八角街 バルコル
     
八角街、バルコルはラサの旧市街の中心部にある。
八角街とは巡礼環状路を意味し、大昭寺の中を一巡する道をナンコル、街を囲む道はリンゴルと呼ばれる。
八角街はラサ市で唯一の商店街で、日本の門前町のようなもの、チベットの伝統的な住居や市街が昔のままに保存されている。
チベット人達は、八角街の道を五体投地をしながら、またはマニ車をまわしながらこの聖なる道を右回りに進んで行く。
五体投地とは、全身を地面に投げだす祈りの方法で、念仏をとなえながら回すマニ車は巻き紙状の経文が入った筒だ.
その筒を一回転すると1回経を読んだことになる

マニ車を廻しながら歩く
 
チベット人達の中でも族によって髪飾りや服装が違うが、髪飾りや色使いは美しい。皮膚は焼けているが、ほぼ日本女性の顔立ちが多い
 


伝統的な履き物の女性が多い中、若い人たちはパンプスやオシャレな靴を履く女性も目立った。
ネパールのように裸足の人は見かけない
 

 
八角街を五体投地で廻る人は見かけなかったが、チベットも俗化され、西洋文明が流れ込んでいるのだろうか、
日本に宗教が入った時は大きく様変わりしていたのだろうが、このチベットにインド、ネパールとヒマラヤ山脈を乗り越え、
この地で仏教を勉強した日本の仏教学者河口慧海と多田等観の2人が滞在し、修行をした。
ネパール側でも河口慧海は有名だった。
八角街で漢族の店で昼食を取ったが、それはもう中国料理、ネパール側で食べたチベット人の食事とは大きく違った
 
歌声や他の地区で見たチベットダンスはよく似ていたが、特に歌声は、ネパールマナン県のチャメで聞いた歌声を思い出した
それもそのはず、山一つ越えた所がマナン県だ

チベットの歌手

ネパール、マナン県チャメの人々
チベットのダンサー達
 
    
続く