旧大川峠から高森山、四国山周回
2025/09/20
ショウタン単独



大川峠は紀泉高原最西端の岬の峠です

徒歩時代道と大川峠越えの車道時代道と二つの峠が残ります
車道はトンネルが掘られ、旧車道は自転車道に整備されています
徒歩時代道はボランティアさん達が目印や道標ロープなどで整備されています
整備された道は明治から昭和20年までの軍道でその遺物が残る
四国山から大川峠や尾根先端まで旧陸軍の要塞跡が今も残ります
岬西端の休暇村紀州加太付近は旧戦争遺跡の堡塁が公園化され負の遺産として保存されています

大川山堡塁跡は整備は無くその跡を残しています
戦争の負の遺産です 
 


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 和歌山市深山はほぼ全域国立公園内で公園や駐車場、キャンプ場、休暇村宿泊所と整備が有り四季を通じ憩いの場として開かれています

明治から昭和の終戦までは特別な軍隊の設備が有り、山や村への立ち入りも難しかったと聞き及んでいます
和歌山市加太から深山、大川に、又は友ケ島には今も当時の要塞跡が遺り、観光施設?等に整備が有り、映画等にも利用されているようです

今回歩いた旧大川峠から高森山は行政の手が入らない当時の姿を残すコースです
登山としても良いが、ハイキング等には最適です
まだ踏み跡が薄い所もあり、完全な道標は出来ていません
ヤマレコなどの軌跡を頼りに歩かれれば負の遺産としての戦争跡が感じられ国の守り方とはの難しさが見える所と思います
平和な?日本を感じながら歩けば山を歩ける今は本当に山は楽しいを感じられました

  

深山の駐車場(無料)から車道を大川に向かいトンネル手前から旧車道の大川峠に向かいます
徒歩時代の丁石が山裾に残り大川寺(報恩講寺)迄24丁と有ります
https://maps.app.goo.gl/E9i9UewZoPt4QtxA7
 
  

旧車道(自転車道)を登れば見えにくいですが小さな道標から徒歩時代の道に入ります

  

徒歩時代のかたちがそのまま残るのか、明治から昭和20年の終戦まで軍道として整備されたのかは私にはわかりませんが、道は残ります



整備が急に無くなる急カーブに石柱門が見える方向が軍道で、正面の未整備道が徒歩道です
荒れた道沿いを30ⅿ行けば状態の良い旧歩道が出ます

その先に徒歩時代の大川峠が出ます

  

稲荷社、社、地蔵、石仏群が遺りますが社は崩壊の直前です
多分ですが、旅人や村人を守る意味合いの物でしょう

大川まで道は残っていましたが、私の点検では略無整備ですが、ロープなどで道が分かりました

横の階段を登り、目印を追えば大川堡塁の跡が出ます
  

紀泉高原西端には多くの堡塁が残りますが、ここの堡塁は人工的に埋めたのか、自然に埋もれたのかは分かりませんが、弾薬庫はふさがれています
建物跡は基礎部分はのこっています

団塊の世代が生まれ、当時の青年団や村組織が遠足や観光程度に登ったのだろう跡が感じられる

お酒の空き瓶や、缶詰の缶、お弁当入れ等が落ちている
多くのごみが散乱していたが、ボランティアさんが登るたびにきれいに掃除してくださっている
 マークを頼りながら高森山に向かう


踏み跡は有るが濃いとまでは言えない
マーク等を見ながら歩く
   

道の分岐箇所はマークに頼ろう
急傾斜を下り切ればジックリとマークを追えば、高森山ハイキング道に出る

 
 
高森山道に出会えばコースは自由に選べます

私は急傾斜から最短コースを選んだ

  

八幡前や西の庄から尾根通しで道が有ったようで、その参詣道が今のハイキング道のようだ

高森山山頂は少しづつ開れ見晴らしは良い
関空、淡路、明石が見えるが、今日はガスが多かった
 
山頂には三等三角点が有る

等級種別 三等三角点
基準点名 三角山


北緯 34°17′50″.0128
東経 135°05′48″.7738
標高(m) 284.38

山頂でお昼と休憩でのんびりと楽しんだ
 
四国山まで歩こうと四国山に向かう

  

コースには石ころアートが美しい
子どもたちが喜ぶ作品が多い
道は分かりよいが、見晴らし台等は壊れ修復は無い
コース的には道標は有るが、初めてなら少しコーとしては理解しがたい

 

最高の見晴らし台が有った四国山山頂手前の展望台は壊れて立ち入り禁止のようだが、自己責任で登った

一般的にこれが見えないとコース魅力は半減するだろう

ここだけは行政の力が必要だろうな
 
最短で下ることにした
展望台横から冬の丘に下れば距離は短い
ほぼ下りのコースで、最初は階段で坂道に成り、尾根先はやや険路ですが歩くに楽しい
登りに使えば、ポッカコースなどに良い体力コースだろう

  

  
 
後は車道を深山まで歩いた

野の花や脇にある社、展望所などは立ち寄らなかった

  

スズメウリはあまり見かけないウリだ

ユックリと歩けばモット多くの野草も有ったのだろう

深山でお気に入りのレストランがあるが、財布を忘れて入れなかった
 
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