蔵王峠から桃ノ木の垰、野谷の峰、周回 2023/08/02 4人 ヤマレコ地形図にリンク 野谷林道の踏査に入ると言う話を聞きこみ、私の花先生に同行を願った ご近所の花好きさんにTELすれば同行すると快諾頂き大坂と和歌山県境を歩く意味から 蔵王峠に車をデポして待ち合わせの野谷林道入り口まで下る 野谷林道は年ごとに痛みが目立ち車は通れない状態になり、歩行者も徐々に険路と成っているようだ 野草は気候条件などにより大きく影響を受け、勢いの有る種や条件が変わり生える種が変わって行くそうな そんな花先生の後ろを歩き、説明は聞くがダメな頭は記憶に残らないが、自然条件を知るうえで大変勉強になった 細いかつらぎ堺線は通行は極端に少ないが、車の行き違いは出来ないほど細く暗い そんな道横の斜面には私も名を知るイワタバコの花が咲く、暗い所ではうまく写らないコンデジに大汗だ |
待ち合わせは8時だ 途中で杖を忘れて引き返し時間を遅れる失態をする 初めてお会いする岩湧山の自然保護活動の方に平謝りのショウタンだ 少しの間は轍も感じる 直ぐに、オオバジャノヒゲと言う花を見つけた ジャノヒゲとオオバジャノヒゲとの見分けなど付くはずがない私だが、何かが違うらしい マア、覚えて損はない 道に小石がゴロゴロ、小さな落石も有る 以前登った時に有ったヤマブキやミツバなど山野草は消えその条件が変わったのだろう 何処にでもありそうな小さな草にある名前をてきぱきと言う先生 花が無いのになぜわかるのかは知らないが(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ NHKの朝ドラにはまり少し花に興味が出た私です 日本初で牧野富太郎が学名を付けたと言うヤマトグサが有った 畑に生えれば雑草として刈り取られそうな草だが、学者が見れば珍しかったのだろうな |
林道が終われば正面に石積みが出る 私は民家跡かもと思っていたが、凍り豆腐を作っていた跡と言う 地球温暖化が進むのか、今から考えられない地点だが冬には氷に適した温度に成る所だったのだろうか 石積みの横から沢に入り渡渉して又渡渉と沢に準じて登る 何やら説明が有るがもうわからない私だ 谷が別れる付近にも石積みが有り、石積みを超えて登るルートは南葛城山に、右手谷に入れば桃ノ木の垰に出るととか 道が有るのかと思うほどだが、沢の中ではなく右岸上に踏み跡より濃い小道がある 桃ノ木の垰に向かう 地形図が示す道よりは外れるが薄いテープなどが有り好きもの道が有った 地形図は、左岸尾根を巻くように書かれる破線道は無い 谷を直登の恰好で道が伸びる 測量跡も有った ツチアケビや花いかだを見つけ、花先生にお褒めの言葉を頂く !(^^)! |
道を掴めばマークや踏み跡を追う バリエーションは好きだが中々難しそうなルートだ 今日はお客様気分で後を追う 蔵王峠と南葛城山縦走尾根に出る この出た所が桃ノ木の垰かその先の 竹尾に下る破線出合が桃ノ木の垰かハッキリとしない 垰とは峠状の山越えの位置を言う 条件的には府県境界から竹尾の下り尾根出合までの谷を言うのではないかと感じる私だ この付近は道はややこしいい 府県境の道から蔵王権現、蔵王峠に向かう 踏み跡は濃い 野谷林道から登るルートは幾つかあるようだ 説明を受ける 又何時か登ってみたい 風通しが有る所でお昼を頂くが私はパンをかじるのみの粗食だ やはり元気が出ない 💦 食後に道横の野谷の峰843mを踏んだ この付近からバイクの轍が道を掘り境界は分かりにくくなってくる 以前通った時はここまで道は傷んでいなかった バイクが通らない所は花も咲く ツルニガクサや黄色のツリフネソウ、オトコエシにヒヨドリバナなどが咲いていた |
蔵王峠から南葛城山は何度か縦走したが、善女竜王の碑は見た事が無い 何処に有るのだろうと目配りはするが見つからない 四等三角点を踏むように有った道も三角点を外すように踏み跡が出来ていた このルートに詳しい、シルバーボーイさんは地図も見ないで三角点に向かう 流石に詳しい 三角点からの西向きの下りもバイクの轍で道はぐちゃぐちゃだ この付近に有ると言う絶滅危惧種の花もバイクが踏み荒らす 私達も、元来の道は掘れ込んで歩きにくく、測量が有るテープを頼って下った 下れば立ち入り禁止の看板など出る その先の平らなピークに善女竜王の碑が有ると言う 倒木を避け杣道だろうところから最短で山頂に行けば、平らな山頂にその碑が有った 石仏の一種だろう 善女竜王は雨乞の地に祀られている 厳しい山には不動明王が多いが、善女竜王は平らな地に多い 我が家の裏山の雨乞の地はどれもみな平らな地形が多い 道なりに歩きたいが轍が掘れ込み道は歩きにくい 道を外し尾根を直接下る コースを間違えれば大畑地区に出て引き返さなければならない 慎重にコースを選ぶ そんなコースの横に、ショウジョウバカマの大群生地が有る 昔、雑木が生えこんだ植林下だったころ、ショウジョウバカマを保護するために小木雑木を刈り取ったと言う それがコノショウジョウバカマの大群生地が出来たのだと言う 春は綺麗だろう 道成に下り 5m程入った所に石柱道標が有ると案内してくださった この尾根には槇尾寺に向かう古道が通っていた証だろう 東西が彫り込まれ方向を示す 右槇尾寺と有り道跡がクネット下る そのまま行くと、濃い道と30m先で出会った そのまま行けば蔵王権現社に出る |
こんな山中の蔵王権現は何方が何処の集落が守っているのだろうか 手入れも良く、建物に傷みは無い 春の祭りは盛大なモチマキが有るとか 山伏の参詣も多いそうだ 中央に神変大菩薩、右に地蔵、左に不動明王の社は凄い 社殿も立派です 特に赤い鳥居は多く、今日も色の塗り替えをしていた 日本遺産に指定された蔵王権現だ |
勝手な言い分かも知れないが、モトクロスバイクの轍は山の道を荒らし木の根や希少植物をも枯らす 何らかの規制を掛けないと、山が荒れる心配が有ると危惧している 小さな絶滅危惧種は植林の木の根で何とか生き残っていた 春には小さいが綺麗な花を咲かす 何時までもさかして続けてほしい気がする小さな草花だった |
戻る |