紀泉高原
旧大川峠から高森山

2025/02/18
単独


 
紀泉高原の西端の尾根先に大川峠がある
曲がりくねっていた車道も今はトンネルが抜け旧大川峠は自転車道として残されている
その大川峠も古道が通り、古道の大川峠には稲荷神社に地蔵堂、神社名は分からないがお社が有る
他に、石碑や石仏9体が有り重要な峠であったのだろう
淡路島に近い、大川や深山、加太は古くからの淡路、四国との航路も開かれいたことだろう

明治から太平洋戦争の終戦まで紀淡海峡から加太瀬戸まで大阪を守るべき要塞が友ケ島や深山の山に作られていた
今も、当時の面影を残すし一部は観光用に保存されている
紀泉高原側は当時の形をかろうじて残す負の遺産ともいうべき戦争の面影を残す

そんな紀泉高原の西端に位置する高森山は、関西空港の埋め立て土砂を採取して
その山域を公園化されハイキング道が開かれた

最後まで自然のまま残っていた大川峠、高森山間の尾根は、古い軍道や、要塞の巡視路などが残り、登山者たちが通り道が整備されている
今回初めて通ったが見事にコースが出来上がっていた。

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古道大川峠の存在は知ってはいたが、ブッシュもすごく冬場でなければいけないだろうと、行く機会を逃していた
ふと思い立ち、和歌山市深山の公園の駐車場から旧大川峠に登り、高森山までの縦走をしてみた


駐車場から大川峠に向かう
四国山や高森山の一般駐車場方向の林道分岐に石碑が二つ並ぶ
大川寺に24丁、国光大師遺跡と、江戸期の石柱が残る
大川峠越えの事だろう

今はトンネルができ、車道だった大川越えも自転車道に成り車は通れない
徒歩は問題はない
途中から、古道大川峠に入る事も出来、古道の大川峠には、稲荷神社や地蔵堂、小さなお社が有り、石仏は9体と石碑が有る

  

トンネルから自転車道に入り、地形図に載る道に入ると、アララ整備が有り案内も出る

ブッシュ覚悟で来たが、まるで拍子抜けです

道は整備され何も考えずに道に沿った

  

羊歯も刈り取られ、道の落ち葉は掃きとられ下手な登山道よりも歩きよい
途中の平地に間知石が積まれ、旧要塞の跡を感じだす



道が広くなるころに軍道跡が出る
徒歩道はテープが誘う
とりあえずテープに沿った
行く手に階段が出る
登ろうと前を見れば、鳥居が見え稲荷神社の祠が見えた



傷みもあるが祠はそれぞれ無事です
地蔵様に稲荷社、社がある
両サイドには??尼の石碑、右には9体の多分阿弥陀様の石仏が並ぶ
    
ごく最近まで何方かが管理していたようだ
車が入れなくなり管理が難しくなったのだろう?

兎に角目的はこのお社群と尾根縦走が目的で来た
拍子抜けする整備に少し気抜けして、付近の探索をおろそかに行い、地図もろくに見なかった

失敗は、この付近にある要塞跡を見のがしたことだ

とりあえず階段を登り尾根にと入る
今日は整備道を素直に歩いた
テープ類も良く目立つ

  

無駄に遠回りするように道が出来ていたが、今思えば軍道に誘うように道が有ったのは要塞跡に誘っているのかもしれない
次回は探索してみよう

道成に歩いた

  
真新しい道標?や位置のマーク等が出る
字体から見て、四国山、高森山にある石ころアートの字体とよく似ていた

坂道を登り、上を見れば男女のペアーが下ってきた
持ち物から整備者だろうと思った
話しかけるもなく話せば、一人の方は他の山でお会いしていた
女性はご主人と二人で整備なさっているとか
この長い距離を竹箒で落ち葉を掃き、踏み跡状に道を作る苦労は私にはできない
後は、自然に踏み跡が出来てゆけば良いと思う

良くある過剰整備が進まないか少し懸念したがそれは言えない
兎に角ありがとうだ

  


見晴らしが出て、陸軍省等の石柱が出る

  

道がメチャ分かりよいが、道標と言えるのか、案内で少し方向に??の部分もあったが、その時は紙地図から方向を確かめた

 

山には立ち入り禁止の看板も出る
  

大川峠方面の道標もでる
急傾斜には12mmの標識ロープが張られていた
傾斜的には問題はないが、少し滑りがあつた

 
上手く軍道に出ます
後は道は分かりますが一応山頂に登った

  

軍道出会いは少しわかりにくいかな

大川と高森山の分岐(ここも軍道)に会社の先輩が20年ほど前に作った道標が残る

直登で高森山に登る尾根先に破線が車道まで下る
行けないのか、二重にロープが張られている
車道に出るには川を超える必要がありそうだが、一度下ってみたい

尾根側に登る
先輩の足跡は濃い
  

尾根の様子と報恩講寺分岐、参詣道に16丁石

道成で山頂へ出る

 
 
下山はモミジの丘コースから大川沿いに軍道を入り、往路の軍道を下り、高森山登山口に出る

  

  

久しぶりに軍道を下った
林道のアスファルトは膝に悪いとユックリと下る
大川峠の道に出る

駐車場に帰り余りにも下山時間が早いので、小さなカフェでコーヒータイムだ

 

手作りハウスのSeiTenCafeのオーナーは吉本が似合いそうな方です

何度かテレビ取材もありそこそこ有名らしい
自分の名が 政典で音読みから セイテンと言う事から店名がそうなったとか

手作りの感じが匂う店内でコーヒーを楽しんでいれば、今日も取材の女性が入ってきた

吉本顔負けのジョークが取材の女性を和ませていた
小さなSeiTenCafe、メニューも豊富でリーズナブル、今日の会話の落ちは、私の商売敵は駐車場の自動販売機だと指を指す 
笑いが起こる店内だ

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