犬鳴山
燈明岳(天狗岳)
2022/10/22
二人


 
総時間4時間45分 距離5.4㎞
 1時に帰宅と言う時間制限で犬鳴山の燈明岳を選んだ
私は何度か登った燈明岳だが、地形図の燈明岳と天狗岳の意味や、経塚権現山や裏行場の地蔵岳、の裏行場等々場所名があやふやだ
同行のYさんは犬鳴山が初めてだと言う
歩きから見て裏行場登りは大丈夫だろうと、裏行場を選んだ

  

川横に有る無人駐車場に車を置き、参道に入る
参道は日本遺産登録されている
いつもに無い人が少ない参道だ
初めて歩けば、祠や小滝の多さに驚くだろう
私も謂れや名前はほとんど知らない
ただ、鉄山行者が多くの謂れを書き、看板をあげてくれている
  
書けばきりがない

珍しい所で立ち止まり謂れを読む
ヤハリ犬鳴山は、猟師と猟犬の話だろう
鹿を撃とうとした猟師、所が犬が吠え鹿が逃げてしまう
怒った猟師は、犬の首をはねた
跳ねた首は、今にも猟師を襲おうとした大蛇に噛み付いた 
大蛇を知らそうとした犬の行動に詫び、犬を丁重に弔ったという
その話が天子様に伝わり犬鳴山の号がついたとか、云々
 

巨大な不動明王横から燈明岳に登る
  
いつ来てもこれが急登で一汗流す
バランスが悪いショウタン、ストックで3点支持を守りながらヨッコラショ
途中に石仏がいくつかあるが意味は知らない
  
鳥居横から裏行場に入る
裏行場は自己責任だ
鳥居はロープが張られている

直ぐに蛇腹が出る
犬が吠えた所だ
  ゴロ石が重なった谷だ

ここも、蛇腹とも言い、賽の河原とも言うらしい
落石注意でトラバースから、ガレガレ、ズルズルの斜面をジグを切りながら登る
綿ロープが補助されている
  

細い尾根に登り切ればそこは、地蔵岳と書かれているが、グーグルなどは小普賢岳と記している
地蔵岳から馬の背を登る
特別危険というわけだは無いが、気は抜けない
落ち葉の中で一番滑るウバメガシの葉が積もる
そんな尾根の急登を面白いと言うYさん、フー コースは何処と探るほど踏み跡は無かった
  

突き上げれば石の祠が出る
正式名は知らないが、ここも護摩焚きの祠のようで、七宝滝寺の奥の院とも聞く
正式登山道はこの鳥居前に出てくる
後ひと登りで、経塚権現山だ

経塚権現山までも急坂だ
横にも小さな祠が有る
登り切れば、八番経塚の経塚権現山だ。
以前までここが燈明岳と思い込むショタンだった
 

一休みだ
少し南に下り道標から天狗岳に向かう。道標には天狗魔王岳の名が記されている

トラバースから急傾斜を登り切ればその上が558mの燈明岳だが、天狗岳の山名板もある
行者的には天狗が祀られて天狗岳、地理院地図の山名には燈明岳だ
二つの名を持つピークだろう

  

行動食で休憩を取り引き返す
いつぞやの台風の倒木が今も残る
信仰の山だから撤去は出来ないのだろうか
オオタワで時間を見れば、大天井岳まで行けなくはないが、下りは急ぐ歩行と成るだろう
状態が良い登山道でもない、大天井岳は諦めて下る

オオタワからの道は踏み跡も薄く、少し小木が生えこんでいた
 
 野草好きなYさん
アキチョウジやミカエリ草が美しいという
ショウタンはコースはこれで良いのかと前を見る ( ´艸`)
 

お不動さん前で小休憩を取り、行者の滝に向かう
途中寺内を通るが写真撮影は禁止だ
抜ければ行者の滝だ
丁度、滝行経験の親子達、お父さんだろう瀧途中から滑り落ちていた
足元は裸足だ。
基本は草鞋を履かなければとっても危険だが、先達はそれを指示していないようだ

次の子供、最後は女性だろうが、見ていれば時間切れだ
  
滝行を見るギャラリー
 
帰路は急ぐでもなく下る
駐車場に来れば満車状態の駐車場
ここの方に何度か無料にしていただいたことが有る
優しいおばあちゃんとその子供、おばあちゃんは元気なら100歳はとうに超えているだろうな
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