12月6日 ウレリ村

夜は思ったより暖かかった。朝、外に出ると日ノ出が言葉に出せない美しさ。一眼レフを持ってこなかった事を悔やむ。アッカルさんが指をさした。アンナプルナヒマールが、ランジンヒマールが赤く焼け、空には雲がない。宇宙に山が浮かんでいるようだ。
だんだんと姿を変えて行くヒマールに見入った。

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

ウレリの方は朝が早い。真っ赤に照らされた家々では、朝の仕事が忙しそうだ。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します


隣の家の娘に写真を一枚頼まれた。写真はマダ貴重なウレリ村。

クリックすると元のサイズで表示します


8時ころから村の店に食事の買い出し。店と言っても粗末な物が売られている。
店の隣には精米所があり、チャパティの粉がひかれていた。ウレリは電気が豊富にあるようだ。山奥の村は水車が粉を挽いていたが、ここではモートルが唸りを上げる。
人々は日本人が来たと騒々しい。

芽の出たタマネギは本当は美味しいし、一番生命の始まり時期で体に良い。

クリックすると元のサイズで表示します

精米所の中

クリックすると元のサイズで表示します

日本の援助物資の袋が再利用されていた
クリックすると元のサイズで表示します


買い物に来た若い親子
クリックすると元のサイズで表示します


アッカルさんの通訳で話は弾む。アッカルさんは、日本人と変らない流暢な日本語を話す。ポカラダムサイトに行く際には、アッカル・グルンさんを訪ねてみよう。町のガイドはOKです。(ダムサイトの人に聞けば皆知っている。ホテルゴータマの家の隣。)
野菜や調味料を買い、帰りにロキシーを注文してマンシング宅に帰った。
マタマタ奥さんがロキシーを出して下さる。

クリックすると元のサイズで表示します


ウレリで取れる野菜


クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
葉ニンニクは美味しかった
クリックすると元のサイズで表示します


隣の方がラッシー=MOIIを持ってきてくれたがショウタンの口には合わない。アッカルさんは美味しいとお代わりをしていた。
(水牛の乳からバターを取った物の残りを発酵させた物)
又、米から作った白いビール(泡が出ない)チャンやイサラ=イスクなどを頂いた。
特筆すべきは、奥さんが庭に生えているミントで作ったソース。言葉に出せない美味しさで、ショウタンは初めての経験でした。
ヒマールは何時までも綺麗だ。

クリックすると元のサイズで表示します


午後からウレリのジャングルトレッキングに行く。学校のよこを通り、裏山に登って行く。道と言っても日本の登山道の方がよい道だ。
櫻の木が植林されていた。この村の方達は木の大切さが分っているようだし、教育レベルも高い人が多い。先ずマンシンさんのお爺さんの墓に行き、廻りを掃除。横の火葬場を見に行った。先日火葬した人の骨がマダ残っていた。本当は無くなるまで火葬するが、雨で巧く行かなかったらしい。この国の方達は遺骨は大切ではないようだ。
墓はほとんど作らないが、作っても墓参りの習慣がないようだ。

マンシンのお爺さんのお墓。村で時々見かけるこの形の物はお墓だと知った。

クリックすると元のサイズで表示します


踏み跡をたどって山にはいる。だんだんと急峻になり、人が入った形跡がある。
山にバッファローの餌取りや、薪を取りに来る人の踏み跡らしい。
薪について:ネパールの法律で薪は枯れ木のみ、しかも手で折れる大きさ以上は取っては駄目らしいが、実際は太い枯れ木を鉈で切り持ち帰っている。が、生木は取らないようだ。生木を切る事は厳しいらしい。ネパールでは薪が不足している。多くの観光客がそれを加速させているようだ。
もちろん町はLPガスが普及している。町では薪よりも安く付くとの事でした。
段々と傾斜が出てきた。上で人の声、薪を担ぎ5〜6人の女性が降りてきた。ほぼ垂直に近い崖っぷちを、サンダル履きや裸足で30kg位の薪を担いで降りてくる。すごい方達だ。

クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します

山にはランの花の木が沢山ある。本当に沢山ある。マンシンはOKと言うから持ち帰ったが、関空でランの花はラムサール条約に違反すると言われ没収された。アチャ知らなかった。ガスが出だした。ダウラギリが見える地点まで登る計画だったが、取りやめ下山した。マンシンは、この山は20年ぶり、道を思いだしながらの下山です。間違うと降りられない可能性がある。

クリックすると元のサイズで表示します


下山中上をパラグライダーが飛んだ。タンデムで飛んでいた。マンシンが指笛を鳴らす。マンシンさん宅に帰り、夜のために羊を買いに行く。希望者達が注文してその時々にさばく。ショウタンは見に行ったがチョット食欲が落ちた。

クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


マンシン宅でお茶を頂いていると、青いヘビが床下から出た来た。マンシンは殺そうとすると奥さんはやめて、ヘビは神様ですという。マンシンの奥さんが実家に帰るたびに出てくるらしい、白いヘビも出るそうだ。マンシンの奥さんは霊感者らしい。

クリックすると元のサイズで表示します


夜になり、隣の方や私たちでマタマタロキシーで宴会が始まった。隣の方は、こんな強い酒は初めてと言い、酔っぱらっていた。ロキシーは家々によって味が違う。この夜のは特別注文でした。

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
続く