紀泉高原 孝子駅から桃ノ木台登山口 (札立山、見返り山、大福山、俎石山) 2021/11/16 4人 |
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経験豊富な方達でも、葛城の峰の紀泉アルプス付近は歩かれる方は少ない しかし 紀淡海峡に突き出す紀泉アルプスは歴史も古い道が尾根に通る 役行者が若かりし頃に修行した行場が多くあり、今、日本遺産として整備が進んでいる 今回、山仲間のお誘いの元、岬町孝子から、阪南市桃ノ木台まで縦走した ユックリユックリと歩いた。 |
R26号バイパス下の凸地に路駐して、平井峠登山口に向かう バイパスとトンネルで少し状況は変わったが、古い石表が道横に置かれ、南無阿弥陀仏、右きいのくにのみ読み取れるが、半分は私の力では読めない トンネルの上方向に向かえばガードレールに小さく、平井峠、札立山と書かれている 林道風の道を奥に入れば、平井峠、札立山と書かれた古い道標が出る 道標付近は平井峠ではなく、道標通り30mほど登れば地蔵が出る峠がそうだ 道標まで戻り山裾の道を緩やかに登る 良く踏まれた道だ 道成に登れば鉄塔が出て、気温は低そうだが天気が良く暑さを感じ服装調整をする 見晴らしは期待したほどない 尾根を歩けば東峠の案内が出る 一度下った経験が有るが、平井峠から紀の川駅方面の道に出た 確か地蔵か石の案内が有った記憶が有る。まだあるのだろうか 葛城修験行者が利用した道と書かれている 飯盛山に近そうだ |
尾根は状態が良い 自然林内を歩く。 コースの間違いようがない 小さなアップダウンは知らず知らずに疲れが出る 見晴らしが出るころは花木団地と呼ばれた花木を育てた山の上を通るが、今は自然林に近い状態になっている 僅かに椿が残っているところが有り、貯水タンク、放水用のバルブ弁などが残っている 麓の保育園の幼児が登った記録を残すかぜのこ広場に20年来登られた子供の名が残っている 当時は見晴らしも有ったのだろう。 今も登られているのかな |
花木団地を通り越し、採石場跡上を歩くあたりは山道らしくなり、古い亀裂在りなどの看板がある 右手すぐ下は30ⅿ程度の垂直の崖、砕石の削り取られた跡だ 小さく登り切った所は三宝台の案内が出るが、正しくは切立三宝台と言った 反射板が有った頃、南側は見晴らしは良かったが、今は雑木で見えない 少し下り切ったコルに道標が有り、鳴滝不動尊の行場に行く道が案内されている 今は鳴滝不動にはこの分岐から行くのが主だ |
ひと登りで札立山に出る 札立山までは2時間越えの時間をかけた 札立山は綺麗に整備され、台風で倒れた木を利用して休憩所が賑やかだ 昔のテンバも復活して好き物たちのキャンプ場所だ 縦走路は有志の手で笹がかられ美しいが、更に和歌山労山主催の長距離縦走が行われる直前は更に綺麗になっている 途中に休憩所などが有る。新池展望台は特に見晴らしがよい 小さな峠の鳴滝峠は忘れられるほど通行者が無かったが、最近有志により笹が払われ通れる まだまだ厳しい峠越えの道だが、一人でも多く通れば道が残るだろう トレラン者たちは走りよいだろう 尾根をアップダウンしながら50分程度で見返り山だ |
見返り山は、見晴らしが良い 元々は金剛童子山と呼ばれていたようだが、一人の登山者が、私は大福山から来た。 振り返れば来た道がすべて見え、目標の飯盛山が見えると聞いたそれは何所かと見返り山下で尋ねられ。それは此処だと教えた 笹が生えこんだ山頂だったが 切り払い見晴らしが出来、見返り山と記すれば見返り山が通称と成った ここから、素焼きの壺の破片が出ている 年代は経塚年代だと和歌山の博物館が見てくれた 経筒の破片が出れば、経塚だろうがそれは出ない 縦走路の奥辺峠上でスズメバチの巣が見つかったと山仲間がラインをくれた 万が一を考え、六十谷道に下り迂回した 人気の六十谷道を登る 道は良い 奥辺峠は人気の峠で、淡輪、札立山、六十谷 大福山の分岐だ 大福山手前に大福地蔵が出る この地蔵は元々ここに在った物ではない 麓から持ち上げられたものだが、古くは大福山山頂には地蔵が有ったという その地蔵は行方不明です 大福地蔵の前には見晴らしが有り休憩椅子もある 冬場の北風が防げる場所で冬場の食事をするときは暖かい 緩やかな傾斜を登り大福山に出る 今日はひっそりとした大福山だ 公園のようになった大福山だが、少し前まで巨木のヤマモモのピークで薄暗く、登山者も立ち寄らないピークだった ここに在った寺を再興しようとしたGPが山を切り開き、祠を建立した 大福山先に経塚位置の道標が出る 単独で見に行けば行者のヒデが多く置かれた石が何個か出た所が有った 時間も迫る 大阪唯一の、一等三角点の本点が載る俎石山に向かう 大阪南部の測量の第一番目に作られた一等三角点は、和泉砂岩で作られている 少し先に俎石山北展望台が有り見晴らしが有る 大阪湾一帯と、神戸、明石、関空良く見える |
後は道標に従って道成だ 分岐は鳥取池に出る所が多く、少し前までマッタケ山内を通るため立ち入れない所も有った 兎に角休憩所が多い 今回の縦走で下調べ中に気が付いたが、グーグルにサンヒル北展望台と言う所が出た 地形図で探ると、四等三角点、真谷(まや)の位置だろうと想像した 縦走路から尾根伝いで行けそうだ。その踏み跡らしい物を見た 今日の大きな収穫だ サンヒル展望台はここだろう↓ http://maps.gsi.go.jp/#16/34.320369/135.217379/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1 又行ってみたいところだ 長い階段が出る 下り階段は傷めた足が痛み出すことが多い ジックリと下った 池が出て、沢の橋を渡った林道T字路でゆくさきが??とGPSを見る 下山口が見つかり進むと、アララ、ここもスズメ橋の巣が有り回り道とある 兎に角回り込んだ 書かれた位置が不安になり、金網の隙間から登山道に登った 登れば、後5m程度先にその道が有った もうサンヒルが見える 今日もヘッデンかと驚かされながら、日暮れ前に展望台駐車場に下った |
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