かつらぎ町神野から三国山、宿山
2024/06/10
単独



上は軌跡と付近図です

紀泉高原の中で三国山付近は歩くに楽しい
コース的には、鍋谷峠からや蔵王峠、大阪和泉市の父鬼からの古道歩きや近畿自然道歩きが楽しい
槇尾山への縦走者も多いが、槇尾寺への参詣道としては最近寺が好まなくなったようだ
父鬼からは七越峠の古道越えの道が残る。古くからハイキング道が整備されていた
最近の整備は少ないボランティアさんがテープ巻や軽い整備をしてくださり道が残っている

近畿自然歩道は、葛城28宿周りの道として整備が有る
今回のコースは駐車場は無く路駐です。
干し柿のシーズン以外は作業所前の凸地に車が置けます
神野の里は、村そのものが無形文化財のような山間集落です
村への道は細く車は小さい方が通りよい
 神野の干し柿作業所の横に路駐した
作業所の奥様には駐車の許可をもらっているが、冬季の串柿干しがはじまれば路駐は出来ないだろう
車を止めて、有形文化財に成った神野阿弥陀堂横から舗装路を歩く
村の入り口に当たる所だろう。法華経塔と掘られた石柱が有り、行者の碑伝が置かれている
よくある村の結界石だろうか
  

舗装された道ですが、時々は倒木も有り笹や木がかぶさる時が有る
今日は、花も見たいが少し歩きたいと、近畿自然歩道に出て、三国山三角点位置までハイキングです

  

近畿自然歩道に出れば休憩所が有り、三国山に登る林道分岐には、道標が有るが三国山方向は書かれていない
北に登る
林道は道は残るが、車は通っていないようです
  
バイクの轍が山肌に有り、バイクが走っているそうだ
山林の持ち主は困っているらしい
舗装林道に突き上げ、正面の踏み跡から三国山三角点位置に出る

 
三角点位置は昭文社誤記から三国山と書かれて以来三国山で通る。行者的には一乗ヶ岳の名が残る

三角点名は父鬼だ
休憩用の椅子で昼食を食べた
 三国トレイルで七越峠に向かう
尾根道は長らく通れ無かったが、ボランティアさんが道を復活させてくださり、三国山トレイルとして通行者が増えた
林道歩きよりはるかに楽しい尾根道だ

  

小さなキノコがニョキニョキと出るが名は分からない

電波塔横にクモキリソウや山アジサイが咲きだした
  

地形図の三国山山頂にも椅子が有り休憩はできる
見晴らしが無いのが難点だが、夏は涼しい

道ではなく測量杭が打たれた府県境を下った
何かの花が無いかと目を凝らす
宿山につく
  
ウツギのようなサワフタギが花を咲かす
宿山にも椅子が有る
更に下り七越峠に出る

  

七越峠はごく最近まで、正月の縁起物の串柿をかついで大阪に売りに行ったと言う
茶店が有った峠です
和歌山側の久保地区の方がたが整備してくださっている

道標で近畿自然歩道を蔵王峠に向かう
途中の谷には、谷水取水の跡が残る。
階段とその上に貯水タンクがコンクリートで作られているが、使用はされていない

 近畿自然歩道から往路道を神野に下る

神野の村を少し歩いた。
阿弥陀堂から鳥居をくぐり、天女山正楽寺に行く
  
正楽寺と弁天堂が並ぶ
何方も建て替えが有ったようです
有形文化財指定が有ります


神社は若宮八幡社と、羊の宮神社が有り、その横に山頂の宿山下の七代竜王遥拝所が有る
  

神社周りは古木で神々しい雰囲気だした

 
 茅葺の民家も有形文化財です
正月前の柿シーズンに入れば必ずNHKなどの取材に応じた奥さまの家だ
人手不足で、柿も生産量が減って放棄されつつある
お寺や道普請等は大変だろう
この美しい村が草木に覆われた廃村にならないことを祈るばかしだ
 
目的のウメガサソウは残っていました
イチヤクソウは数を減らしています
ヒトツボクロは笹の中で姿を隠しながら咲いていました
カキノハクサは、鮮やかに咲いて目につきます

これからも咲き続けてほしい花々たちですが、数は減らしています

  

  
紀泉高原の道