紀泉高原岬町の山
源蔵山と学文字山、東山 
2022/11/14
単独

 
カシミール1/50000の一地図です
この地図ではコース不案内と思いますのでヤマレコ地理院地図にリンクします
ヤマレコ地理院地図コース図にリンク
 大阪泉南郡岬町に低山の里山は多い。
トレランや縦走で人気の飯盛山、高野山、紀泉高原最西部の山の高森山に甲山、白ケ谷山、沖根戸山、城ヶ越山、平山、モトドリ山、縦走路に提灯講山、大曲山、半分残った金谷山、等々どれも低山だが人を寄せ付けないブッシュの山も多い
今回も源蔵山を知り一度はブッシュ敗退の経験を持つ東山も羊歯の中に濃い踏み跡が出来ていた
学文字山も一時期は踏み跡も無く手ごわかったが、昨今のヤマレコ、ヤマップのアプリが登山を助けるのだろう踏み跡は濃くなって行く
今回は、地形図で読図力を高めようと初めてのコースで、深日町駅から孝子駅まで縦走を試みたが、低山手ごわし大汗をかくコースを楽しんだ

記事のみで全てを書き表す能力が無い私です
少しはお役に立てるように書いてみます

深日町駅で下車して先ずトイレと駅のトイレに行くが、女性用は使用できない
悪戯の為と書かれている
改札を出て宝樹寺に向かう。
目印は日本遺産の有る町との大きな看板横から入る
  

宝樹寺に入れば団地の道横に出る
  
宝樹寺は鐘楼も立派なお寺でした

下調べは無く、地形図で行けるだろうコースを見て団地内を下れば、プラ板が割れて少しわかりずらい道標が出た
  
少し考えこんでいると、町の方がこの上に登山口が有ると教えてくださる
宝樹寺側に戻り一つ目を右に曲がって山裾に行けば登山口が出た 

登山道票が有るならそれに準じようとコースを地形図から探る
道は林道のようだ
又、登山口近くの方が、学文字山ですかと聞かれ話せば、時には団体さんも登るとか、コースは出来ているようだ

グーグルストリートビュー地図にリンク
道は軽トラのワダチも感じるが、手刈りで笹や草を切り取り整備を感じた
片手に地形図を持ち現在地を指で抑えながら歩く
道は地形図に合っている
電波塔が出て、手書きのプラ道標が出る
大きな貯水タンク手前から学文字山に取付くが、その横に源蔵山の案内が有り、藤原源蔵清正邸の跡、平安時代中期の貴人、歌人とあり
紀伊の守として紀州に赴任と有る

  
矢印通りタンク前から踏み跡でソーラー発電フェンス横を下ってゆく
見る限りその様なピークは無いが、プラ階段などが出るから道だろうと下りこめば、又源蔵山の案内が出た
R26はすぐ下だろう。石投地蔵はパスをして道標に従えば山頂の案内が出た
  
ソーラー設備に道が削られたのだろうか、手作り感の強い道が山頂に続く
小さな平らなピークだ

手作り看板と共に、ライオンズクラブの立派な看板が有る
流石に史跡にはソーラは無い
 天つ風、ふけいの浦にゐる鶴の などか雲居にかえらざるべき の歌が書かれている

三十六歌仙の一人、藤原源蔵清正がこの歌を詠んだ場所と伝えられていると書かれていた 

 引き返し、道標から学文字山に向かえば道標は完備して踏み跡以上の破線道が続く
ソーラの為に破線が無くなりフェンス横に道が出来ていた
道は解りよくある
  
第一休憩所、第二休憩所などが出る
場所特定もできやすい所だ。学文字山をコンパスで探る
地図を正置して比べれば間違いはない
  

アップダウンから現在地を探った
ソロソロ小ピークの登りだろうと鞍部に出れば、整備も有りピークを巻ながら登る
傾斜の場所には簡易ロープが有った
 

主尾根に出会うが、経験から倒木が出来たようだ。
ここは孝子側に行くぶんきで、以前に外人が日本女性とペアーで迷っていた所に出くわした場所で、記憶に濃い
今日は鋸が無いから整備は出来ずだ

