象山から金峯神社
2018/01/30
3人
吉野町の象山(きさやま)はマイナーな里山だが、歴史の歌や古人の日記にと有名な山だが、登山道は無く登るにマイナーだ
そんな山に二度目の登山、本来なら喜佐谷の集落から象の小川沿いの近畿自然歩道を登り吉野山に出るのが一般的だ
登山なら尾根登り、ハイキングなら喜佐谷と往路に象山、復路は名知らず尾根を下った
前回の象山(きさやま)は下りに利用したが、今回は取付だ
尾根先からはどのコースでも取り付けるが、今回は体調の事も有り最短コースが良いだろうと思っていた
吉野町の県道39号線の水道橋下から取り付いたが、この取り付きは最悪で道は無くグーグル写真で現す道へ取り付けば良い

 
村中に出て登れば林道で、コンパスで象山山頂を探り、この尾根なら直登に近いと象山を目指す
登りはやや急登だが大きなブッシュも無く主尾根を目指せば良い
途中に鹿がネットに懸かり白骨化している。角を頂た
 
一つ目のピークが象山ですから主尾根を登ればいいが、ソマ道が巻き込んでいる。
ついついソマ道に入るが、地形図から見ればソマ道は象山を巻き込んでいると見て主尾根に登った
 

 
主尾根を登れば山名板が出る。
雑木間伐の最中だったが、山名板は山師の手で新しく架け替えられている。
山師が残す山名板を取り払う登山者がいる事からすれば感謝だろう。
アマチュア無線の仲間だろうか?コールサインも書かれていた。
主尾根には赤いテープが巻かれルートを示しているが、1m間隔の所もあり??チョット?
 
一ヶ所高城山や仏ヶ峰が見張らせるところが有ったのみでこの尾根は見晴らしは無い

地形図を真剣に見ていたが、隠しピークに惑わされ??三角点押垣内を間違い探して??
一つ早いと気がつくのに時間が係った
 
尾根は単調だが、現在地確認は難しい。
三角点押垣内はランドマークに最適で、シッカリ探せば現在地は確実に確認できる
体調は完璧ではなく、急傾斜は避けたいと、マタマタ出た巻き道を歩いたが、現在地を確認できている所から巻き道を選んだ
現在地が不安なら尾根越えで歩けば良い
林道が出るまで少しブッシュも巻いた
 
兎に角巻き巻きショウタンで、途中で道は消えたが、尾根に出ず斜面を巻いて558測量点下に出た。
地形図は558m測量点真下に黒線が書かれているが??その道は見当たらなかった
確実な現在地を探り地形図に書かれた吉野山方面をコンパスで探る
林道方向は間違いないだろうと林道を下った
御園方面に下る林道と出会う。
 
再度吉野方面をコンパスで探れば、方向は分かる
林道を歩けば、喜佐谷方面からの近畿自然歩道と出会う(地形図@の位置)

喜佐谷は吉野から伊勢への山道としても賑わったのか石標には、左みその 右いせ きさたに とある
その先で又道標が出る(地形図A)。
その分岐は地形図に表されず、ほんの少し先の倒れた道標の有る所が地形図には表されている
現在地から、地形図に書かれた吉野山方面をコンパスで探れば、道標どおり登っても目的の吉野山に出られると確信を持つ
道を登ってゆけば??と感じるルートだ
←Aの位置 
上千本 水分神社方面に登る
??と感じる道を登ってゆけば、測量も有り更に確信を持つ
山頂近くで道らしいところが消えるが、測量杭を見つけ登れば見晴らしが出た
墓の上だが見晴らしは最高だ
 
すぐ横が吉野山の道、道に出て登れば水分神社手前の花矢倉展望台下を通る
二人は水分山の三郎鐘を見に登るが私は登らなかった
 此方に下る
水分神社は見学せず高城山に登る
途中道が凍り、オットット 
 高城山取り付き
高城山の展望は良い

生駒、金剛、二上山 音羽山に城跡の高取山の峰、遠くには額井岳、貝平山、兄弟のように大小の富士形の竜ヶ岳と烏の塒山、覗き込めば高見山に伊勢辻山が雪をかぶる。
見晴らしは最高だ
 
 
床の傷みが激しい東屋で昼食を頂く、南に下ろうと階段を下るがこれが失敗で、南に下るなら東屋横から坂を下らなければいけない事を知る
車道に下り、金峰神社を目指す。
途中に史跡が多い
 
金峯神社の修行門からの登り道は雪が氷り注意する
 
義経の隠塔を見て、その下の展望台から展望を楽しむ。ここも最高の展望だ
 
車道に出て下山は高城山東下に下る林道から喜佐谷集落を目指す
林道は状態が良い
 ここから尾根に

三角点534mは桐ヶ谷は林道の左手に有り状態は良い。
これも最高のランドマークだ
この三角点の有る山は本堂山と言う俗称がある

 
桐ヶ谷三角点から更に下れば林道は終わる。
終点から少し引き返し尾根中央をバリバリと下るが、一部は急傾斜だった
動物道かソマ道か分からないが尾根中央に踏み跡がある
  
羊歯が行く手を阻めば開けた所を狙い尾根を修正してゆく
と下れば写真の建物が出る。たぶん浄水設備だろう
 
その先から階段が有り後はルンルン
尾根先の喜佐谷川との分岐に出る。
ここが近畿自然歩道入り口で、奥に駐車スペースがある
 
喜佐谷の川を象の小川と言ったらしい
象山を検索しているとその言葉のページが引っかかった
のどかな集落を歩けば、コレマタよく聞く桜木神社が出る
象の小川に屋根付の橋があり由緒は深そうだ
 
車道を下ればうたたね橋跡などが有り史跡は多い吉野だが、歴史に弱いショウタンだ
 
駐車地点の手前の尾根先に赤いテープが一巻きあった。
象山で見た赤いテープがここまで続いているのだろう
ピークハンターならここからの取り付きがいいのかも
 
最後にこの坂を登ればよかったと反省して車に帰った。

今日のコースの往路はほとんどブッシュは無く、帰路は尾根先で少し羊歯ブッシュだったが、これは上手く避けられた
小さな山のバリエーション、地形図を見ながら歩けば山の楽しさは倍増する。
今日も山は楽しかった。
総時間は08:00から16:20分だった
距離は山旅ロガーで11.80kmだった
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