清名の尾から行者環小屋を目指して 2014/01/22 ショウタン |
コースタイム 新田林道P09:20-清名の尾P1135 11:45-奥駈道P1458 13:55-P1486 14:30-下山尾根ピーク 14:55-下山17:20 総時間 8時間 休息は立休憩と行動食 |
冬場の行者環岳登頂はアクセスの問題から難しいだろうが、清名の尾や天川辻(北山越)ルートで登れば比較的その確率が高くなるだろう 前回山姥三人と北山越えルートで挑んだが、時間切れ敗退で引き返した。 その時のルートを参考に清名の尾から取り付いてみた 単独でこのルートを取るには少々無謀かもしれないが、この付近の地形は知り尽くしたショウタンだが、想像以上に雪は手ごわかった |
R169の天ヶ瀬からR309に入り水太林道に入り途中から新田林道に入る この付近をマピオンにリンクしよう |
新田林道入口の橋を渡ったところに駐車して新田林道を奥に登る 直ぐにゲートが出て行者の滝やログハウス、作業小屋と見ながら奥に登ると、廃車が置かれた広場が出る その奥に小屋の土台の半分が流された小屋が見える所から、林道を分岐して清名の尾に向かって登る いくつか清名の尾に向かう林道があるが最後の所だ この広場の左手から清名の尾を目指した↑ 取り付き ↑ 最初は落石も多い 尾根が緩やかだと直登した 林道の表現は難しい、急斜面は林道を登り斜面が緩やかだと直登した とにかく尾根を目指した |
トラバース道が雪で埋もれていた↑ 主幹線分岐↑ 小屋 コンクリ舗装された道が主幹線のようだ。 大きくテープが打たれた三叉路から清名の尾を目指したが、下る方向に向かっても天川辻(北山越し)ルートで登れる この付近は外国人が植林しているようだ ソロソロツボ足だ、ワカンを付けた |
どこをどう登ったと言うより登り良いルートで尾根を目指したが、雪はだんだんと多くなり林道を外れて直登した 記憶に残るルートに突き上げた 清名の尾の尾根道 突き上げた付近は雪が飛ばされて無いが、清名の尾の林道は吹き溜まり通れる状態ではない 積雪のない尾根中央を登った |
アイゼントレとワカンのトレーニングを兼ねた山行だ。どこまでゆくと決めてはいないが、とにかくこの尾根に有る廃車トラックのタイタンを見てみたかった。が、雪で通れない林道の何処かを巻いてしまったのかタイタンは見えない 以前この尾根を通った時のタイタントラック 少しの傾斜も一人ラッセルはハードだ |
そのうちタイタンと出会うだろうと尾根中央を登ったが、タイタンに出合わない 最近R309から清名の尾に登るルートが有ると聞いていたがそこだろう、テープが出た ガスが有るが、行者環岳が姿を見せ尾根続きに大普賢岳が見え隠れする |
傾斜が出だしワカンアイゼンでは本当に一歩一歩だ 動画をリンクしてみよう |
大峰奥駈道がそこに見えるが一歩一歩、気持ちは引き返せだ、タイタンが無いでは無いかと神の声が聞こえる そこに尾根が有る。とにかく尾根に出ようと思い直し、一歩一歩、とにかく尾根まで出よう。 尾根には見慣れた道標が出た。縦走路だ。 |
思ったより雪は少ない。 悪魔がショウタン行者環小屋が呼んでると囁く。時間が気になるがエーイ行っちゃえ 最初は雪が飛ばされ歩きよいがだんだんと厳しさがました 途中の岩稜ピークの巻き道やクサタチバナのお花畑の岩ゴロゴロ付近はワカンを取り外しピッケルで確保しようかと迷うが、夏道ではなく尾根を超えた 何とか超えたが、今度は雪庇がその厳しさを見せた 下山分岐はこの状態ならロープが居るだろうと心構えをした 時間が迫るが?足は悲鳴をあげ出した 一人ラッセルだ |
雪庇を踏み外せば登り返せないだろう 時間は三時前と小屋ビバーグか下山か決断を迫った。 とにかくコンパスを取って下山の尾根を探った。 と、風が地図を私の手から奪ってしまった。シマッタ。 所が神様がその地図を木の根に引っ掛けた。タブン、モウ下山しろとい言ったのだろう ソート下山側を覗いた。雪庇が無い。下山できる 下山尾根 |
一瞬ためらう傾斜だ。雪も深そうだが行くしか無い 少し下ると黄色の古いテープが出た。ありがたい 読図で下ると時間切れだ。ツエルトやレスキュゥシートと鋸は持っている 万が一の場合、檜の小枝を切り雪面に引き詰めその上にツエルトを貼れば地面からの寒さをある程度遮断できる 読図時間が短縮できた。これで下れるだろう 前回引き返した展望台が出た。 ここからは記憶に新しいルートだ。 積雪が増えているがワカンが歩きよい 記憶で林道を外れ直下して鞍部の谷間まで時間短縮だ |
清名の尾に登ったルート分岐に登り返せば、後はヘッデンOKの林道だ 登ったコースを引き返す トレースが残っている所は林道を外れて下ったが、消えた所は林道に準じた 車が見えた ヘッデンタイムキチキチの17時23分の下山だった 新田林道入口を下山方向から見た写真 |
66回目の誕生日を迎える私にとって最後の単独ラッセルだろうが、何かしら充実感が湧きでた 褒められる山行ではないが、このルートで行者環岳小屋に一泊すれば、厳冬期の行者環岳や七曜岳に登れることを実証した コースは上手く書き表せないが地図からルートを推測して下さい 夏場や無雪期はつまらない林道歩きも厳しいルートとなって立ち向かう しんどかったがマタマタ山は楽しい |
全写真をPicasaにリンクしてみました |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |