前鬼から閼伽坂尾根、蘇漠岳、石楠花岳、前鬼周回 2018/05/20 炉端山友会にて |
駐車場〜前鬼30分 小仲坊〜閼伽坂峠(地蔵)35分 閼伽坂峠〜二つ岩120分 二つ岩〜太古の辻50分 太古の辻〜蘇漠岳経由、石楠花岳50分 石楠花岳〜前鬼130分 駐車場へ25分 総時間8時間30分休憩含む (休憩はユックリと) |
前鬼閼伽坂尾根を登り、太古の辻、蘇漠岳、石楠花岳、前鬼と大峰奥駈道のマイナールートを石楠花と緑の尾根を楽しむ目的でオフ会を開きました コースは、何処も綺麗ですが、冬枯れのときのように珍しい方面の景色は見えませんでしたが、緑の尾根は綺麗で植林の無い尾根は感動が有るほどでした。ただ、最近の気候変動が、巨木になった石楠花や、栂の大木、ヒメシャラと多くの木が倒れ痛々しい所も有りました |
山行時間は8〜9時間とのリーダーの予想から、前鬼を7時40分に登山開始です。 駐車場には前鬼川の沢登りの方たちが、入渓準備をしていました 雑に置かれた車の並列駐車をお願いしました 前鬼まで林道歩きは約30分です 前鬼では、小仲坊が営業中で見学をしていると新宮山彦ぐるーぷが、大日岳の大日如来像の修復にやってきました 修理材で一番の苦労は砂の持ち上げです。 新宮山彦ぐるーぷのリーダーから、小分けされた砂袋を一人約2.5gを持ち揚げを依頼されました 金剛山の登山道を修復経験のある炉端山友会のメンバーは軽く引き受けます。 新宮山彦ぐるーぷの皆様と、新宮山彦ぐるーぷの皆様の材料持ち上げの様子 |
私達は小仲坊下から裏行場の垢取り場に向かって行場道を行こうとするが、アララ、何時も行く道ですが取り付き不明になりウロウロ 元に戻りなおして小仲坊玄関前の門横から山裾に入れば道は分かりよいです 途中で少し道が抜けているところもありますが、行者の通行が多くなれば道はハッキリとしてきます この時期はまだ通行が少ないです 閼伽坂峠には地蔵が有り道標が設置されています |
閼伽坂尾根は完全自然林で、登りに関してはコース間違いなどは先ず無いでしょう マークがシッカリと有りますが初めてならコンパス取りは疎かにしないでください 途中の巨木や樹間から見える大峰の主峰の釈迦ヶ岳、五百羅漢、孔雀岳、と美しいです |
大峰奥駈道に出合う所は小さな鎖が設置された急傾斜です 落石が無いか、クライミング経験者に確認してもらってから順次登りましたが、落石を起こすような石は有りませんでした |
奥駈道に出て一登りで二つ岩に出ます。 少し長い休憩を取りました。何せ自分の荷物プラス2.5kgは重く感じ出します |
二つ岩からはワイルドな道と成ってゆきますが、大日谷から上に階段設備が有りますが、やはり重量物を持つと階段は非常に疲れます 私は体調の関係で仲間に砂袋をとってもらいました。 シロヤシオと千手岳が美しいです |
太古の辻で昼食休憩です。 セクラベ石周辺はシロヤシオ、大日岳を見上げると赤ヤシオ、と美しい景色の所です 此処から先は南奥駈道と成ってゆきます。 新宮山彦ぐるーぷが廃仏毀釈令以来途絶え、道がなくなっていたのを世界遺産に登録されるまでに復元した修験の古道です ここに持ち上げた砂をデポして、後は新宮山彦ぐるーぷの皆様に託します 大日岳では、新宮山彦ぐるーぷが倒れた仏像の仮修復と今後のセメント練に必要な水を雨水からとる設備を設置したそうです この銅像も岡田雅行(オニ雅)氏が持ち上げたものです。 今と違い下北山村から牛抱峠を越えて前鬼に入る古道は険しい道の一言で、今その古道を探ればオニ雅の強力に驚かされるでしょう |
蘇漠岳に向かって登り始めますが、石楠花目的だったのですが、石楠花は終わりに近く、目的が変わったようにシロヤシオのトンネルです |
天狗が舞を舞ったと言う謂れの石に登り舞を踊る会員と前鬼大峰大天狗と書かれた石佛 |
石楠花岳はルートより上に有り見過ごされやすい位置に有ります。 良く間違った位置に道標が設置されることから其の位置が間違われやすい所です |
尾根を東に下ります 下るにつれ石楠花の尾根と成りますが、春の嵐で巨木に成った石楠花が倒されていました 其の姿は少し痛々しい所も有りましたが、最後まで私達の来るのを待っていた石楠花は美しい 広尾根や尾根分岐では方向取りに注意が要ります テープ類は少なく尾根を忠実に歩く事をお勧めいたします |
1224mから少し急傾斜を下り其の先の丸いピークに小さな道標が有り前鬼に下ります 此処からの下り尾根は特別難しいわけでは無いですが、倒木や捨てテープに注意の要る下りです 体力の差のある16人は離れがちに成りますが、ここは目の届く範囲で行動したい物です |
尾根先になるほど険路と成りますが、マークが有り忠実に下れば、小仲坊の水源が有ります 下りルートは難しいですが、分からなければ取水パイプに沿って下れば前鬼に出ます 取水パイプ沿いから枯れ沢を越えて奥駈道に出ましたが、ここは地形図から其の方向を確認すると案外簡単道に出ます 古い木橋と、祠が目標のところです。 古いがテープが巻かれています。 写真は手振れが激しい物しかなくごめんなさい |
後は五鬼の宿坊跡を見ながら下ればいいです 丁度、下山していた新宮山彦ぐるーぷの皆様や、小仲坊のご主人五鬼助義之氏と別れて林道を最短でパス道を下りました |
前鬼からのコースは整備は有るがワイルドです。 初心者向きコースでは有りません 体力と技量を考えて登られる事をお勧めいたします |
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