紀泉高原
上人山から雲山峰と行雲山峰、地蔵山ピークを超える
2022/09/17
ショウタン単独 
 

ヤマレコ地図軌跡を埋め込みました


今昔地図の明治43年地図にリンクしました
行雲山峰は落合の葛城修験行所や第四番桜地蔵への道として

雲山峰、天下森(あめのもり)への道として利用されていたようです
是非地形図から紀泉高原の昔の名前や道を感じてください

今昔地図にリンク 

台風前のわずかな晴れ間を利用して紀泉高原の行雲山峰に登りました
コースとしては少しマイナーな、上人山のおきの地蔵から取付きました
少しバリエーションを含みます
上人山の三角点付近はヒヨドリバナが大群生で紀泉高原での群生はこの山頂のみです
花好きな方は上人山だけでも面白いかも、ヒヨドリバナの開花時間は私には分かりませんが、今が満開です
 参詣橋から見た上人山

電車利用ならJR六十谷駅から千手川の右岸を観音橋まで歩き左岸に渡り340mで民家が切れる上の道を南に登る
車なら、大関橋駐車場から南に450m戻り山裾に入る
山裾を230mで電柱下に古びたおきの地蔵の案内が有る
細い道をソーラー発電横を登り切れば、是得上人が開いた寺跡におきの地蔵が祀られている

  

上人山の謂れは地元の史跡保存会の看板からお読みください
 

おきの地蔵裏から山に取付けば、歴代の上人の墓がありその上に菊の御門が刻まれた名号石が有る

踏み跡をたどって山頂に出る
ロープなどが出るが、傾斜は大したものでは無いが、適宜にあったテープやマークが無くなっていた
一つ目の削平地状のピークは山城跡に感じるし曲輪の跡も感じる
少し下り登り返すと三角点が有る上人山ピークだ
最近、ヒヨドリバナが大群生で三角点は見えにくい
又、この山は太平洋戦争時に兵隊さんが掘ったと言う蛸壺(1ⅿ位の深さの穴)が所々に有るから踏み跡を外すときは注意がいる
  

マークに沿ってそのまま下れば杣道で四ツ池コースや鉄塔道コースに出て直川道に出会う

私は山をそのまま東に下り四ツ池最上部の池の横に下った
ワイルドな下りで、マークは有った
  
 
四ツ池から、直川道を登る
古道で良く踏まれているが整備はボランティアです
湯の谷辻に出る
道は分かりよく、エビ峠休憩所、地蔵峠の休憩所、紀伊分岐等登ってゆく
登れば行政案内が出る

  

途中で80歳オーバーの女性が地蔵峠で休憩していた
何度かお見かけした方で、話を聞けば山の大先輩で今も地形図で山を楽しむ二人(何時も三人)
年老いて紀泉高原がメーンらしいが、一人は和歌山労山所属で今も県外の山も楽しむとか
凄い

登山道らしく道が傾斜を出せば、六角堂は近い
  

六角堂で休憩も良し、青少年の森で休憩も良い
私はそのまま、雲山峰まで登った
 

雲山峰は少し生えこんできた
行雲山峰の道は分かりにくいかもしれない
東に入れば道標が有ったが、誰かが外してそれは無くなった
古い道だ、好きものだけでも落合まで歩けば道が残るのだが
行雲山峰に着けば、昭和のゴミ箱と吸い殻入れが残っているが、山名板は消えていた

  

引き返し雲山峰を貸し切り、マッタリと遅い昼食を楽しんだ
ツクツクボウシに蝶に山アカネ、
花は彼岸花にヒヨドリバナ、ツリガネニンジンが目立つ、園芸種の萩が植えられている
種に成ったヒオウギが秋を感じた
もうメマトイは出ないのかユックリとした

来た道を引き返した
今昔マップを見れば、道は尾根を通っている
一度歩いてみたがもうその跡は無かった

テープマークから地蔵山ピークを越えてショートカットで東尾根道に下る
地蔵山ピーク南端に466m測量の図根点が有り、そこを地蔵山としている
見れば、ヤマレコなどはマークする
石を見ればそれは図根点と書いているはず
3D 地図ではなく平面地図の作成に利用するようだ
ピークには、昭和の灰皿が残り、ゴミ箱は朽ちてない

 
  

地蔵山ピークに幾つかあった山名板を一枚を残す
東尾根道に出る踏み跡も消えた
踏み跡と言うより道が有った
道成に井関峠に向かう

東尾根道に箱作から行者堂お参り道が越えていたが、その跡も消えている
人が歩かなければ道はすぐに無くなる

井関峠から鹿路坂、井関林道を下る
下りはじめに井関地蔵が祀られている

 

地蔵前の笹が刈り取られていた
少しは気分が良くなっただろう地蔵様だ

道成に下る
途中に山抜けが出て登山者利用が少なくなった
林道は、山肌から小石を落とす猪や動物達
ゴロ石道に成りますます登山者は少ない
ゴロ石道も人が通れば踏み跡が出来通りよくなるのだがなーー
途中の山抜け位置はロープ補助があるし通りよい

   

山抜け位置を下れば大福の名水が出る
100年間水が枯れた事が無いと聞くが三カ所ある一か所が枯れていた
大雨が降るがシトシト降る雨が少ないからか
紀泉高原も彼方此方に雨列ができだした

井関橋からは墓の谷参道で道は広い
割谷弁才天も木が大きく成り見えにくい
牛神さんは健康歩きの方達が綺麗に保っている
小川地蔵はいつぞやの台風で瓦が飛ばされ、今はビニールをかぶっている
畑地区も,一軒二軒と便利な所に引っ越し、住人は減り続けている
  

今日は健康歩きの方も少なく
大関橋駐車場で一休みだ

後少し

紀泉高原を楽しんだ

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