に有ったチムニー(ガリー)か又はガレ場上の岩稜帯のどこかに有るのだろう タブン、おそらくガレ場上のコノ写真の処と思うがサテ?? コノ、ガリーの越えをフングリイタダキと言うと昭文社は紹介しているが、確認は出来ていない 探していても時間が係る とにかく地図を見て、この岩稜の尾根の右手、一つ下の沢分岐から取付こうと倒木の積み重なった小滝を下り、倒木丸太橋を渡り谷分岐まで下って、ヤヤガレタ斜面を、這登った。 結果は尾根南側から登るか北側から登るかの違いだ。 尾根に這い登ると自然林、その先は植林か??桧が多い、適当にとなり尾根にトラバースで下り登り返す。 隣北側尾根くびれ部分から沢に下ろうとしたが、どうやら古道??らしいトラバース道が見つかりこれをトラバースで進み なだらかな尾根から沢に下山した 結果、木ノ葉入らずの淵から上にあるなめ滝や8m滝は見ていない 目標の長尾八丁の東の尾根先だ。ここで行動食、パンをほおばって先を急ぐ 這い登った尾根の山肌↓ 隣尾根の地図で丸いピーク↓ |
1180m付近の谷分岐に降りるが沢は小川の様子、その左岸に小さく石積みの跡があった。古道だろうか |
長尾八丁は尾根中央に古道跡か道が開け、登りよい、途中で伐採をまぬがれた古木が大きなムロを持ちそびえる そんな木を二本ばかし見た |
一汗流す頃、大峰奥駈道の五番関コースが上に見える。この付近は大峰山の登山コースで一番美しい処だろう ブナが多く、紅葉間近な木々が美しかった。ピーク手前50m下から巻き登った |
小休憩で行動食、奥駈道を250m位下り、大所山分岐から尾根に入る 昔コノコースを初めて歩いた時はテープもなく踏み跡も薄く、おまけに石楠花ブッシュはコース取りに悩んだ物だ http://www.syotann.com/oodokoroyama1.html 又大雪で敗退をした時もある http://www.shimayann.com/newpage40.htm もう尾根は七夕コース テープが勝手に行く道を教えてくれる 少しでもマイコースと、オイ、次のピーク巻こうか、左を少し歩こうか なんて臍曲がりなショウタンだ 1401mピークからブッシュが開かれ歩き良くなっていた。ルンルン 問題の小岩稜は、フィックスロープが張られているがトラロープ、トラロープに命は預けられないと、補助ロープを出しトラバース気味に下った ここからの尾根は楽しく美しい、少し疲れも出だしたが美しい尾根は楽しい 見知った大所山、いつ来てもブナは美しい。山頂の樹間から勝負塚山が見え美しい 10分の行動食、下山を急ぐ 下山の分岐はテープに従った。以前の位置とは違うが問題はない、途中の見晴らし岩から見る台高山系は絶景だ 後はもう植林内をクネクネと下る 今日のコースでここが一番シンドク、これは登りたくない道だ、下りでこれだからと ブツブツ 団塊の老人隊、目的を果たして、コーラで乾杯、10時間20分の山行に大満足で帰路についた |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図 画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平21業使、第652号) |