行者環岳、小坪谷からバリエーション周回 2015/06/07 炉端山友会にて |
国土地理院地図サービスにリンク ガーミンの軌跡 行動時間 つり橋8:30-関電道突き上げ09:55-行者環岳西尾根、11:00-行者環岳12:00〜12:30- 行者環岳小屋12:58小休憩-P1486、13:37-小坪谷15:30渡渉に時間がかかった-つり橋16:10 ゆっくり行動して総時間 7時間40分 |
炉端山友会のオフ会で布引谷と小坪谷の出合いのつり橋から尾根を直登して、旧関電巡視路に突き上げ、その先からマタマタバリエーションで尾根を登って、行者環岳に登った。登り尾根の半分は経済みだが、P1486mからの下りは全くの未踏で、登山として通った方は少ないだろう 下り尾根は美しい巨木の多い自然林だが、テープ踏み跡等は無い。 又、地形図読みも難しく少し頭を悩ましながらリーダーで先頭を下った。 最後の小坪谷の支谷に下って、小坪谷をへ攣ったが、水量が多く正面尾根を越えるほうが早かっただろうが。沢の渡渉も良い勉強になった |
布引谷と小坪谷の出合い横に3台程度駐車できる凸地がある。車を路駐して、今日の精鋭13人は吊橋を渡って尾根先の鳥居がある所から尾根に取り付いた。 |
尾根に登るとアララ、テープと踏み跡が出た。すき者は何処にでもいるものだし、地図から山に登るルートを探すのは、登山の基本だろう このコースの最大の敵は、落石だろう。大人数の13人では落石が起こると危険だ 今回は、ヘルメットを義務付けた。 登る途中で、会の指導者、Leoさんに落石防止の歩き方を指導していただく。 アイゼントレでも習ったが、二足歩行でも、足をニュートラル状態を作り、一歩を確実に歩き体重を移動する。 体力があってもスタスタ登らないのが、落石防止の第一歩だ |
岩陵が出ると予測は立て、私とRIKO女がフル装備で、他はヘルメットのみ、ロープは8ミリ30m×2本を用意した 岩陵が出れば、全員がハーネスを着用する用意は有った。 所々にテープが有ったが古いものだ。この登り尾根は単純で旧関電道に出るまでは、迷い等は起こらないだろう ただ、尾根を塞ぐほどではないが、岩陵はでる。巻いたり直登したり、会員の力にあわす |
登り時間から標高を推測したが、それは略あっていた。それほど尾根は単純だが、小さな岩陵、浮石、落石には最大の注意が要る 地図で探しても無い棚で小休憩して、一汗もかかないで関電道に突き上げた。 関電道は整備は無く痛んでいるだろうと推測していたが、馬酔木の木が刈りはらわれ歩きよい 50m程度の距離で旧鉄塔跡にでた。見晴らしは最高だ 振り向けば、バリコヤの頭、大峰山等が見張らせた |
少し下りこみ、植林との境界を登る。 旧管理道から外れ、広尾根の植林境界を直登で登る。 植林がなくなる頃、行者環岳から西に張り出す尾根の先に岩陵が出た。 Leoさんとルートを見に登ると、バンドが有り尾根中央岩間にテープが見えた。 尾根は直登で登れそうだとOKを出した 前回はこの先で大きくアルバイトをしてしまったショウタンだ。 尾根は、一昔前の鉄山尾根やバリコヤ頭の稲村ヶ岳からのルートのようで、浮き根の尾根で足元注意の尾根だ |
樹間を上手く抜けながら登るが、石楠花が出る。石楠花をよけながら登る いったん開けた広尾根が出て、その先の石楠花を抜ければ、行者環岳山頂に出る |
山頂が狭いくらいの数十人のグループ、個人、賑やかなハイカー達に混じって、ヘルメット、ハーネス姿の私たちは見た目を驚かすだろう ユックリト食事を楽しみ集合写真を撮った サア下山だが、小屋までは登る人下る人、お山の人気はすごい 小屋前で小休止してP1486mに向かう |
P1486m手前のバイケイ草に混じって草橘が負けじと群生を作っていた |
バリエーション登山での道間違いは下りにある。コンパス角が一度違えば尾根を間違うことはざら、久々にコンパスを真剣に取った。 先頭は、私とRIKO女、後部で読図に強いS女が地図を読みながら、Leoさんの指導を受けていた 角度は合ったが地形は地図とは大きく違う。 左手に垂直部分が出て、とがった石灰岩が露出する細尾根が出た 思い思いにコースを取って下るが、13人は慎重だ。 |
ここから先で岩など出ないが急傾斜と尾根分岐、地図では読みにくい分岐だし、どの尾根先が下りよいか、先頭は迷いもあった。 とにかく、予定尾根を下る事にするが、急傾斜以外は美しい巨木が多い森で、美しいの表現がぴったりだ |
段々と尾根が広くなり小さな尾根が分岐する。 地図で見る限りどの尾根も似たり寄ったりだ。右側の尾根から凹部に下り、小坪谷の支谷に下った |
4人は正面の尾根越えで小坪谷登山道に出て、他の9人は沢から小坪谷登山道に出た これが、水量と飛び石がすべり苦労するが、渡渉方を聞いている仲間、知識は一つでも多いほうが良い 小坪谷の登山道に出て、最後尾をユックリと下った。 ところが、つり橋手前で、ゴールを祝うアーチを作り、拍手で迎えてくれた 感激で、もう少しで涙を落としてしまいそうだった。 よき仲間と登るバリエーションルートは楽しいが、それなりに危険もある よき指導者と十分の準備を持って登りたいものだ |
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カメラとGPSを忘れたショウタン、軌跡と写真は仲間から頂きました