室生の山
水晶山、拝の山踏査と古大野岳まで縦走路探索
2022/05/29
単独


ヤマレコ地図にリンク 
室生火山群の山はそこそこの標高は有るが、室生自信は内陸部の高地、山の標高は高くて街そのものは高原に成り登山道の標高差は少ない
元々は火山の噴火で出来た小山も多く、付近には柱状節理が出来た絶景の壁を持つ所も多い
今回古い昭文社エアリアマップから踏査しようと思った水晶山に単独で登ってピークを踏もうと思ったが、見事に失敗した

拝の山から古大野岳の縦走が出来ると聞いていたコースも色々と探索をした
奈良北部はモーレツな笹ブッシュが多い所だが、室生市の北部は思ったほど笹は無く、
山の古木の下は快適に歩ける
 
下調べをしようと検索しても水晶山は引っ掛からない
何故と思っていたが、馬鹿たれショウタンは、山名を水晶岳と入れていた
目的の山は、室生の水晶山なのだ
検索をすれば2個のページが引っ掛かった
行く前に下調が上手くできていれば、もっとスマートに歩けたかも
分かりにくい軌跡に成りました <m(__)m>

コースを地形図から取った
先ず名所の飯降薬師堂の摩崖仏を見に行くルートを組んだ
駐車地は分からず、道横のゼブラ帯の外れに置いてSをした

 

グーグルで駐車地を探した
摩崖仏の有る飯降薬師堂にトロトロ坂を登る

摩崖仏案内が出て周囲の山々の見晴らしは良い
山座は同定できないが、良く登った山々は多い
曽爾村から伊那佐山、三郎山 住塚山 国見山 見晴らしは良い
 

何処から取りつこうか、山を見れば取付き点も多くあるようだが、今回も古いエアリアマップ地図の水晶山は余り信用はしていない
摩崖仏のお堂が出た
お堂は小さく、中は格子越しに見えるが肝心の摩崖仏はカーテンが引かれ見えない
劣化が進むゆえの対策だろうか
掲示板に有る写真をマクロ撮影した
 
ヒッソリとした村、情報源が無い
取付きは、村社の春日神社から山越えの道が有ったのだろう松原峠に向かうと決めた
春日神社に向かう道上に、見事な柱状節理が見える
この時、三角点位置や春日神社の位置を地図と見比べるべきだったが、頭にはエアリアマップが水晶山を書く地点へのルートのみが気にかかる
それにしても見事な柱状節理だ

 
小さなピークの下に春日神社が有る
誰かに出会っていればこのピークが水晶山で有ることを教えてくれたろうが、タイミングが悪い
ぽつんと一軒家探索の気分だ

春日神社につくと柱状節理は見えない

 

少し長い階段を登るが足は快調だ
途中に鹿が座っている。オッと思ったがアララ、此処は春日神社だ
リアルだな
 
本殿の写真は無い
横に山頂に向かっての遥拝所が有る

休憩を兼ねて地図を眺めれば、右横から松原峠への道を登るのがいいだろう
なんと、石畳が残り古くは街道だったのか、
上に池が有るその下に小さな尾根が地図に出る
これを登ればは良いが、急傾斜だしと池の横から大きく回り込んだ
  

よく見れば古道らしい跡が残る
道跡らしい所を登れば、アララゴルフコースに出た
プレイヤーもビックリ、私もびっくり
電気柵沿いを目標の尾根まで歩いた。
ゴルフのプレイヤーはカートで下っていった
 
尾根はフラットで歩きよい
エアリアマップが水晶山を記すピークに行くにはつり尾根を通る
位置が分かりづらい
このまま行けば神社上に出るとは思ったが、水晶山はそこだとは思いもよらず引き返した
テープが見られたが、下から登られた方が下山の目印に打った物かな、なんて思った
つり尾根が見つかり、乗れば杣道が出る

  

各ピークを越えながら行けばこの付近に何がしかの目印が有るだろう なんて
古いテープなどが出た
軌跡は一時停止に成っていたので、つり尾根付近は軌跡が直線だ
此処がエアリアマップの、水晶山付近と確認しようとGPSを見れば、アラーGPSが止まっていた
再投入で見たが、少し前だった
 

何のマークも山名板も無く、場所は間違いが無い、もうひとつ向こうの603mピークが水晶山かもと、鞍部に下り登り返したが何もない
もうひとつ向こうと見に行くが何もない ウーン

杣道が有る

杣道で池に戻ろうと思うが、マテマテ、三角点かもと三角点に向かうが、柱状節理の崖の上、何もない
 四等三角点 宝口池

エアリアマップの水晶山位置の道横に一巻きのテープが有ったが



池までの帰路は杣道が有り、古いテープが時々でる
やはり、池の下から登ったのかと、青いテープや古いテープが出た

池下に降る。
後少しが倒木で右左と倒木をかわした
 

一番下にマークが有った。ここから登るのだ
私は、水晶山の尾根まで登ったが水晶山は未踏と言う事に成った
秋にまた来よう
小池の堤防から拝の山の斜面に取りつく
植林上の杣道を回り込んで、後は直登だがテープは出ない
たった5~60mの登りに大汗をかく、気温が高い
山頂に山名板が有った。一人の方は標高間違いがはなはだしい
この方は、地形図ではなく現場でGPS標高を書くのだろうか
GPS標高で標高が分かるほどのアプリは無い
  
