高野山
弁天山下から弁天岳
2024/11/27
単独



高野山にはいくつかの参詣道や荷揚げ道が残っている
今回は三角点、弁天山下から弁天岳迄の古道跡を調査してみた
過去何度か通ったが、やはり古道だろうと確信が持てた

紀伊細川駅から弁天岳へのコース
https://www.syotann.com/kouyasan170927.html

https://www.syotann.com/kiihosokawamiti.html

https://www.syotann.com/bentendakecyokuto.html

https://www.syotann.com/torottukomitikouya.html

 高野山の元有料道路も国道に成り改修が進み途中に凸地がいくつかできた
矢立峠から車で登れば町石道は国道480を横切る
その下の凸地に車を止める

  

横断歩道から町石道展望台と入って目的の所にも行けるが、今回は国道脇を通り先ず四等三角点、弁天山下に行った

  

国道沿いには三つの町石が立つ
元来は国道わきが町石道だったのだろう

目的の位置から、四等三角点 弁天山下に向かう

  

途中の境界石は三角点と間違うような石だ
三角点を見つけるが、これまた大きな切り株の下に、三角点を思わすような石が有った


引き返し直ぐの林道に入り直ぐの尾根から取りついた

  
最初は快適な境界尾根だが登るにつれ倒木が増える
ヒラタケのようなキノコが出るがヒラタケではなかった

急傾斜の登りには、クネクネと道が曲って有ったようだが、倒木が出て道通りには歩けなかった
登り切る手前に昭和の植林記念の名版が落ちていた
当時は植林が緑化だったのか
 
まだ登りよいが、段々と巨大木の倒木が出る
これほど大きな木がと思うほど大きな木が折れたり倒れたりしていた
思うに、局部的な竜巻が起こったのだろうか
台風なら範囲は広がるだろう
  

潜ったり越えたり、小枝を払ったりと時間がかかる


地形図で破線が出る所で谷が破線かもと入り失敗だった
尾根側を直に登れば直ぐ上が林道だった

  

結果の話だが、登り林道が出れば左手に林道を歩き、途中で弁天岳に続く尾根に入ればいい
以前は笹が生えこんでいたが、笹枯れで歩きよい

  
尾根中央を登り、弁天岳トンネル上の旧道を超えて直登で登る
笹は生えるが道はある
途中に大きな糞が有ったが、イノシシだろうか

アマチュア無線のリピーター室が出て山頂に出る

  

山頂の東屋で単独ご飯だ
やや寒さを感じた

三角点の事を忘れて、女人堂に下る
 
段差下りには傷みが出る足だ
ユックリと下れば、女人堂跡に出る


谷上女人堂跡は、かつて女人道上にあった女人堂の中では独特なものです。他の7つの女人堂は、「入口」、または高野山のふもとや、その先の町や村からこの聖山へとつながる、接続道の横に位置していました。しかし、山麓からは、この場所へ登る道がありませんでした。ここでは、高野山(英語では高野山の高原の部分と表現)へ下る分岐しかなく、聖山を和歌山の他の場所とつなぐ「入口」というよりは、高野山への近道となっていました。谷上女人堂跡は、弁天岳を登って行く山道が始まる場所の近くにあり、ここは弘法大師(空海と知られ、774-835)が高野山を開いて間もない頃に祀った弁才天という女神に捧げられた場所です。


他の女人道にある女人堂のように、谷上女人堂跡は、巡礼道として歩いたり、高野山へ向ったり戻ったりする人、あるいは道沿いに物資を運ぶ人、これらの人々が合流・宿泊をする場所の役目を果たしていました。現在では、高野山へは誰でも入ることができますが、明治時代(1868-1912)以前には、厳しい宗教の戒律によって、女性は聖山へ入ることを禁止されていました。この時代までは、年間を通して、女性は巡礼として、この道を歩き、女人堂に滞在することがよくありました。

国土交通省記

紀伊細川からは参詣と言うより物資輸送の道だったのだろうか?

又晴れた日にでも最短で入れるだろうコースで山内に入ってみたい
 女人堂に出て、女人道を少し歩いた

  

外八葉蓮華山の一つ鉢伏山が有るのはこのルートだ
山頂を越えずに道は巻く
又、高野六木の遊歩道に入り込まないようにしよう

神社下から鳥居をくぐり、役場前を通り、人気の少ないだろうコースで金剛峯寺、根本大塔に向かう
各所で紅葉は残る
インバウンドが多い
  

  
 
大門は紅葉は残る
大門前の温度計は7度を指していた

 

町石道を下る
途中で土砂崩れのため国道で巻き道が有るはずだ
  
 
道は良いが世界遺産登録からもう20年だ
少し痛みが出始めている
木道橋などは傷みが出て新しいものも出た

通行止め個所から国道を通る
登りに見ていて状態は分かっていたが、国道への登り返しはモウしんどかった

  
町石道に下り、展望台に出る
途中に熊注意の書き物が出た

展望台は飯盛山や龍門山が見える
 
 国道に下りデポ地に帰った
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