雲山峰と行雲山峰
2022/02/20
単独
 

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久々に上人山から四ツ池コース、直川道、雲山峰、行雲山峰に向かった
風が強く、登山者は少ないだろうと見て、日曜日だが紀泉高原に登った
余力が有れば、落合まで下りたかったが、連日登山で少しお疲れ気味だ

スクーターで登山口まで行けるが、千手川沿いの凸地にスクーターを止め登り始める 
 
先ず最初に書いておくが、行雲山峰は地形図にも地元民にも行雲山峰と言う名は無かった
昭和40年ごろ、紀泉高原に青少年の森を中心にハイキングコースが開かれ、雲山峰と行雲山峰に見晴らしの休憩所が出来た
雲山峰は天下森(あめがもり)と呼ばれる雨乞の場所で木の祠も有ったようだが、私の記憶にはない

そのころは雲山峰は少し手前の小ピークに雲山峰の見晴らし場所が有った
今も看板だけが残っている

笹原の中に石の祠と三角点が有り、その横を山中渓への縦走路が通っていた
そのころ、数人の方が笹原の三角点周りを刈り取るボランティア活動有った
三角点周りが雲山峰と成って、現在の行雲山峰に行かれる方は殆ど無く、名が無いからだと行者が通る山から、行雲山峰と呼ぶことにした
名前は少しは知られたが、やはり行く方は少ない
途中の反射板の道は有ったが、それでも少なかった

年が経ちSNSが発達して、HPやヤマレ、コヤマップ、ブログやフェイスブック、最近はグーグルマップとそのピークが知られた
所が、何時の頃かごく最近だが、山名が変わり行雲仙峰との板が上がった
初期の方達はもう山には来れない人や旅立った方、諸先輩の気持ちから、此処は行雲山峰と呼んでもらいたい
亡き先輩の方達のためにも私は思います

 ⇐2007年の行雲山峰 2005年雲山峰⇒
 

道横の凸地にバイクを止め、おきの地蔵尊に向かう
直川観音参詣の観音橋先、千手川左岸最奥のキンカンの木が植えられた民家裏から、おきの地蔵尊に向かう
その奥で鋭角に折り返す舗装の小道に登れば、おきの地蔵尊が祭られているところが、上人山是徳庵の跡だ
途中にソーラー発電の設備が有る
キンカンの木の上の道 おきの地蔵看板

おきの地蔵と自治会の案内
 

おきの地蔵裏から取付けば、整備された道が登り、直ぐ上に尼僧の墓や是得上人の墓が有り、その上に巨大な名号石がある
 

しばらくぶりに登った上人山だが、踏み跡は不明瞭でマーク頼りだったが、落ち葉が掃かれ、道は明瞭で、所々にロープが補助されまず道を外すことは無いだろう。完璧な整備状態です
道をたどれば、城跡を感じるピークを越え、三等三角点、点名 直川の乗る上人山に出る


北緯 34°16′19″.3623
東経 135°13′02″.8631
標高(m) 164.82
上人山の尾根上には、蛸壺と言われる穴が掘られ、昭和の戦争時に和歌山の製鉄所を攻撃する飛行機を撃ち落とす為に
兵隊さんが入り飛行機を打とうとしたものの跡とか 、
ここ最近まで有った是徳庵建物に兵隊さんが常駐していた話を聞き及んでいる
 尾根には幾つかあり、深さは無いが注意がいるだろう
三角点は測量された時に付近の木が伐採され、その跡に多分オトコエシだろうが群生している。

整備されロープが張られ状態が良い道を下りこめば四つ辻で、私は四ツ池、西に向かう
  

四ツ池でよく見かけたカワセミが無いかと見るが無い
四ツ池の最上部の池の堤防を渡り、四ツ池コースの道を青少年の森に向かう
  
四ツ池 湯の谷辻、と直川道を登る
登山者も多い道は整備が良い

途中、海老峠休憩所で休息中に、神戸の山より自然が良いと遠くから来られた方、知り合いが大阪のトレラン仲間と汗を流して来た
紀泉高原は山は低いが歩くに楽しい

地蔵峠、行者堂分岐、紀伊駅分岐と登れば、六角堂だ
地蔵峠は見晴らしがよい
  

ひと登りで青少年の森広場
笹がかられ見晴らしがよくなったようだ
今日は休まずに雲山峰に向かう
 自然に生えた梨の木

地蔵山には行かずに雲山峰に向かった
遅いお昼を楽しむ
  

三角点 天下森はあめがもりと読む、紀伊方面の雨乞の山だ
北緯 34°18′06″.1095
東経 135°14′06″.0662
標高(m) 489.90

山頂から行雲山峰に向かう

途中の倒木の大木は撤去され歩きよくなったが、猪さんが大暴れで道は少し荒れていた
 

気温も低く体も温まらず、白湯を飲んで帰路についた

少し前に森林管理署が作った巻き道を帰ってみたが、誰も通らない道はすぐに無くなって無い
適当にトラバースと成った

六角堂で再度休憩して帰路を急いだ
 
下山専用近道なんて書かれていた
通ってみるが、100m程度の道だった

何やら足首が痛みだし、海老峠で再度休憩して、直川道を下る
途中の分岐から尾根に入り、鉄塔管理道を下り、案内に従って谷道を下る
途中に最後の坂なんてかかれている所は何時も汗を流す

鉄塔の横など通り、谷から大関橋駐車場に下る
途中に、水路が壊れ土嚢で修復しているところは油断なく降りた
健脚には程遠い足だ
 

大関橋駐車場が見えた
川沿いを廻りこんで、駐車場側に出る
川で若い二人が、魚や川虫を探していた
蛍も飛ぶようになった千手川、紀泉高原に大規模ソーラー発電をもくろむ企業
再生エネルギーの在り方はもっと慎重に考えてほしい

やっと戻ったカワニナ 又元に戻る事は避けたい



車道をスクーターに戻る
途中でカワセミが良く来る所が有るが、夕方は来ないのだろうか
小さな河川の千手川だが動植物は多い

紀ノ川から登る鯉たちも多い

スクーターが見えた
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