南奥駈道
玉置山から本宮、大斎原へ


2009/05/23
マッチャンと同行

玉置山から大黒天神岳

マッチャンの記事にリンク

駐車場から本宮辻
駐車場から本宮辻間の地図

このページで使用する地図は
「国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」
多くの皆様が歩かれたであろう南奥駈道、今回我が山友マッチャンと玉置山から本宮、大斎原まで歩いた。半分は登山気分
半分は奥駈修験の気持ちだ、ここからは高い山もない、険しい所も無い、しかしそこが修験道だった
駐車場 20分 玉置神社 25分 玉置辻 
玉置辻 35分 水呑金剛 60分 大平多山
大平多山 30分 大森山 55分 切畑辻
切畑辻 35分 五大尊岳 60分 金剛多和の辻
金剛多和の辻 20分 大黒天岳
前日下山する本宮の公衆トイレ前に一台,
車をデポ、前泊地のカツエ坂下の展望駐車場でマッチャンとささやかな前夜祭
飲み過ぎることもなかったが少しシュラフが甘く朝方寒くって震えた。ここは1000mに近い高さである
朝日を楽しみ、玉置山駐車場に向かう。玉置山神社に参詣して、裏の巨大杉、神代杉(3000年)と夫婦杉(1000年)に気をもらい神社下から奥駈道に入る。丁度若者達が古武道スタイルで本宮へと向かうのと出会う

           

                   
神社下から奥駈道に入る。この付近は見事な杉が美しい、直ぐに犬吠桧の鳥居が右手上に出る
ここで武道着を付け、足に白脚絆、腰に笠、金剛杖を片手に若者二人が駈けるように下っていった
すれ違いの会話に大東流合気柔術を心得ているとか、ショウタンの直感はやはり自分も武道家の端くれなんだと思う所があった。今日の出足は良い、直ぐに玉置辻(本宮辻)に出る
       
玉置辻は車道に成っている。舗装道を越え正面の林道風の道に入って行く。標識はある
振り返ると玉置山が美しい。
       
玉置辻から切畑辻
林道風の道はやがてトラバース道となり古道風に変わって行く
途中で水呑金剛の古い石柱標識が出る。マッチャン行くかい、ゆくゆく マッチャンも強くなった
水場があったのだろうか、植林杉の中の細い踏み跡を下って行くと新しい石標柱が出た
尾根に出る所の石柱に注意がいるがこれを見逃さない限り水呑金剛には行けるだろう
尾根からさらにガレ場のトラバース道を道標通り進むと平らな所に水呑宿跡がある。ここが水呑金剛か??
       

少し下ってしまった。マッチャン直登で奥駈道に出る いいよ、話は早い、横の尾根を直登して奥駈道に戻った
見かけより傾斜のある山肌は汗がしたたった
奥駈道に戻りここから大森山に向かう途中に、廃道となっていたこの道を復元した新宮山彦ぐるーぷの道標がでた
当時の苦労が忍ばれる。昭和62年6月21日と有った。マサカ世界遺産にまで成るとは想像もしなかったであろうが、先見の目があったのであろう。このページで感謝の気持ちを表したい
  
途中に紀州わらじの会の道標が出た。大平多山 999m 所要時間20分とある。那部良氏の書くフクロウマークに釣られてマッチャンと大平多山をピストンした、ピストン時間は20分だった
           
奥駈道に戻り大森山山頂に急ぐがこの付近で少し疲れが出だした。たわいのない丸い山頂に多くの山名版があった。ここで行動食を取り小休止
           

少し先に三角点のある山頂がある。大水の森 大森山 大森山南峰と沢山の山名板がある。カシミールはここを大森山としている

           
ここから少し傾斜が出だす。道も奥駈道らしくなってくるが雰囲気はマダマダ里山という感じだ
三角点大水ノ森の記
基準点コード TR35035668401 
点名 大水ノ森 
冠字選点番号 河 5 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−十津川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°54′14.4744 
経度 135°48′19.3291 
標高 1045.18 m
基準点現況
現況状態 報告なし 状態良し 保護石無し 
所在地 和歌山県新宮市字大森1159−2 
 
切畑辻から金剛多和の辻(宿跡)まではナカナカだ、山は低いが切り立った尾根や小さな岩稜はナカナカ厳しい

       


        

     金剛多和の辻には祠があり役の行者が祀られている。 ここから大黒天神岳の登り返しも見た目より厳しい
                    

                  大黒天神岳の二等三角点を過ぎ少し下で本日初の昼食休息だ。40分休憩
         
基準点コード TR25035664401 
点名 上切原 
種別等級 二等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−十津川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°52′23.2596 
経度 135°47′52.4235 
標高 573.85 m
基準点現況
現況状態 報告なし 20011207 
所在地 和歌山県田辺市大字上切原字下谷1798番地
選点 明治34年7月20日
埋標 明治34年7月23日
観測 昭和53年8月29日、平成13年7月17日
所有者 美里財産区(上切原)
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大黒天神岳 〜大斎原に続く