学文字山に向かう。
簡易ロープなどが有り道は濃い
橘逸勢の墓が見晴らせるポイントと書かれた処が212m測量点でその先の平らなピークが学問字山だ

  
 貯水タンクにコンパスを取れば登ったルートや深日港、淡路や大阪湾が見晴らせる
風が冷たくふきあがる
212m地点まで下り、手製弁当を食べた

休憩をしてヤマレコを開けば212m地点が学文字山と出たのでヤマレコに訂正の依頼をした
橘逸勢の墓を踏み跡から見に行ったが分から無かった

ピーク下の分岐から下孝子の道標に従って急坂を登る。
倒木に香の良いキノコが群生の方で生えているが、食するには怖いキノコだ
  
テープと共に踏み跡分岐が有り、経験から鉄塔管理道でR26から下孝子に下るルートだ
なかなかの険路だった記憶が有る

地図と合わせた
地図と合わせれば頭上に高圧線が走るはず
高圧線は気づかなかったがピークに登れば見晴らしの有る鉄塔に出た
道標が有り、影見ケ池の道標が出る。管理道か急坂に道が北に下る分岐だ
 

幾つかアップダウンすれば道標が出る
南條池と深日、下孝子、学文字山の分岐が出れば、ここは岬町推薦コースだろう分岐だ
柳池の表示が有るがこの池は知らない


この先で破線は尾根に入るが、マークは谷に下る
経験から直ぐにコースは思い出したが、ここは最大の読図困難な場所だ
マークに従って谷に下れば、植林内に出る。急に薄い気がする踏み跡
テープに目が行くが、一枚の道標が出る
地形図を探れば踏み跡は無いが下孝子に出る所にある池が柳池か、たぶんとここで初めてGPSアプリとにらめっこしたが現在地は合っていた

  

白砂峠側に行く
倒竹が邪魔をするゴルフ場横の道は地形図には反映されない
 
その先で広い垰に出る
この付近でコースに悩み、良く見れば大きなマークが有る。
それに従って登れば道がでた
読図未熟な私だ ┐(´∀`)┌ヤレヤレ
 
登り切って下れば古い道標が出て、白砂峠と有り方向は東畑、犬飼と有り、加筆された字に客山、甲山とある
甲山は二等三角点が乗るピークだろうが、客山は地形図に無い
とりあえず坂を登って踏査したが、どうやら孝子に出そうだ
標識にしたがって進んだ


下孝子に出れば地形図も完全に読めるが犬飼は?知らない
まっ集落だろうと進む
この辺の分岐道標は難しい
方向は正しいが、その場所が知らないとどうしようもない
鉄塔と高圧線で場所を推測する

  
次に出た道標は理解できず、白砂峠は通ったはずだがこの道標にはある
まずここに行けば深日に戻れると、地形図と鉄塔を頼り向かった
 

白砂峠が出た
道標から、戻らなければ孝子には行けないと理解でき引き返した

⇐この分岐まで引き返した 

何枚かの道標に字が消えかかった物が有りそこに孝子の字が見えた
八王子峠、犬飼谷峠側に行けば良い事が分かった
地図と照らしてヤット現在地が読めた
ヤハリ単独では読図は間違えれば指摘してくれる人が無い
そんな時はGPSは有り難い
ここでGPS確認をした

鉄塔やその電線に地図を合わせてルートを確認するがもやもやが残る
その先で犬飼谷峠、孝子の方向を示す道標と、東山の道標に現在地に安心を覚えた
時間的に東山経由孝子には時間切れだろうが、経塚巡行の世界遺産道に出ればヘッデンは有りとみて東山に入る

良く踏まれた尾根道だ
距離推測は250mだろうで羊歯の中の踏み跡に入れば一息で東山に着いた

  

三角点について簡単に説明が有る
未だ三角点が山頂とする記事など多い中、三角点は見晴らしの有る地点と書かれイコール山頂では無い事を書かれている
東山は山頂に有る三角点で、点名も東山だ
ここからは、踏み跡は濃いが、コースは羊歯の中、膝までなら可愛いが、時には胸まで有った
ただ、倒木は少なく歩きよいが足元が見えにくい所は慎重に歩いた

次の目標は忠六峠だ
  

休憩は出来ない時間だ
雑木内は踏み跡が薄い所にテープが有る
本来の道は羊歯で通れないから、巻いたりしながら道が有る。そこにテープは有り難かった

直ぐに近畿自然歩道のルートに出た

今日の尾根は秀吉に攻められた蓮如処人が和歌山に逃げ延びた逃避のルートだと看板に出る
 

もうコースは整備が有り広く歩きよいし何度も歩いたコースだ
日本遺産登録から道標も整備され安心コースだ

  

八王子峠、藤原峠と連続する峠
少しでも古道跡と余裕が出て下る
  
孝子の森に廻る時間は無い
王道の指定道を下る
行ってみたい道標など出たが時間切れだ
林道に出れば、ヘッデンを用意してユックリと下る
  
民家が出れば孝子駅は近い
距離11㎞時間は約七時間とチョット甘く見た山行だったがヘッデンは免れた
 
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