大峰、釈迦ヶ岳旧登山道と杣道下りの踏査
2024/08/18
新宮山彦ぐるーぷにて
11人



大峰の釈迦ヶ岳の主な登山口は太尾登山口だろう
太尾登山口まで林道が開通していないころは、不動小屋の尾根を登り古田の森に出るコースであり
林道栗平線が出来て、現在廃道の旧登山道が主になり、さらに伸びた林道が舗装され太尾登山口と変わって行った

不動小屋山のルートは廃道に成り古いが、私の知る限りではコースに古い道標などがまだ残っていた
現在の旧登山道と呼ばれる不動小屋谷横の旧登山道は、廃道扱いになっているが、地形図は道を残す
今回、旧登山道を踏査して、下山は植林内の杣道を踏査した。
何方も常態良く残り、登山知識の高い読図達者な方達が利用されているようだ
私達は、地形図、GPS、コンパス等を活用して極力古道の登山道を踏査してみた
このコースは廃道扱いですから、通行には自己責任です。十分な準備と計画をお立てください

私のヤマレコも埋め込んでおきます
記事にはヤマレコ地図右下の参考記録のページへをクリックしてください


 
旧登山口には駐車スペースが有りません
完全な路駐ですが、少し上部と下部に数台が駐車できる凸部が有ります

 

登山口の様子です
グーグル、ストリートビュ―にリンクします
https://maps.app.goo.gl/xWaHN6r3RtbnnjTf9
植林内に入り約80mで道が分岐します
正しくは、尾根側の直進です
私達は方向を間違い、アルバイトしてしまいましたが、直ぐに気が付きコースを正しました

  

アルバイトの様子  上三枚の写真中央の写真に写る右道が登山道です ↑ 

道は苔むした岩の中に有ります
踏み跡など有りませんが、感覚的に道だろうところを登れば、苔の中から補助ロープが出てきました

  
分岐の道↑ 

ロープは何方かが踏査した時に残されたものでしょう

苔むした岩道が終わると道は主にトラバース道となってゆきます
広くは無いが、登るには問題は有りませんでした

  
道らしい所にプラスチックのマークらしいものが出ました
これは旧登山道を記すものではなさそうですが、道には時々出ます

  

道は斜面を巻きながら登りますが、大岩が出るところ付近で、曲がり角で道が分岐します

分岐が出れば、マークやGPS、コンパス等でコース確認を行えば、必ず破線側に登れます

 
又お助けロープが出た
大岩が出る付近はで方向は慎重に探ってください
大きな、槍のように高い岩が見えればその方向ですが、その先で谷が少し流されています
通るに問題は無いですが、道の印と補助の意味で簡易ロープを張りました
クライミングロープでは有りませんから、強力なテンションはかけらけません

 


道しるべのロープと思ってください
その先からますます、クネクネと登ります

  
  

道を記す為にトラバースにロープを張りました
倒木等も撤去します
大型獣が山肌を走ったとの目撃から、爆竹や鈴、大声など出して一応熊対策をしましたが、多分鹿でしょう
道にヤハリプラスチックマークが有りました

曲がり角には極力マークは打った

  

抜けた谷上を通ります
道は細かったが傾斜等は少なく歩き良い

   

道は雑木の中に入り、山肌を巻いてゆきました
安定した道です

広い尾根に出ます
登る時は、まちがっても下る方向には行かないでしょう
このコースを下るときは、一番見えにくい分岐です
多くのマークを残しました

 
後は広い尾根を1465mピークに登ります
踏み跡は薄いが、迷いなく標識が有るピークに続いていました
森林テープでマークも有り、何処かのチームがマークを残したのかもしれません
私達も少しビニールテープで印を打ち登った

  

  

途中で七面山や仏性ヶ岳の山頂が見え、思ったより涼しく、このコースが復活する事を願った

山頂で行動食予定が、昼食に変わりまったりと休憩だ
 
下山は、釈迦ヶ岳山頂のお釈迦様修復時の材料を降ろしたコースです
私と、新宮山彦ぐるーぷの強力が、台座の雨侵入防止銅板の残りを担ぎ降ろした

25kg と 35㎏だったが、自分のリュックも加算する
私は30kg少々だが強力は45㎏に成った
少しでも早く林道に出るために取ったコースです

道標で不動木小屋林道に向かって下る(登って来たコース) 

旧登山コースは重量物を背負って下るには不向きだ
途中から西に分岐する植林の中に下る
分岐目標は、倒木が有る広い所だ

 

分岐目標は倒木の有る所です
西側に植林が見える

 

私は植林の中を真っすぐに下り杣道を掴んだ
リーダーは植林の境界から杣道を探っていた
下ると杣道が出て、植林テープが道を記していた

  

杣道に沿って下れば、小さな谷を横切り、下ると少し踏み跡が薄くなり方向を探る

私の記憶は殆ど無い
下ったのは此処かと訪ねたくなるほどだ

道を掴めば別に険しい所は無い



林道が見えだす頃に仲間が渋滞を起こしている
意味が分からなかったが、記憶で谷中を下った
私は単独で標高差20m程度を谷中に取ってみたが、道は無い
岩の隙間を上手く下ったが、どうやら谷道は流されたようだ

 

林道に出て、渋滞の意味を聞けば梯子が出て朽ちているとの事でした
写真をもらった

なるほど

この梯子を掛けたのは強力さんだそうで、一度修復したがまた痛みが有るようだ
再度修復をしなくてはいけないかな

林道に出た

  

凸地に停めた私の車

登山口で解散した
新宮方面は乗り合わせ、大阪、奈良方面も乗り合わせるが、和歌山はいつも一人だ
単独で帰る

途中で、林道横に新しい林道が見えた
横に平地が有り、これは踏査が必要だと踏査する事になった



別記事として残します

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不動小屋山に続く