拝の山から古大野岳迄ルート探索だ
最短で行こうか、杣道をたどろうか迷うが、杣道を追う事にした
歩きよい杣道を下り、最鞍部に出ると、何やら分からない設備と石積み、祠跡か
その横の道跡を古大野岳方面に向かう
道と思ったのは、水を分配するマキセかも知れない
  

またゴルフ場の下に出た 。
ロストボールが恐い。恐ろしいほどの所にOBするやからもいそうなのだ

二つの池を回り込んで谷から行こうとした

  
池位置は地図でわかる
広い谷はややぬかるんでいた
先にゴルフ場かなと思うほどの堤防が出た
登れば水の無い池だ
池中は怖い
沼にはまれば
とにかく池尻の上の尾根に緩やかに登った

  
尾根に登れば奥山組合の看板が出た
道が有るかも、出た林道を古大野岳方面に歩けば、放置されたような林道に分岐する
古い林道を下れば、又ため池横に出る
道は有ったのだろうが崩れた状態で堤防に出る
 

堤防の反対端に林道が見える
悩むが、堤防を下にくだる事にした
真新しい橋が出た
その先にも真新しい橋が出た
これは整備道だと思いなおして、とにかく角度からこれは新池と気が付くまで時間がかかった
GPS確認でやはりそうだと安心感を覚える

新しい長い橋を渡り緩やかな谷を登る
雑木が切られ道が開ける

古大野岳の西岳と東岳の鞍部に出る

古大野岳の西岳に登る
  

┐(´д`)┌ヤレヤレ 自撮りだ

お弁当をホウバル ゆっくり休憩だが、一回登った経験から少しは山座が分かってきた

日影が少ない
少し微睡みたかったが、東岳に向かう

東岳には、善女竜王が祀られている
下部に 古大野村、氏子と彫られている
雨乞の山だったのだろう
 

曽爾村方向の山が同定できた
鎧岳、兜岳 住塚山に国見山、倶留尊山に古光山、室生の山は綺麗だ

登山道を下り、水路道を下り、六体地蔵に出る

六体地蔵横には水神碑と小池が有り、伊勢古道が走る
伊勢古道に入る
  

伊勢古道を道成に歩けば、建設中の道に出て、グーグルで調べた道に出ようとしたが、何処かで道を外したようで
建設中の道は終わりその向こうに見えた細い道にバリバリと行く

  

巨大な洋風建ての家下を車のデポ地に向かう
未舗装の細い道を前からプリウスが来た
オー恐い

 

民家が出て歩けば、姿の良い山が見える所に出た

アノ形は、春日神社の上の山だろうと感じ、現在地を特定していると、一人の高齢な?女性が通られた
すみません、あの山に名は有るのですか
アレは、水晶山と言い秋には人気の紅葉の山です
えー あれは春日神社の上では無いですか
ハイ 昔は里人もハイカーも時々は登ったと言う
えー、尾根まで行ったが、ピークまで行かなかった ( ;∀;)

お礼と共に地形図にコンパスを取る
ピタリと神社マークの上を指す 岳ガク学 疲れが出た

手前の丸いのは拝の山と言う事だ

 

時間的には十分にピークを踏みに行けるが、秋に仲間と来ようと思いなおし、車に向かう

最短コースで歩けば、草刈り中の若い方に、アレは水晶山かと尋ねれば、手を止めて話してくださる
アレがそうです
子供の頃は神社の下の水路から登ったと言い
今の子供は登らないが、青年たちも登ったと言った
登山道は春日神社の手前の水路からか、横上の道からかと言い指を指す



今行って来たが、あそこには行けなかった
古大野岳に行ってきたと言えば、いとも簡単に行けるだろうという言い方で、遠かったでしょうと言う
これはリベンジだ

三角点上もおのずとわかる
一応コンパスを取った
柱状節理が見える上だ

  

とにかく暑い
車で体を冷やし、春日神社に移動だ


歩いた道より、車が通りよい道を聞いた
春日神社につけば、山土を採取していた男性に、再度水晶山を聞けば、これと指を指す
 

登山口は同じことを言い
登った経験者だ
水路から登りガレ場を登れ
目印は根が出た欅の木だと言った

土は石楠花を植えるためのものだと言う
山土でないと育たないとか

車をUターンしてくると、男性はいなかった

水路道はと探したがハッキリしない
まっ、地形が分かる今、次回のチャレンジは楽しいだろう

 
下手な案内だが、このページに突き当たった方の登山報告を読みたいものだ

戻る